声迷線の彷彿線 どこ行き? -60ページ目

歩道


太陽はもう
消えたんだって
誰かが言ってた

月はもう
消えたんだって
誰かが言ってた

僕らは微かな
星明かりを
頼りに
歩いて行く

薄暗い道を

涙を落としても
帰る路など無くて

只 季節が移ろうだけ
風が透き通る
冬の終わり
足跡を消して

静かに何もかも
泡に消え行く

ミザリー


今日は天気が
良いから
少し歩調を変えて
歩く

この青空の下
君は何を超えて行く?

僕は相変わらずの
毎日で
意図して変動の無い
時間に
晒されているよ

少し過ぎる
確信犯的な
予兆の兆しが来て

夢見し頃
果てはさらりと
音を立ててしなる

だからこんな夜には
眠り薬を混ぜて
更なる想いを
カクテルしたい

カオスティックな光に導かれるまま

そして今日を
終わりにしよう
苛まれる明日へ
身を投じる為に
我が身犠牲にして

濃紺



包み込む
その手の中に
淑やかに暗い闇を
宇宙を超えて
遥か何処へ

タナトスは待って居る

不自由な身体を捨て
深遠なるまで
解放しよう

そして
ゆっくりと
溶けて