声迷線の彷彿線 どこ行き? -145ページ目

FineDay Fineder

きつ過ぎる
朝の匂いで
眼を醒まさせられた

睡眠時間が
足りて無い目頭は
ふてくされるばかり

それくらいは
御愛嬌で
今日 覗き込む
レンズ越しに
何を疑う

位置を変えても
色を変えない
青い様な
灰色の景色は
忘れてきた寒さを
感じ出して

切り取って行く
輪郭を尖らせて
やがては僕に
突き刺さって

暖かさ 赤く 染める

Egoist

ぼやけた虹を
追いかけ回して

溶けたガラス
のいちごを潰した

奇麗な景色を
求めるのに

手身近にある
美しさには
目もくれないで

見当違いの
憎しみを募らせるなら

消え去ってしまえ

Agonize

解き放っては
ならない言葉が
あるんだ

この胸のパンドラの匣
残されるのは

希望では無く絶望

開け放っては
いけない思いが
あるんだ

波打ち際の砂の城
崩れ去る事は
当に見えている

欲しい物は
そう 何時だって
崖の上聳えて

腕を伸ばし
さらおうとする度に
奈落の底
突落とされてしまう

見果てぬ夢に
凭れながら
今夜も壊れて
過ぎて行く

飽きずに独り
震えながら
本当の所は
欲しがっている