SHUUBI NEW ALBUM「I Love,Your Love」発売記念 LIVE 雑感
オリジナルアルバムでいうと5年ぶりになるのかな?満を持して登場した新アルバムとツアーの一発目。代官山の駅のすぐそばでのワンマンライブとなりました。
曇ってはいたけど雨は降らず。さすがは晴れ女でございます。
代官山の垢抜けた感のある雰囲気になじめないなぁとか思いつつ、少し待っていざ入場。
カレー
規模はそれほど多くないライブハウスなんだけど、お客は100人を超える勢い。椅子どころか物販エリアやカウンターまで進出してえらいことになってました。おしゃれなライブハウスもいいけれど、そろそろキャパの認識を変えたほうがいいようなそんな気がした10月の夜。
関東の物販といえば母妙子様。お元気そうで何よりでございました。TシャツとCDと刷新されたポストカードを購入。ついでに年明けのライブの予約とかも。ハンカチは迷ったけどとりあえずいいや。欲しくなったら別のライブで買う(笑)。
そして、SHUUBIライブではちょくちょく登場するオリジナルカレー。今回もでました
「SHUUBIが新妻風」
というか、家庭用カレーにしちゃ妙に高度な感じもするけどな(笑)。
味自体は美味かったですよ。ひき肉入りって普段あまり食べないから新鮮だったし。九州のほうでは入れるのかな?
夕食代わりにカレーを食べ、アンケートを書きつつ開演を待つ。
看板。
新妻風カレー。
3人編成
今回の編成はSHUUBI(ピアノ)/野口カオル氏(ドラム)/森俊之氏(キーボード)の3人。今回のアルバム的ツアーの主力ということになるのかしら。ギターがいないのがどうでるか。従来あまり印象のないSHUUBI的キーボードがどういう味を出してくれるか。久々のワンマン、いざ開演。
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ステージ。
なんだか緊張してたっぽい。まあ、無理もないか。5年ぶりのアルバムのレコ発ライブ初日だしねぇ。でも、歌モードでぐっと引き締まるのはいつものSHUUBI。
01. Intro~Love Song
「私の声が聞こえますか」
アルバム収録曲。ピアノのみによる演奏ですね。アルバム自体はほどよいノリの曲が多いのだけれど、じっくり聴かせるスタートとなりました。SHUUBI的恋歌のスタンダードという感じですな。
02. Miss & Mr. Baby
アルバムの先頭曲。おしゃれでスタイリッシュな曲で、SHUUBIの曲調という観点ではとっても新鮮な気分。でも、アルバム全体がこのおしゃれ感を保ってるあたりが不思議なんだよなぁ。
ピアノの特徴的なメロディが耳に残りますな。
03. I know
一瞬RIDER★かなと思ったんだけど、雰囲気はMiss & Mr. Babyの方が近い。サビの柔らかさが好感触。今までのSHUUBIっぽくはないんだけど、サビの雰囲気はSHUUBIらしいと言えばらしいのかも。
04. 星屑よけてクロールしたら
某ニュースのエンディングらしいですが。サビ区間が長めな風味。言葉数は多いけど、お洒落な構成が心地よい。
05. ふたつの星
詞の風景は小雪とかに似てるんだけど、陰を感じさせないクリアなテイストに乗せたのが特徴的。SHUUBI曲にしては詞がゆったりしてるのも印象的なんだけど、それが妙にしっくりくる曲。
06. マイシーズン
この曲は宝物(一つ前に発売されたマキシ)に収録されていた曲ですな。ピアノの旋律が一癖あって面白い。気分が楽しくなる、ほどよい跳ね感も好き。
07. Set Me Free
歌ではなく詩の朗読コーナーであります。森氏がピアノ。
08. 君が君で
アルバムの中では珍しい、静かにじっくり聴かせる曲。ピアノオンリーで穏やかながら緊張感を醸し出す雰囲気が、ワンポイントの素敵な変化球。
09. Piano Solo(星に願いを)~幸せの瞬間
この曲自体はシングルのB面に収録されてたんだけど、今回のラブソング系によく似合うチョイスとなっております。今回数少ない旧曲。
