こんにちは、神社伝書びと 守本です。

去年巡った伊勢神宮シリーズ
シリーズというほどちゃんとした連続もの
にはならないかもしれませんが(^^;)
なんとなく進めて行こうと思います。

少し神社にお詳しい方なら
よくご存知の情報だと思いますが、
伊勢神宮の正式名は、「神宮」です。
それを、紛らわしくないように
「伊勢の神宮」と地名を添えて呼んでいた
ものが、「伊勢神宮」と一般に
呼ばれるようになりました。

ですので、タイトルには「伊勢神宮」と
しますが、本文は「神宮」で統一して
書きますね。

2020年9月の連休に、半ば強引に
いくことを決めた伊勢。

福岡からは、大阪経由で行くか、
名古屋経由で行くかのどちらかが
メインだと思います。
多分、ツアーなどは大阪経由が多いのかも
しれませんが(こちらの方がリーズナブル)
私は少しだけ移動時間が短い名古屋ルート
を選択しました。

九州の方のために
少し説明しますと、近鉄が発売している
「伊勢神宮参拝きっぷ」というのが
ありましてね、これを買うと少しお得な
ようでした。(大阪、京都、名古屋発あり)



何より、現地の移動に乗り放題がつくのは
土地勘がない者には良いかな
と思ったのです。

だけど、ちょっと皆さん知ってます?
このきっぷ、購入当日には使えないのです。
だから前日までに入手しないと
いけないのですが、ご存知のとおり、
福岡には近鉄がありません。
このきっぷ、ネット販売もしてなくて、
近鉄の特定の駅で買うか、
大手旅行会社で買うかしかありません。

ちょっと考えて、奈良にいるお友達に
送ってもらえるか尋ねてみたのですよ。
お友達はすぐに反応してくれてたのですが
私の方が対応が遅くて、
タイミングが合わずに、出発前日までに
チケットを入手するのは無理でした。

そこで日○旅行さんの天神支店に行って
聞いてみたのですが、きっぷの発行手数料
として、別に2000円が必要らしく汗
それでは全然お得ではなくなります。
上乗せしてまで乗り放題が必要かというと
「うーん」でしたので、やめました。
結果、私の神社巡りの場合には
必要ないきっぷでした。

まあ、そんなこんなで
私は新幹線で名古屋まで行き、
近鉄名古屋から特急に乗って、
伊勢市駅まで行くことに。
宿は伊勢市駅近くのビジホにしました。

この日の行程どおりではないのですが、
まずは二見輿玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)
からご紹介しようと思います。

伊勢シリーズの記事は巡った順に
ゆるっと進めると予告しましたが、
多くの人がここからご参拝をスタートする
と思いますので、最初の記事としました。

ご存知の方も多いとは思いますが、
日本の景勝地として名高い二見浦の浜は
かつて「清き渚」と呼ばれ、神宮に参拝を
しようとする人が、渚で水浴びをしてから
行く「浜参宮」という習わしがありました。

現在は二見興玉神社で「無垢塩祓い」
(海藻で作られた御幣でのお祓い)を
受けてその代わりとしているそうです。
住民の方は、今でも重要な祭典の前には
必ず浜参宮をされるのだとか。

私が伊勢で最初にご参拝したのは
ここではありませんが、その後ちょうど
夕陽の時間帯に行けそうだったので、
ご参拝に行くことにしました。
(決してこの神社を軽視してるわけではなく、
時間が少しでもあれば神宮ご参拝の時間に
充てたいとの思いから後回しにしました。)

伊勢市駅から、JR参宮線に乗って
二見浦駅に着きました。
ここからは徒歩15分ほどです。


ちなみに、三重交通バスで行けば徒歩6分
ですが、接続の関係でこちらになりました。
(参拝きっぷを買っていたとしても使えなかったです)


歩く距離は1キロほどありましたが、
途中から浜辺を歩いたので、
普通に夕暮れの楽しいお散歩でした。

二の鳥居です。
はじめてのご参拝です。



鳥居をくぐり、海を横に見ながら
進みます。
すると、進むにつれ、どんどん人の数が
増えていきました。

特徴的な夫婦岩が見えてきました!


写真を…撮りたいんだけど、
すんごい人が多くて、
カメラを岩に向かって差し出しても、
他の人のカメラが私のレンズの
前にかぶるくらいの過密さで、
写真がなかなか撮れませんあせる

そしてなんか、蛙の石像が多い…




その時は知らなかったけど、蛙は
御祭神の使いとされているのだとか。
手水舎も、蛙が水を吐き出しています。
この蛙に水をかけると願いが叶う
のだとか。


社殿に向かいます。


わーあせる
急がないと、時間的にご朱印もらえなく
なっちゃうあせる

そして、社殿の写真も
人が多くて撮れない〜あせる
せめてという感じで、近づいた時に
(前の人がいなくなった瞬間)
撮りました。


17時をまわりましたが、ご朱印は
ギリギリいただけました。
記憶があやふやなのですが、確か、書き置き
のものしか授与されてなかったと思います。
後で載せますね。

こちらの御祭神は、猿田彦大神さまです。
ご由緒ですが、
wikipediaさんでは、
「夫婦岩の沖合約700メートルの
海中に沈む、祭神・猿田彦大神縁の
興玉神石を拝する神社」とあり、

