こんにちは、神社伝書びと 守本です。

2023年秋のプチ鹿児島神社巡りについて

書いています。

 

これまでの記事はこちら

 

 

 

 

指宿神社の後は、1社だけ参拝時間が

ありそうでした。

そこで、帰る方向に移動しながらご参拝

することにしたのが、鹿児島市にある

照国神社です。

鹿児島中央駅までいったん戻って、

路面電車に乗り換えて、天文館駅で

下車 そこから徒歩です。

10分かそこらの距離なんですが、

この日は気温35℃になる暑さで、

汗だくでやっと着きました。

 

めちゃくちゃ立派な鳥居です。

 

御由緒書です。

ここ照国神社のご祭神は、照国大明神こと

第11代薩摩藩主 島津斉彬さまです。

島津斉彬(しまづなりあきら)さまは幕末の時代

ダイナミックに日本と海外の関係を見据えて

たくさんの技術革命を起こした人物と言われています。

 

洋式産業を集積させた集成館と呼ばれる工場を

作り、溶鉱炉、大小砲銃、農具、刀剣、アルコール、

金銀分析、めっき、硫酸など各種酸類、塩など

様々なものをそこで作ったそうです。

洋式帆船、洋式軍艦、蒸気船など造船も手がけ、 

また海外のガラス細工に着目し、これに日本の高い

技術力を注いで美しい薩摩切子を生み出したのも

斉彬さまなんだそうです。

日本を強い国、豊かな国にしようと信念を持って

尽力してくださった方なのですね。

西郷隆盛を見出して政治家として育てたのも

島津斉彬さまなのだそうですよ。

 

たった7年の治世だったそうですが、斉彬さまを

崇敬する民らの運動によって建立されたのが

ここ照国神社です。

 

まず見えてくるのが、この異様な植栽。

な。。なんですか?これ。

説明がありました。

 

これは、昭和37年に中塚製薬の社長さんが

献木されたイヌマキの木で、御祭神の名から

斉の字をいただいた「斉鶴」という名なのだ

そうです。樹齢200年だそうですよ。

 

立派な手水舎です。

当たり前だけどご神門は島津家の家紋

「丸に十字」なんだな、と思って撮りました。

家紋に詳しいわけじゃないけど、

大好きな薩摩蒸気屋の「かすたどん」

のパッケージ模様なんですよね。ニコニコ

 

ご神門が見えてきました。

 

ご神門の向こうに拝殿が見えてきます。

重厚な造りですね。

 

 

拝殿です。正面の写真は後で載せますね。

 

時間は16時くらいだったんですが

島津斉彬さまとお話することはできませんでした。

 

 

ただ、別の機会にここに来ても

斉彬さまにお会いできることはないような

気がしました。

 

というのは、斉彬さまはお社に収まるような

方ではなく、大きな鳥のように翼を広げて

空を滑空しながら、今も民を見守っておられる

そんなようなイメージがしたからです。

ここは、斉彬さまを慕う人々の想いの拠り所

として祈る場所としての役割があって、祈りの

声は、斉彬さまが空から笑って聞いてくださっ

てるような気がしました。

 

 

あ・・・・・・

空に大きな鳥が!!!

 

火の鳥みたいな姿の雲がお社の上に

見えました。

 

 

拝殿に向かって右側の空間に向かって

歩きますと、、、

 

斉彬さまの像がありました。

光が降り注いでいますね。

 

その先にもお社がありました。

 

 

護国神社頓宮とあります。

 

拝殿の方に戻り、前を横切って

拝殿の左側の方に行きますと、、

 

保食(うけもち)神社があります。

島津家は稲荷神を大切にしていたそうです。

 

存在感のある稲荷さまでした。

 

その向こうに伸びる小道がありました。

少し先に鳥居が小さく見えています。

 

 

この小道は渓流のせせらぎに沿って

伸びていて、鳥居はせせらぎを渡った先に

ありました。

 

 

鳥居に着きました。

 

めちゃくちゃ光が写ってしまったので

撮り直し。「水宮」とあります。

 

鳥居をくぐると、たくさんの祠があります。

人様のブログで教えていただいたのですが

鹿児島では内神(うちがみ)信仰というのがあり

古くは屋敷内にこの内神を祀っていたのだとか。

これは、役目を終えた内神様の祠がここに

安置されているのだとか・・・

 

 

一番奥の祠には神様がいらっしゃいました。

こちらは藩政時代に彫られた井戸を祀って

いるのだそうです。

せせらぎの音と、さわやかな風の清浄な

空間でした。

 

 

御朱印です。

image

 

さて、天文館というエリアにせっかくきたので

絶対に行きたいところがありました。

 

 

天文館むじゃき。

 

ご存知ですか? かき氷の白熊の発祥地です。

 

 

すごく暑い日だったので、めちゃくちゃ人が

並んでいました。

それでも本場の白熊を食べたい気持ちが

勝ちました。

 

やっと席につきました。

いろいろバリエーションはあるけど、やはり

せっかくなので白熊にします。

普通サイズはとても大きくて、2人でつついて

ちょうどいいくらいです。

 

 

・・・・が、汗だくだし、ここは頑張って普通サイズです。

上から見たら白熊の顔に見えることが

名前の由来なんですよ。

 

おいし~~~~いいラブ飛び出すハート
少しだけ残しましたが、けっこう食べました。

 

 

それでは、鹿児島旅はこれでおしまい。

 
次回は、宗像大社です。

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