声迷線の彷彿線 どこ行き? -144ページ目

stray

標識通りに
間違いをおこさず
歩いてきた道のり

ふと俯いた拍子に
秒速25mの風が
その向きを変える

定まらなくなった
視線と姿勢の間で
仰いだ影が
要領良く見落とす

打ち上げられた答には
既に意味は存在せず

内省と矛盾と後悔と
欺瞞と非難と災難を

両手いっぱいに
ぶら下げた僕に
誰も助ける気など無い

常に八方塞がりで
見る夢 捨てる夢に
埋もれながら

迷子になった事でさえ
気付く暇も作れず
死に行く魚の様に

だらしなく
息も絶え絶えに
なるだけ

腐った瞳で

BOW

古から伝わる方法で
報復を果たして
祈るんだ

羽根の付いた髪飾り
振り乱して

荒唐無稽な物言いに
瞳を円くするばかり

決められた事だけを
遵守するなんて

何処にも描かれて無い

さぁ準備を
始めるんだ

もうすぐに
線が引かれる

知らない誰かの為に
殉死なんて
したくないだろう?

意味の無い重みを
帯びた
思いなど貫いて

大地に転がる
石の様に
造作も無い事だと

その顔に言ってやれよ

dark after dark

瞼の途中が
変わり出す

成層圏を突き抜けた
木々の緑
騒がしく囁いて

不安が鳴る

再現した未来は
思考とは真逆の
様を呈して
リピートを繰り返す

時間が来る

夜が太陽を貪って
漆黒に彩られる
星の煌めきも
此処には届かない

鳥は嘆く

闇よりも深く