声迷線の彷彿線 どこ行き? -58ページ目

ヨルガキレイ

夜が綺麗



其れだけで





生きて良いんだと






云われた気がした




零時前








不熟の君



君がくれた果実は
まだ熟れて無くて
苦い味がした
まるで
僕らの様だねと
君に言い掛けて
澱んだ

実らぬ恋路
求めても
最早虚しさすら
覚えずに
ただ ひたすらに
過ぎて行く
月日が
拍車を駆けて行く

想い出も涙も
君をこの場に
留めて置けない

冷え切った風が
泣いた
もう終わりは
近いと

重ね塗りで描いた
季節は
彩りを忘れて

二度と無い
あの日の様に
甘い香りを

そっと偲ばせて

RPG



絶望とは
希望しか
持て無い者の特権か?

いやはや
そんなんじゃ
無いでしょう

ゲームの中の
勇者で
在るまいし
逸れ程
強く無いでしょう

世の中
甘く無いし
世知辛いし

グダグダと
ぐた巻いて
溜め息吐いて

這いつくばって
空見上げて
それで持って

生きてく
其れだけなんだ