声迷線の彷彿線 どこ行き? -188ページ目

gardening

まだ たまには
痛いくらいの風が
吹き付けて

白い砂と長い影を
淡い匂いを
舞い上がらせるよ

落とした睫毛の
延長線には
新しい生命の気配

不器用に
躊躇いがちに
躍る蕾達

まるで
頬染める様に
色付いていくから

少し座り込んだ

見渡せば
そこには
澄みきった春色に

彩られてる季節が
陽射しが待ってる

うつむいて
立ち止まり
悩むのもあるけれど

美しい世界を
広がっていく光を
描いて

この青過ぎる
空の下
繋がっている
僕らの想いを

この部屋から
キミの目に映る
この花壇まで

途切れも無く
胸に抱えて

永遠の
その手前まで
奇麗に咲かせるから

そんなに息を
殺さないで
笑ってごらんよ

肩の力抜いてさ

Gravity

何と無しに
目覚めた朝

閉じかけそうな瞼に
朝陽を投げ入れる

ため息を零しながら
窓を開け放てば

掌のなかに
透き通る風を
受け止める

今日の町並みは
賑やかで色彩豊富

浮き足だった
水溜まりのドットは
花柄の傘に重ね着
してる

行く宛ては無いけれど
少しだけ…

履き古した
靴でもって
踏み締めて
みようかな?

この設置地点を

今、この重力に
置ける

僕の躰も
アスファルトも
空や雲の流れも

この声も
草木の蜜も
乾かない心の
潤いも

すべて広がって
星を指し示し
繋がって行く

例え見えなくとも
例え聞こえなくとも
瞬き常に
そこはかとなく
在るものだから

導きを頼りに
奏で出すんだ

パプリカ

原色に彩られた
窓から見える景色は
天幕に揺れて
様々に浮かんでは
消えて

記憶の容量を
飛び越しては
瞳から
独り歩きして行く

キラキラと
瞬きする世界で
弾けて飛び散る

中身の無いまま
スカスカのままで
種を吐き出して

カラフルな枝葉を
伸び散らかす
無言の夜に
無限とばかりに