声迷線の彷彿線 どこ行き? -169ページ目

シトシトと雨が降る
小刻みにテンポよく

曇った瞳の濁りを
洗い流してくれる
冷たさを携えて

澄みきり過ぎちゃった
晴れた日の空は
気分をソワソワ
させるから

砂漠に落っこちた
かたつむりみたいに
殻のなかに
閉じこもるんだ

だけどもね
目の前が
暗転するくらいの
頭痛が腕組んできて

不快指数は
上がるけど

それでもね
胸の奥が
乾かないように
濡らして欲しいんだよ
僕の気持ち汲んで

シトシトと雨は降る
小刻みにテンポよく

僕の呼吸と靴音に
寄り添い歩いて
くれてるように

Bed Room Moon

砂絵の様に
星の瞬き達は
街灯に絡んでは
滲んでいく
馴染んでいく

そして空には
儚さの粒子が
酷くなって
心のうち
悲しくするの
寒くするの

窓の外
目を向けてみたら
満天の輝きに
負けないモノが
ぽつんと佇んで
いたんだ

見上げる度に
何故か切なくて
それでもなんだか
愛しくて
光の具合が優しくて

いつか感じた
あの気持ちの様で

安らぎを知らぬ
武器みたいに
終わりを嫌う
旅人みたいに

永遠を望む
恋人みたいに

僕は それを
じっと眺め
癒されていたいんだ

濡 火

茹だるくらいの暑い
昼下り

ふと 過ぎり繰り返す
頭に響く声
胸を掻き毟る

踏み出す 歩
押し止めるのは
咳込む 煌めき

過剰な小指は
飽和を越えて

破裂し 炸裂する
網膜に焼き付いたまま
我儘な独占的 占有率 限界知れずなの
皆が誰も

それでも…
燃え上がる炎群に
身を焦がして

唄い 飛び続けるよ
水面に揺れ
それぞれの想いを
巡らすように