downer sweeper | 声迷線の彷彿線 どこ行き?

downer sweeper

融解して行く
何とも例え様の無い
後ろ暗さに
足首を掴まれたまま
霧の立ち込める
藍色の闇に
置いてけぼりをくらう

これ以上
どうしようも無い
脱力感が癇に触る

肌と骨との裏側にある
形容不可な
面を上げる事の無い
されど隠し難い
苛立ちが
蜘蛛の巣を
張り巡らせた様に
際限無く流れる

解ってはいるつもり
理解など誰にすら
出来ない事は

まるで悪いクスリでも
取り扱ってダウナーな
幻覚でも見ている
そんな気分だ

それでも気が付けば
脈拍は正常に
動き 息をしている
自分が居るのに気付く

難解な悪夢でも
見続けているのか?
殺気立つ程の紫の中



否 これは これで
れっきとした
現実なのか…




きらきらと輝く
水晶の屑に似た
天井に跳ねる
蛍光灯の反射に
瞼を塞ぎ思う



ドロドロとした
このカルマとリビドー
疲れた身体を
掃き出せて吐き出せる
緑のブラシが欲しい
そうしたら
今のは
冗談ですよと

笑ってしまえるのに