声迷線の彷彿線 どこ行き? -77ページ目

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何処まで歩いても
ぬかるみで

幾ら目を凝らしても
暗闇で

どれ程の時間を
費やしたとて
得る物は無し

嗚呼…いったい
何処へと
向かえば良いのだろう










赤い世界

そこはかとない
哀しさと
そこはかとない
虚しさと
そこはかとない
儚さに
彩られた世界

白黒でも
蒼でも
緑でも無い
無い視界

可哀想な羊みたく
震える事は無く
且つ雄々しい虎
でも無い
汚い鼠の様

さりとて
変わる事無く
流れ続ける
血色の世界

其れが僕の世界
まるで泥沼の様に
深く歪んだ世界








救助の予定は
未だたたない









時雨

ひとつ ふたつ
指折りながら
数え唄

今眼前に在る
現象が
まるで
絵空事の様

道端に咲く花弁に
セピア色
染みて行く
染みて行く

淡く たゆたう
空白な空気
それは まるで
僕の様

今眼前の出来事も
如何とも
し難い模様

何処からとも無く
声が聞こえてくる
綺麗で
とても心細く

そう
一夏に咲いては
消える
恋 花火のように
儚く 咲いては
散って

忘却の彼方に
消えて行く
此の世の
忙しなさよ

一時の幻