声迷線の彷彿線 どこ行き? -113ページ目

はぐれ鳥

幸せを運ぶ筈の
青い羽根を生やして
いるのに。

誰の為に、そして、
何の為にそんな
偽善的な自己犠牲を
振り撒いていくの?

こんな疑問を抱いたままで、ウロウロと
空を舞い続けている
僕は、気がつけば
群れからはぐれ
未来からはずれ
いつの間にか
独りぼっちに、なってるみたい。

だから、本当に、
しょうがないから、
こんな色の羽根なんか払い除けてしまって。
もっと気楽に、軽やかに、此の広い空を
翔け抜けてみたい。

小刻みに、まだ身体は恐さでふるえ、縮こまってしまっているけれど。

太陽は、眩く全てを
照らして、風は、飛び立つには丁度良い調子。

のんびりね。
有り体のまま、暇つぶしたら、自分の為に
羽ばたいて、
此の理想論の武装を
解いて。

自分の為に自由に
行き交い、青い鳥に
なるんだ。

他の鳥達がはぐれたかの様に。




最終電車

暗がり。
冷たくなったホームに
身を潜めて。

時折、髪を切り付ける様な風が、心揺らす。
しゃがみ込んで、
むき出しになった
錆びた鉄骨を、見上げながら。

デタラメな鼻歌
空に舞い上がらせる。
空っぽで、虚しくて、悲しい気持ちになるのは、季節のせいだよ。
泳いでく鱗雲に、
尋ねてみる。
小首を傾げながら、
きっと、そうだろうと、月は浮かび頷いてくれた。

右を見て
息をして
息をして
恋をした

意識をして。
君を見て。
下を向いて。
恋をした。

けれど、もう
最終の電車が
近付いて来てる。

名前も覚える
暇も無いけれど

朝の端っこに
僕が上手く
着いたなら

手紙を書くよ

上手く言葉が、導き出せないけれど…



±0

誰もが
預かり知らぬ所で
独り善がりに
もがいて

誰にも
当たり触らず
独り憤り
苛ついて

厭きれ果てるくらい
諦める事にもなれて
素知らぬ顔で
すましてるけれど

実の所は
深く抉られて
傷口は痛くて

それでも
生きてる

無理して
生きてる事なんて
する必要は
無いんじゃない?

需要が
そんなにあるわけ
じゃなし

誰かの
そんな声が
聞こえる

確かに
あなたの
おっしゃる通り

必要だとは
自分でも
あまり
思えはしないんだが

たった一握りの
希望に
縋り付いても
いいじゃないか

頭おかしくなるくらい
頑張って

いろんな異論も
投げ散らかして

それでも駄目なら
声あげて
泣きじゃくって

叩き壊して
後悔して
繰り返して

それでも構わない
全然構わない

誰だって
大なり小なり
膨れ上がった
ジレンマ
抱え込んでんでしょう

みんな
どこかしら
おかしいから

これが
僕の正常範囲