声迷線の彷彿線 どこ行き? -140ページ目

shade

きりがない曇った
吐息は
晴れ渡る空にまでは
届かない

薄らいで行く後ろ姿
追いかけるのは何故?

ぐらつく無責任な
夢想の海を
泳ぎ続けて

果て無く無意味な
理想の言葉綴る

きっと
このまま
真新しい物など
何も見えなくて

立ち止まった様な
毎日を嫌になるまで
味わい回るだけ

意味の無い瞳の
濁りは

晴れ渡る空でさえ
届かない

薄らいで行く意識の外
追い越すものは誰?

雨の朝

ひとつきぶりくらいの
まとまった雨が激しく
水滴が胸の塊を
洗い流してくれる

記憶の影を
箱のなかに鍵を掛け
逃げ出さない様に
しなければ

へたりこんで
空を仰ぐ

痛いほどの強さで
降り注ぐ

骨さえ削られて
透明に変わる

新しい夜が
明けるまでに

空腹を抱えた
空白を苦過ぎる
コーヒーで流して

うわずっている
剃刀の上を
転げ落ちる様に

裂けた地面から
顔を出すのは
ゲル状の膿?

絡まりながら
溺れるのは
僕だけじゃ無いだろう?

誰もが迎える
向かい合う時を

痛みがある事で
出会う物も
あると知る