声迷線の彷彿線 どこ行き? -142ページ目

splash

躊躇なく抽象的に
壁にぶつけた落書きは
どこぞの画家みたいに
出来上がって
舞い上がる

恐怖映画にありそうな
窓の外の森も
近視が酷い月も

今夜は美しく
なぞらえて

誰かに向けて
吐き出した訳
じゃない奥地

深層部分は暖色で
表層だけは寒色で

それでも
此処で良いと

灯の無い場所で

雫が跳ねる

ANSWER

街灯の熱に
耐え切れ無くなった蛾
落ちた角砂糖に
広がる蟻の塊

それに照らし
合わせる様に
自分を鑑みる

言い逃れの出来ない
感情を
蟠りのなかに
落とし込んで

宛も無くふらついても

掴んで離せない
解答はたぶん正しい

3code

トリコロールの
ジャージを羽織って
嫌気がさす景色を
走る

行っても行っても
悲しくなるのは
暗い気分を
引きずってるから

赤い色しか
見とれきれないから

青くはためく誠実さも
白く揺らめく平穏も
この胸には
持ち合わせてなくて

不協和音スレスレの
臨界を保ち続けるのに
必死なだけ…

うずくまって…