お国の機関にて・・・。
先週の冷たい雨の中、仕事でとある機関へ納品及び設置の立ち合いに行きました。
私の仕事は通常、半導体業界がメインですが、今回は○宙○空○究○発機構へ・・・。
内容はロケットエンジンの噴射口?の展示ケース製作の依頼だった。
最初に打ち合わせをした時は汗が噴射する状態でしたが、製品が出来あがり納入する際は、秋を通り越してすっかり初冬の様相。

中型トラックにて納入される展示ケース。

設置業者と○宙○空○究○発機構の方にもお手伝い頂き、着々と設置する様子。背中に見た様な文字が・・・。

これが今回製作した展示ケース。
黒い足場は鉄製。そしてケースはガラスの次に透明な“アクリル樹脂”
製。そして中に入るはロケットエンジンの噴射口?(たしかそう言われた)を真っ二つに切断したカットモデル。もちろん本物。

中々キレイに出来あがってます。本来は8~10ミリ厚程度のアクリルを使用し接着(溶着)で作りますが、予算があまり取れないとの事で、今回は5ミリの透明アクリルを使用しました。
しかし5ミリではアクリル自体の重量でたわむ可能性もあるので、アクリルを熱曲げした柱を製作し、フレーム構造としました。

L字に曲げた5ミリ厚のアクリルを組み上げ、それにパネル状に切断したアクリルをポリカーボネイト製のナベネジで固定。当然鉄製の足場にも留めてあるため、接着(溶着)より強度が得られた上、もしパネルが割れる等の事故があっても1枚毎を容易に交換可能となります。
もし1ヶ所でもクラックや割れが入った場合、全て再製作となる事を考えるとアフターフォローもバッチリです。
何しろ、例の民主党の事業仕訳の煽りをもろに喰らっているらしく、予算が十分に取れないと苦言を漏らしていらっしゃいました。公務員?らしいが給料カットもあるとの事で、民間同様悩みの種は沢山あるそう。
他業者との相見積もりに勝利しての受注になったわけだが、正直次回受注に期待しての無理見積もりで頑張った結果です。

フレームが無い接着(溶着)構造だと、フレームが無い分透明な部分が多くなり、見た目が少々心配されましたが、中身が中身なだけにメカニカルな感じが助長され、思ったより良い感じに仕上がっています。

中身のアップ。この状態で重さは150キロ程度はあるでしょうか。
本来、この倍の大きさと重さがあったようですが、見事に半分にされています。中央部の網の部分はカーボンの塊です。
当然軽量なんですが、大きさが大きさだけに致し方ありません。

アクリルケースに入れる前に取れば良かったです。シャッターが反射してカーボン部分があまり確認出来ません。
ラッパ形状の部分の内側は全てカーボンで覆ってあります。
オートバイ等に使用する繊維カーボンではなく、モトGP車両のブレーキディスクに使用される”黒い石”の様なモノです。

この画は製品ではなく、横にある飛行機の輪切りに注目。

飛行機の輪切りを初めて見ました。外壁の薄さに驚愕。
このケースの上には羽の骨組み、そしてその奥に”顔”があるのがお分かり頂けるだろうか・・・。
確かに構造自体は薄いがフレームの作りで硬さを出しているのが良く分かる。
今回の仕事は大きさの計測から施工まで請け負ったが、いつもこんな所の仕事なら楽しいのに・・・。
おかげさまでご好評を頂いている様なので、その他のオファがある事を期待して、明日からまた仕事を頑張るとしよう。
※全ての画像は撮影許可を得ての撮影です。