声迷線の彷彿線 どこ行き? -76ページ目

サレンダー




綿飴みたいな
鉛色の入道雲を
抜け出したら

そこら辺りに
転がる
あれやこれやも
放り投げて

君の下に
辿り着けたら
良いのに

そうしたら
珈琲でも飲んで
一息付けるのに

さりとて現実は
ままならず
非日常的な日常は
見た所 錯覚で

夢は宙ぶらりんの
まま
未来と云う視界は
永劫に閉ざされた
かの様

捲る日捲り
影を成して
浮かぶは
サレンダー
萎む向日葵

其れでも
また明日は
日が登る
自由が欲しいなら
振り解け
其れが出来ぬなら

せめて惰性でも
胸を張れば良い
諦めるには
遅い所まで
既に来て居るのだから

cold fineder



縁取られた月が欠ける
真夜中過ぎの希望が
首をもたげる

億劫に成る事さえ
億劫に成る
午前1時

見えない程の
あまりに美しい
凍えた色

今 まさに
消えようとしてる
パズルの様に

もう二度と
戻せ無い

覗かせてくれ
真実を

眠れぬ夜

眠れる森
迷い道
汗ばむユビサキは
何処へ

惑う唇
蒼い雨
泣きじゃくる君は
此処に

もう少し
風が凪いだら
伝う頬の雫を
拭ってやれるのに

紡げ無い言葉は
淀み無い酸素と
触れ合って
溶け合って
何時しか
何もかも消え失せて

動か無いままなら
掌に握った情熱も
無くなって
無くなって
無情に晒されて
行くだけなのに

刹那の日常に
流されては揺れて
喜びの無いまま
夜は通り過ぎて
灰になる…

僕を残して…