声迷線の彷彿線 どこ行き? -165ページ目

日向ぼっこ、いなたい心

依りべを捜す程の
輝く陽射しが
この街にも
心のうちにも
仰々しく
降り注いで

熱中症のきらいが
あるから
角膜を付け替える

石灰質で造られた
蜃気楼から
眼を離せば

遡って来る時に
迎合しえるのか…

瞼を閉じて
配列を変えて
緑と黄色が
見える様に

肺のなかの
二酸化炭素を
振り絞る様に
吐き出したら

まばゆさばかりを
追い求めないで

涙ぐみそうな思いで
その肩を震わせて


valve

日々塞き止めていく
ネガティブさで
身体のうちが
決壊しない様
鼓動は速くなる

それでも
賢くなった分だけ
言葉で取り繕って
重さに耐え兼ねて
氾濫して
足元を泥塗れにする

だから 今
胸の左側辺りに
ついてるはずの
バルブを全開で
捻ってしまって

頭のなかの世迷言と
血中濃度の高い
ドロドロした思いを

排水口へと全て
追い落としてやるんだ

こんな珍しく
目覚めの良い朝には

白い壁


パーティションで
隔てられた
今日という軸の裏側を
出来損ないの立方体
跨いで覗いて見たい

どんなプロット描いて待ち構えるのか

分岐点は変更線と
水平に識別不能の
距離を保って

頭のなかの集積回路は様々な記憶と記録を
統合して

触れた事の無い明日を錯覚させて行く

思案し過ぎる定義を
委ねてみたりしながら
脱出しない
この空間で
また新たに
想像を開始してみる

羊を数え終わる頃
みたいに