公式サイトでは、ご由緒が難しい文で
書かれていますが、ざっくり要約すると

猿田彦大神さまは、天孫降臨の際に
天孫を導いたあと、この地に
住まわれたそうです。
後に、垂仁天皇の皇女ヤマトヒメさまが
アマテラスさまと共に二見浦で
舟を停泊されたとき、興玉大神
(サルタヒコさまのこと)は
海上の厳島に立ち御神幸を守護された、
ともあります。

あまり正確ではないと思いますが
そういうように読めました。
間違っていたらすみません。
公式のものはこちらです→

夕方遅かったからかもしれませんが、
御祭神のお姿は見えませんでした。
しかし、人々の猿田彦さまへの
真摯な祈りの場であることは
感じ取れました。
ザワザワしてない時にご参拝してみたいけど
できないんだろうな…
三重県で2番目に参拝者が多い神社なのだ
そうです。1番目はおわかりですよね 笑。

社殿の後側に行くと、さらに夫婦岩に
近づくことができます。
夫婦岩の正面に向かって鳥居があり、
「日の出要遥拝所」となっています。
藁で編んだような輪っかが捧げられていました。
輪注連縄と書いてあります。




ここで「人・鳥居・夫婦岩」のセットの
記念写真を撮る人が多くて、
全体がわかる写真は撮れませんでしたが
輪っかを体の痛みがある部分に当ててから
お納めをすると、痛みが取れる
とこのことでした。

私は痛いところはなかったので、
トライはしませんでした。
でも、今写真を見たら、これで穢れ祓いも
できたんですね。
人が多くてそそくさと退散しました。

社殿の背後まで行くと、夫婦岩の
近くまで行けます。
やっとまともな写真が撮れました。


このしめ縄、実は五連なんですよ。
(と思う)


「天の岩屋」です。


ご由緒は、公式HPから引用させて
いただきます。
参道の突堤のほとりに東面の岩窟がありますが、
この岩窟は往古より宇迦御魂大神を祀った
三宮神社がご鎮座されておりましたが、
文禄年間に外側の境内に遷祀されました。
古来より日の出を拝む夫婦岩とともに
日の大神がお隠れになった天の岩屋と
伝えられて崇拝されております。



中は岩窟になっています。


全然知りませんでしたが、夫婦岩から
まだ先まで参道は続いており、
他にも竜宮社などのお社がいくつか
あったようです。行きそびれました。



ご朱印です。
浜参宮とありますね。


この日の予定は終了となりましたが、
日暮れまでもう少しという感じでした。

例によってお昼ご飯は食べそびれ、
どこかで「伊勢うどん」を食べたいな〜
と思っていたので、夕陽待ちの時間を
ここのお土産屋さんに入り、伊勢うどんを
いただいて過ごしました。

伊勢うどん、初めて見た時は衝撃でした。

黒い液体の上に、どーんと
うどんが乗ってるのを見て、
色に驚いたんです笑
九州では「ぶっかけうどん」は
あまりポピュラーではないし、
伊勢うどんは温かいので、
「ぶっかけうどん」でもないと思う。
釜揚げならお湯だから黒ではないし。
だから、本当に想像できない代物でした。

だけど、初めての時とても美味しかった
ので、この日も是非食べたかったのです。



この日の夜ご飯になるので
(この日一食ともいう)ちょっと贅沢に
松坂牛入りの伊勢うどんにしました。
きっと神宮参道に有名なお店とかも
あるんでしょうが、比べられる程
食べたことがないので、
こだわりはなく、とても美味しく
いただきました。

二見浦の夕陽です。夫婦岩からは
かなり離れています。


その日の夜、ホテルのフロントで
「えーー!」ってことがありましたが…
その話は、またいずれ。

次回は、神宮の外宮になります。
いろいろありました 笑。

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前回の記事ではコメントにお返事を
書かないと予告していましたが、
コメント欄に質問がありましたので、
他の方にもご参考になる点が
あるかとも思い、
ここで回答させていただきます。

宝石赤ご質問(要約)宝石赤
神社では私自身の感覚を同調させる為に、
五感で楽しんでますが
より神様とお近づきになる為に
少しステップしたコツなどありますか?

宝石ブルー回答宝石ブルー
「五感を使って」同調されてるのですね。
素晴らしいです!
ステップという程のことではないですが、
私の場合は、感じたことをメモします。
意味不明な文字とか図形とかの時もあり
ますが、後になってわかるときもあるので
お勧めです。それに、向き不向きあるかも
ですが、書き出すと、勝手にサラサラと
言葉が降りてくることもありますので、
そうなるとステップアップと言えるのかも
しれませんね。ウインク
メモでなくとも、得意なもので。例えば、
感じたことを絵とか音楽とかで表現するよう
習慣化すると、第六感に近いものが養われる
かもしれません。

お役に立ったでしょうか?

naena0608さんも、いつも素晴らしいコメント
ありがとうございます♪
本当に、「おごらない」私たちでありたいですね。