通勤快速車両メインテナンス実施

スズキ製ヴェクスター125。
数か月前に知人より無償にて譲り受け、現在保険のみの負担で稼働中…のはずが、冷間時のみ始動性に問題があり要修理状態。
気温が8℃以上であれば何の問題もなく始動し、加速も最高速も上々。
オートチョークが壊れているという事前情報があったので、ここ最近の冷え込みでエンジン始動が出来ず修理せねばならない状況に陥った。
このヴェクスターという車両はスズキがかなり前にラインナップしていた事を知ってはいたが、まさか自身が手にするとは思いもよらず。
実際手にしてみると、ビックスクーターと比べ二周り程小さな車体にそこそこのパワーの空冷エンジンを搭載している為、中々小気味良く走り、そして速い。
しかし、いくら速くても快適でもエンジンが始動しないのでは単なるゴミに過ぎない。駅までの通勤快速車両だけに早く直さない事には仕事にも影響が出てしまう(というかもう出てる)

エンジン左側にキャブレターとエアクリーナの存在を確認。
カウルを外せば楽だが、寒いのと面倒臭いのと多少破壊しても気にならない状態なので比較的簡単にキャブレタ本体にはアクセス出来た。

というわけでキャブレタを外す。簡単に行った様に書いてはいるものの、初めての車両と言う事もあり紆余曲折1時間程掛かってしまった。
色々な配線がキャブレタに装着されていたのには少々驚いた。
オートチョークは想定内だったが、スロットルポジションセンサーとキャブレタヒーターまで装着されていたのは意外だった。

外したオートチョーク。
見ての通りだが、左が壊れているもの。右側が新品。
国内純正価格は¥10.000-近いが中国スズキの純正を扱う「プレコミモータ」なるサイトがあり、そちらからの購入で¥3800-に送料¥200-程度と案外安く上がった。

次に問題と思しき部品はダイヤフラム。¥5800-+送料¥200-。
パッと見た感じ穴は見当たらないがゴムの硬化が半端ではない。というかよくこの固さで普通に走っていたものだ。
負圧に依って上下動をする負圧ピストンにもやや摩耗とキズが見られた。

せっかく交換するので中古部品の方に穴でも開いていないかな?と探してみると・・・やはりあった。
ピンホールではあるが確認出来た事がなんとなく嬉しいのは何故だろう。
それらを外した逆の手順で戻していく。ガソリンを全て抜き取ったので、最初の始動には少し長めのクランキングで無事始動。
完全には冷えていない状態かも知れないが2~3時間程置いた後にオートチョークに依るアイドルアップも確認出来た。
買い物ついでに30分程乗ってみたが、明らかに80km/hからも更に力強く加速する様になった。
まだ完全に吹け切るまでは試してないが90km/hは確実に出そうな勢いなのは副産物。ピンホールとは言え多少なりとも負圧バルブの上昇を邪魔していたのは間違いないので至極当然の結果と言えよう。

バッテリーを充電し、メーター照明とフロントのスモール球をLEDへと交換しほんの少しだが電力節約させて完了。
ベルト等は前オーナーが交換しているので、後はタイヤ交換をすれば一応の完成形となる。
スズキ車を殆ど所有した事がないが、今思えばやたら速いのがスズキらしい。ヤマハやホンダ好きからするとスズキ車は嫌われる傾向にあるが、世に言う「鈴菌」に侵されている方の気持ちをほんの少しだが感じ取る事が出来た気がする。
比較的旧い車両にも関わらず多くのオーナーサイトがあったり、それらのオーナーズクラブの集いが開かれたりと、販売終了から10年近く経過しているにも関わらず未だ盛り上がりを見せるズズキヴェクスターの魅力をこれから知っていく事になるのだろうか。
でも手の掛からない車両が欲しい今日この頃・・・w

