道なき道をゆく。
タイトルほどカッコ良いものではありませんが・・・。
この週末は、とある連中からお誘いがあり、山奥に行く事としました。
今回の言い出しっぺは北海道を縦横無尽に走っており、ヒグマとの遭遇も経験済な頼もしい方。
舗装路というのは殆どが地図に載っていますが、今回は地図に全く載っていない・・・というか道の様なモノが見えるとすぐに入っていってしまうツワモノとの旅。

山奥にはガソリンスタンドがありません。それは北海道でも関東でも同じ。まずは給油。
2サイクル車が2台もいると、とくに気を付けないといけません。
ちなみに今回はそのツワモノリーダーの所用により、見ての通り西陽の中のスタート。この時点で午後2時を過ぎています。

相模原から山中湖へ至る道志道から道志の湯方面へ折れる入り口で飲みモノを仕入れる。山奥で飲んだり食べたりするのは必要以上に旨いですから・・・。

林道へ入り5キロ程度で閉鎖扉へ。
少々戻り、枝道を進む。
今夜の目的地は比較的近場である山中湖の民宿なので意外にゆっくり。だから午後発でも良かったんですが・・・。
直接関係無いですが、この林道の中にキャンプ場があったんですが、ドでかいスピーカーを持ち込みステージを組んで”ハウス系?”の音楽をこれまたドでかい音量で鳴らしていたのには、少々違和感。
恐らく”麻薬パーティ”に違いありません・・・(笑)こんな山奥なら誰も来ません(爆)

麻薬パーティを横目にやり過ごし、道なき道を突き進む。
誰も通らないのか、深い轍が我々素人オフローダー?の行く手を阻みます。後ろの車両の向きおかしくないですか?

小さな東屋の横に、小さな沢渡りが・・・。こんなシチュエーションが堪りません。林道らしくなってきました。コンロでお湯を沸かしてコーヒーでも飲みたいトコ。

無事、林道をクリアし山中湖近くのコンビニにてお宿の確認。
陽が落ちると気温がガタ落ちです。早くお風呂につかりたい。
しかし邪魔なライトと看板棒だ。ローソンさんもう少しです。

明けて翌日、宿近くから富士と紅葉。
本日も雲は多いものの晴れ間も顔を出す暖かな一日の予感。
この日はノープランなので、走りながら脇道を探しながら入山するつもり。

しかし、これ道じゃないです。しかしリーダーはお構いなし。
オフ志向の強いタイヤは履いているが、装着し5年経過しているとのこと。なんとかなるもんです。

ですから、これ道じゃないですって・・・。

そしてこうなりました・・・。
これ道では無く、”沢”じゃないですか?仮に登れたとして、行き止まりだった場合の事は考えないのが幸せ。
実際、この道の上は行き止まり・・・というか道ではないので、当然森と化しており、戻ってきたら転倒した図。

6年程前に某ネットオークションで入手したボロですが、紅葉と富士と一緒なら見れる様になります。やや重い車体ではあるが林道走行も難なくこなします。
おまけに行きに満タンにしたタンクの中身は帰宅してなお、半分近く残っている。非常に財布と地球にエコなオートバイ。
なぜこの手のカテゴリが無くなってしまったのか不思議です。

その後、山梨県は都留市のとある林道へ進入。山梨は紅葉真っ盛り。

そして道が無くなる。こうなると踵を返し支線を探します。
もちろん全く地図に載っていません。

山奥の川はとても綺麗です。この状態でいてもらいたいものです。

そうそう、これこそが林道です。フラットダートで快適そのもの。
道では無い道で深~い轍と格闘した後なので、こんな道は舗装路感覚で走る事が出来ます。

で、うっぷんを晴らすかの如く爆走。楽しい瞬間です。

帰路途中のコンビニにて。オンロードツーリングも疲れますが、このオフロードツーリングはもっと疲れます・・・。
でも、良い汗がかけた事、とても綺麗な紅葉を見れた事、おまけに事故怪我検挙なく、無事帰る事が出来て良かったと思います。
山奥は良いですね。エンジンを止めると訪れる静寂がとても気持ち良いです。これが夜ならもっと静かな事でしょう。電話の鳴らない夜もアリですね。
熊が怖い気もしますが、来シーズンは山奥キャンプツーリングに行きたくなりました。
BMW R100RSに出会って・・・。

大顔のこのオートバイ、BMWのR100RSと言います。
BMWをお乗りの方はもちろん、オートバイ乗りや自動車好きの方には説明の必要の無い車両。
全く知識の無い人が見て、このオートバイをどう思うのでしょうか。

レプリカ全盛に至極当然レプリカを駆っていた私が、20年程前にこの車両を初めて見た第一印象は”有り得ない形”でした。
速い遅いでオートバイを判別していた若かりし私には、なぜこのオートバイに乗る輩がいるのか理解不能でした。
しかし年齢を重ねる毎に趣味嗜好は変貌していく事実を、この車両を手にした事で改めて実感。子供の頃あんなに苦かったビールを、今は普通に飲む自分がいますしね。

私は価値観を押し売りする傾向にあるのを自覚しています。
それは、このブログからも明らかかと思います。
だからこそ、そうならぬ様に敢えて努めています。
でも、ホントに魅力的なモノは独り占めするのは、私のライフコンセプトから逸脱している気がしないでもない。そしてそう思いながらも結果、書いてしまいます。

