皆様こんにちは。栄養を科学する抗加齢歯科医、森永宏喜です。
先週末は京都で2年ぶりに開催された日本抗加齢医学会総会に参加しておりました。
オンラインに「慣れさせられた」私たちにとって、リアルに聴講し質問し、久しぶりの友人と言葉を交わすことがどれだけ大事かということを再認識しました。
学術情報の収穫も多く、とても有意義な2日間だったのですが、一つだけ残念なことが。日曜日に大阪で開催された、友人の佐々木みのり先生の出版記念講演会への参加が叶わなかったのです。
みのり先生が「痛み かゆみ 便秘に悩んだら オシリを洗うのはやめなさい」(あさ出版)を上梓されたのは昨年末のこと。
全国各地に緊急事態宣言も発令されていたこともあり、あまり出版に適した状況とは言えませんでした。
「オシリを洗うな、という本は類書は余りないよね。面白そうだな」
そう思った私は早速拝読してみました。
・・・目からウロコが何枚はがれ落ちたことでしょう。特に出残り便秘については
「これは一般人の便秘の概念が変わる」
と確信しました。
ですが、いくら優れた内容でも読者の手に渡らない限り広まることはありません。私は以前からお世話になっている尾藤克之さんにこの作品をご紹介することにしました。
尾藤さんは幅広い分野の文章を雑誌やWebに投稿しているコラムニストですが、本の紹介記事も多数書かれています。しかしいわゆる「売り込み」には全く応じませんし、紹介を受けても全ての本を採用はしません。
ご自分が「伝えるべきだ」と思ったものしか取り上げないのです。
ですから、みのり先生には
「私から尾藤さんにお願いしてみます。取り上げてもらえるかどうかわからないけど、お送りしてみませんか?」
とお話しました。
みのり先生の「もちろんです!」との返信を頂いてから暫くして、尾藤さんから短いメッセージが。
「良書でした!!」
この後、本書が爆発的に売れていったのは、尾藤さんがコラムに取り上げヤフーニュースなどに掲載されたことはもちろんですが、それだけではありません。
リアルの書店でも店員さんが「これは売れる!」と直感し、平積みや専門コーナーなどで大々的にプロモーションしたおかげとも聞いています。
それにしても、「新人著者の本は、まず2刷が出せるかが勝負」といわれる昨今の出版業界で10刷・3万部には腰を抜かしますね。
いま私の手元には、貴重な貴重な初版本があります。ベストセラーの初版本を持てるシアワセ。みのり先生、尾藤さん、ありがとうございます
※サンプル動画あり
(監訳させて頂きました)
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