声迷線の彷彿線 どこ行き? -171ページ目

紫と茜の間

流れる雲の多さに
目眩して
廻るのは太陽

湿る土の匂い
感じながら
深く潜る

向こう側にかざす
金環の月
憂いの色を
水にたたえて

しなやかな
指先で
さざ波をくゆらす

蒼暗い海に
全て飲み込まれる前
の瞬間を
描写して

轟く鉄の悲哀に
心預けてる

ベランダにて

空が撒き散らした
光の粒を
足蹴にしないで

務めて子犬抱く
様に
大事そうに集めて

枯れてしまった
花を添えて

はしゃぎ忘れた
腕絡めて

硝子に咲いた
意味を確かめ
息殺してた…

まだ作りかけですか?
風が散らかして
聞いてきた

振り返りを
待たないまま

新しさの気配がしてた

忘れてしまった
色数えて

なぞり憂いた
胸解いて

ベランダに咲いた
影羨んで
重ねてみた

見ない方が良いですか?

雲が顔背け
しかめてた

聞こえないふり
してるまま

明日が纏りついてた

また音に潜りこんで
息を吐くのを
待ってた

α≒β

全て…始まりは
何かしら
軌道があり

それに基づいて
動いている

けれども
其れを
外して

新たな物へと
潜り並べ変え
何者にも
成し得ない

感覚の関係を
想像し
創造して
みるべきだ


きっと
其れは
傍からみれば

浅はかに映るだろう
でも
僕の眼には鮮やかに
映るだろう


何人にも囚われない
と云う
名の鎖に
夢を見よう


そして
自分二人だけの
世界を
積上げ
紡いで行こう


止まる事も
振り向く事も無い
世界を…