と言う事で、このオートバイが気になっている人の背中を押す気持ちで書いてみたいと思います。
まず、このオートバイは寒風吹き荒むこの時期に於いて、2輪車にしては非常に暖かい。
全身がスッポリ収まってしまう、この大きな顔はFRP製。
受け売りなので確かかどうか分かりませんが、スズキの刀や第二世代インパルスをデザインした”ハンスムート”がデザインしたとの事。
車体のパッケージングが大前提ではあるだろうが、このオートバイのアイデンティティであるこのカウルが生み出す高速安定性も特筆すべき点であろう。
しかし体を向かい風から守ってくれる代わりに向かい風で明らかにスピードが落ちるのが体感出来る。

触ってくれる人に依ると、私の個体は振動とメカニカルノイズが少ないという。
しかし購入直後は激しい振動とガラガラと音を立てるエンジンは、とても正常に動作しているとは少しも思えず、絶対どこか壊れていると思い込んでいた。
運良く、新型ボクサーも並行所有出来るからこそ比較相手が悪い。
とは言うものの、2バルブボクサーのプロに完璧な整備をして貰った
この車両はヘタをするとR1200より振動が少ないくらい。(もしくは慣れ?)
入手してまだ3年、2バルブボクサーオーナーとしてはまだまだ新参者だが、走るにつれ段々と理解が深まってくるものです。
遅いし振動やメカノイズも豊富・・・でもなぜか新型より乗ってしまうこのオートバイを次回はもう少し入り込んだ部分を書いてみたいと思います。
先日、紅葉真っ盛りの志賀草津道路を閉鎖前に走ってみました。
白根山の気温はマイナス2度、上信スカイラインの毛無山峠に於いてはマイナス3度。
この大顔がとても役に立ったのは言うまでもありません。
まだまだ現役車両と対等、もしくはそれ以上で走れるR100RSの走る姿を、良かったらご覧下さい。
お国の機関にて・・・。
先週の冷たい雨の中、仕事でとある機関へ納品及び設置の立ち合いに行きました。
私の仕事は通常、半導体業界がメインですが、今回は○宙○空○究○発機構へ・・・。
内容はロケットエンジンの噴射口?の展示ケース製作の依頼だった。
最初に打ち合わせをした時は汗が噴射する状態でしたが、製品が出来あがり納入する際は、秋を通り越してすっかり初冬の様相。

中型トラックにて納入される展示ケース。

設置業者と○宙○空○究○発機構の方にもお手伝い頂き、着々と設置する様子。背中に見た様な文字が・・・。

これが今回製作した展示ケース。
黒い足場は鉄製。そしてケースはガラスの次に透明な“アクリル樹脂”
製。そして中に入るはロケットエンジンの噴射口?(たしかそう言われた)を真っ二つに切断したカットモデル。もちろん本物。

中々キレイに出来あがってます。本来は8~10ミリ厚程度のアクリルを使用し接着(溶着)で作りますが、予算があまり取れないとの事で、今回は5ミリの透明アクリルを使用しました。
しかし5ミリではアクリル自体の重量でたわむ可能性もあるので、アクリルを熱曲げした柱を製作し、フレーム構造としました。

L字に曲げた5ミリ厚のアクリルを組み上げ、それにパネル状に切断したアクリルをポリカーボネイト製のナベネジで固定。当然鉄製の足場にも留めてあるため、接着(溶着)より強度が得られた上、もしパネルが割れる等の事故があっても1枚毎を容易に交換可能となります。
もし1ヶ所でもクラックや割れが入った場合、全て再製作となる事を考えるとアフターフォローもバッチリです。
何しろ、例の民主党の事業仕訳の煽りをもろに喰らっているらしく、予算が十分に取れないと苦言を漏らしていらっしゃいました。公務員?らしいが給料カットもあるとの事で、民間同様悩みの種は沢山あるそう。
他業者との相見積もりに勝利しての受注になったわけだが、正直次回受注に期待しての無理見積もりで頑張った結果です。

フレームが無い接着(溶着)構造だと、フレームが無い分透明な部分が多くなり、見た目が少々心配されましたが、中身が中身なだけにメカニカルな感じが助長され、思ったより良い感じに仕上がっています。

中身のアップ。この状態で重さは150キロ程度はあるでしょうか。
本来、この倍の大きさと重さがあったようですが、見事に半分にされています。中央部の網の部分はカーボンの塊です。
当然軽量なんですが、大きさが大きさだけに致し方ありません。

アクリルケースに入れる前に取れば良かったです。シャッターが反射してカーボン部分があまり確認出来ません。
ラッパ形状の部分の内側は全てカーボンで覆ってあります。
オートバイ等に使用する繊維カーボンではなく、モトGP車両のブレーキディスクに使用される”黒い石”の様なモノです。

この画は製品ではなく、横にある飛行機の輪切りに注目。

飛行機の輪切りを初めて見ました。外壁の薄さに驚愕。
このケースの上には羽の骨組み、そしてその奥に”顔”があるのがお分かり頂けるだろうか・・・。
確かに構造自体は薄いがフレームの作りで硬さを出しているのが良く分かる。
今回の仕事は大きさの計測から施工まで請け負ったが、いつもこんな所の仕事なら楽しいのに・・・。
おかげさまでご好評を頂いている様なので、その他のオファがある事を期待して、明日からまた仕事を頑張るとしよう。
※全ての画像は撮影許可を得ての撮影です。