声迷線の彷彿線 どこ行き? -166ページ目

光彩

まどろんで浮遊
流れている無名の夢
錆びない様に
凝らしている

物語は新鮮味を欠き
予想の範疇を
超えられず

いつの時も
軽薄さを醸し出して
逃げる

暗がりの部屋に
浮かび上がる
紅い置き時計の様に

曖昧を打ち崩す程の
冷ややかな陰影で
照らしてみたい

カラメル

甘い甘い囁きは
苦いにがい嘘

焦がして
こびりつかない様に
上手い具合に
言い逃れて

妥当な点まで
引っ張って
線を引こう

言葉を絡める様に

バースト

口をついた言葉が
連なりアスファルト
へと
その形を変えながら
道を作っていく

振り返り笑いながら
燃え散った灰を
蹴散らす

景観はそのまま
擦り抜けて

灼熱の向こう側へ
走り去って行け