声迷線の彷彿線 どこ行き? -150ページ目

Ashes world

上を向いても
下を向いても
灰色に見える世界だ

弾いた煙草で
点火して
灰になった世界だ

レフ板変わりに
へばり付く
空のカーテンが
眩し過ぎて

瞳孔が干涸びて
しまいそうだ

都合悪いと
黙り込むなんて
信仰心の無い
宗教みたいで

誰も救えないまま
足を掬われる

この場所に
立っている事なんて
忘れてしまえば
良いのさ

この場所に
在る物なんて
壊れてしまえば
良いのさ

粉々の塵と化しても
むしろ その方が
相対的に
格好つくだろう

方舟は紙で出来た
ただの張りぼて

誰も迎えなど
来やしない

吐いて捨てたい
くらいだ

何もかもを




USED IDENTITY

昨日はまるで
真夏のように
暑苦しかったのに

今朝は初秋のように
肌寒い何処か
張り詰めた空気感

また衣替えを
しなければ…
この心模様の
気が変わらないうちに

褪せても 褪せても
穿き続ける
皺くちゃになった
服みたいに

使い古された
優しい甘い言葉
なのに まだ
吐き続けている

結局回るだけ回ったら
この場所に
戻る事になるんだろう

誰いないこの場所に

白くなって空へと
消え去る前の
蒲公英を見つけに
行かないといけない

思わせぶりな
現状とキミが
瞳に浮かぶから

見知らぬ誰かに
振り回されて
くたくたに
押し潰されたとしても

それなら それで
構わない

そこに価値が
あるんだろう?

hide&seek

季節外れに
枯れ葉が風に舞う
渦を巻いて

こんなにも景色は
奇麗なのに
名乗りを挙げるのは
悩みばかりを
口にする
窮屈に縛られた
モノばかり

いっその事
身を乗り出して
その身体 空にして
神様とやらに
捧げてみたら良い

僕は嫌だから
後ろの方で
隠れて見てるよ

笑いながら
隠れて見てるよ

もう良いかい?って
聞こえなくなるまで

もう良いよって
言うつもりなんて
露ほどもしないから