10. Drum and Keyboard Inst
SHUUBIがいったん退席。最近のライブで密かに名物の野口氏ドラムソロ。今回は森氏のキーボードも合流でパワーアップしております。なんかの曲でも演奏してるんかなと思ってたら…
11. excuse me
ほんとにそのまま新曲に繋げてきました。以前からちょくちょくライブでは歌われてきた曲で、今回アルバム曲として登場です。なんとなくこの曲のSHUUBIは歌い方を弾ませてる気がしますな。バックコーラスも見逃せない魅力。
12. NIJI
13. 君が好き
14. RIDER★
15. うららかな
怒濤のお客スタンディング4連発。盛り上がりはこのライブ文句なしの最高潮。今回のアルバムはこの手のノリが突出しないだけに、こういう盛り上がりは旧曲の強みという面もありましたな。
そして、そこに満を持してぶつけてきたRIDER★。ライブでは割と以前から歌われていた曲でもあり、SHUUBI曲でも指折りのノリ重視曲。個人的にこの曲はアルバムのどの曲よりも楽しみにしていたところがあります。アルバム発売後初めて聴くRIDER★…何となく、思ってたRIDER★よりも丸みを帯びた感じにはなってましたな。多少アルバムの雰囲気に寄せてきたかなという印象。以前の突き抜けた感じまではなかったなぁと。
その流れでド鉄板旧曲のうららかな。ギターを使わないうららかながちょっと新鮮ではあったけど、やっぱりSHUUBIの看板曲だなぁと思わせる圧倒的な一体感。SHUUBIライブ史上に残るくらい強力な4連発になったような気もします。
16. 宝物
最後の締めは前回のマキシから。今回のアルバムにも収録されております。それほど特徴のある曲ではないけど、詞曲の雰囲気はどことなくSHUUBIらしいというか。
Encore 01. Onlineであいましょう
がっつり溜めたアンコール。1発目はアルバム曲より。京都シリーズや春夏秋冬と同系列かな。遊び心の入った1曲。本当にある釣りゲームが背景にあったとはちょっと意外。ピアノに3人が超接近。野口氏の口笛が冴え渡っておりました。
Encore 02. Dear
これでアルバム曲は出そろいました。ピアノでじっくり聴かせてくれます。
MC
テンパり具合はいつものSHUUBIライブのそれ。11/3と1/3間違えちゃダメです(笑)。野口氏の突っ込みが的確なら、まさかのメンバー紹介で返すSHUUBI。相変わらず面白い空間ですね。
アンコール1発目のTシャツ&アルバム宣伝も恒例化した巻がありますな。目は口ほどにものを言うというのか。MCと曲中のギャップがSHUUBIだなぁ。
新曲たち
突出した破壊力とか一癖ある曲とか、そういう変化球は無し。おしゃれでスタイリッシュな風味を前面に出してきたラインアップとなってました。ギターを外してキーボードを持ってきた影響もあるのかな。
今までのSHUUBIの曲イメージとは、どことなくがらっと変わった雰囲気があるんですよね。洗練された雰囲気を醸し出しているというか。わかりやすく伝わってくるインパクトよりは、じっくり味のある聴かせ方をしてきたなという印象かな。あと、気持ちの面では全体を通してプラスに突き抜けてきたという点は、過去にない突出感かもしれない。逆に、そのことが今回のお洒落なイメージに繋がっている面があるのかも。
今までのSHUUBIとは似て非なる雰囲気は、聞き飽きない上質感を秘めた曲たちと言っていいのかな。少し趣が変わっています。
帰宅
東京から日帰りとなると、サイン会がぎりぎりのところで間に合わないのは今回も同じ。楽しみは京都まで持ち越すとして、とりあえず土産を片手に帰還。
久々のライブは、私からみると新境地的SHUUBIソング。一つの完成形であるアルバムではどんな雰囲気になっているのかが楽しみだ。
素敵なライブを魅せてくれたSHUUBI、野口氏、森氏、スタッフ各位に感謝しつつ帰宅の途へ。
FCイベントも含めて、しばらくライブラッシュなんだよな。全部は無理だけど、いくつかは観に行ってみようっと。
