声迷線の彷彿線 どこ行き? -121ページ目

ツラツラユラレル

今日は至って
天候も愛想悪く
心のうちも小気味
良い程 花曇り

それでも汗する
時間は待ってくれる
筈も無く
予定調和のように
やって来る

そんな中
少し頭の重く
気怠い僕は
調律がずれたままで

何となく
この一日が
無難に過ぎ去る
方法を考えあぐねて
いる

首をふれば
昨日に通り過ぎた
雨に濡れた緑と
凪いだ碧い海が
フワフワと雰囲気を
醸し浮いている

そうだ…
こんな具合に
つらつらと
自然な感じで
ゆとりあるみたいに
揺られていよう

今日は
やる気がしないから

ケセラ・セラてな
具合に
つらつら揺れて

downer sweeper

融解して行く
何とも例え様の無い
後ろ暗さに
足首を掴まれたまま
霧の立ち込める
藍色の闇に
置いてけぼりをくらう

これ以上
どうしようも無い
脱力感が癇に触る

肌と骨との裏側にある
形容不可な
面を上げる事の無い
されど隠し難い
苛立ちが
蜘蛛の巣を
張り巡らせた様に
際限無く流れる

解ってはいるつもり
理解など誰にすら
出来ない事は

まるで悪いクスリでも
取り扱ってダウナーな
幻覚でも見ている
そんな気分だ

それでも気が付けば
脈拍は正常に
動き 息をしている
自分が居るのに気付く

難解な悪夢でも
見続けているのか?
殺気立つ程の紫の中



否 これは これで
れっきとした
現実なのか…




きらきらと輝く
水晶の屑に似た
天井に跳ねる
蛍光灯の反射に
瞼を塞ぎ思う



ドロドロとした
このカルマとリビドー
疲れた身体を
掃き出せて吐き出せる
緑のブラシが欲しい
そうしたら
今のは
冗談ですよと

笑ってしまえるのに

re:search

鉛色に干涸びて
乾いた空に
叩き付ける
七色に混ぜっ返した
色彩感覚を

泥濘に浸った黒い
ブーツは汚れたままで
聳えくたびれている
惚けたカオで
頬杖突いて

行方不明になった
明日の行く先は
つい さっき
崖から落ちたと
耳にしたばかり

多分 今頃
捜索願いが
出されてる頃だろう

南はどちら側にある?
ほおずきの様な太陽を
掴まえたい

湿った匂いの
アスファルトを
焦がし尽くして
しまいたいのに
直した場所が
見つからない

だから
少し
熱気で油分の
融け出した
クレヨンで

陰って
気が滅入ってく
ばかりの
剥きだしの静寂
水草で塗り潰す

裸足で浮き足立った
こんな雨の夜に
サングラスを掛けて

目に写る物は
全て色仕掛け