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Tシャツとアルバムとポストカード。サインはまた今度。
新月よ、この愛をとどけて。 やうこコンサート2010 in FUJI 雑感
雨の永明寺
少し久々なコンサートは、一年ぶりの永明寺。
去年はこんな感じ。 あいにくの雨で本堂を使った超異色コンサートとなった去年。台風まで呼び込んでしまった去年のリベンジで今年こそ悲願の庭ライブなるか。
前日時点の予報が思いっきり雨だったが、とりあえず奇跡を信じて静岡入り。
→そして奇跡は起きなかった(泣)。
名古屋→静岡→吉原→岳南原田と進んでいったが、結局最後まで雨は本降り。前日が晴れてただけに、龍神の破壊力がここにきてまさかのピーク。うーん…らしいといえばらしいのかな。ともあれ、岳南原田から歩いて寺を目指す。見知らぬ土地で地図を頼りに暗闇を歩くのはさすがにひやひやしたが、迷うこともなく無事到着。一年ぶりの光景…天気までそのまんま(何)。
駅で見かけた告知ポスター@吉原駅
駅で見かけた告知ポスター@岳南原田駅
思わぬ待ち人
入場して席を決める。今回は配置が去年とは異なっており、奏者が本堂を拝む形になっております。せっかくだからと、本堂を背に真正面の一番前。ある意味畏れ多いポジションでございますな。
その後、念のためタクシーを手配。なくてもなんとかなるスケジュールではあったけど、安全を見越してタクシーに方針変更。帰れないのは怖いしね。
本堂側からの光景。
琴発見。
琴が登場。ブログでトレーニング中なのは確認してたけど、実際に聴くのはこれが初。どういう形で出てくるんだろうか。
ひと段落してると、突然横から声がかかる。しかも「D.K.さん」て…
あーおどろいた。地元的裏話を聞きつつ、公演開始まで話をいろいろしてみるのでした。今回は2度目ということもあってか、それほど大きな混乱もなく。ほぼ予定通りでいざ開演。
奉納ライブ
開始直前に、住職が挨拶。どうも、本堂が富士山に向かっているらしく。まさに今回は奉納ライブであります。
バイオリンの雨宮麻未子氏@この季節でもアイス5個/日 とチェロの平松由衣子氏@セクシー部長 登場後、かぐや姫イメージなやうこ登場。和服ライブは定番化しつつも、今回の召し物はがっつり豪華版。
※以下写真がありますが、フラッシュをたいてないため、クオリティは気にしたら負け。
01. はじまりの調べ
いきなり琴インスト。琴暦自体は短いはずなのに、すでに作曲までやってるあたりはさすがアーティストというべきでしょうか…もう素人相手には何の違和感もございません。そしてここにバイオリンとチェロが乗るという異色の組み合わせ。ぐっと深みが出てきます。
そしてそして、いきなりのキャンベル氏…今回は早い登場。彩を加えてくれました。
02. Kaguya
寺ライブには欠かせない一曲になりつつありますな。ある意味テーマソング的位置づけのこの曲は、静かな和テイストにあってやや幻想的。雰囲気のある曲です。
今回は、やうこがここでいきなりの立ち。やうこが立って歌う姿を見られるのはおそらくここくらいなんだよなぁ、と思うとむしろ新鮮。
03. soul mate
個人的に今回の一押し。もともとサビのインパクトが強力な曲なんだけど、生キーボードと生バイオリンと生チェロが加わると、ちょっとぞくっと来る存在感があります。ライブになると俄然輝く曲のひとつなんだけど、今回はこの曲が特に印象に残っております。
演奏風景。サポートは恒例の和服管楽器部隊。
もうひとつ。
04. Canaria
こちらはライブの定番系でございますな。癖のないバラードという意味では、こういうライブでは逆にいい変化球になってる感もあり。管楽器を堪能できる良曲には変わりないですしな。
05. すいふよう
キャンベル氏再登場。そしてスローで素敵な雰囲気の舞を見せてくれます。
そしてこの曲は何といってもチェロでしょうな。下支え感の強いチェロにあって、この曲のチェロの雄大な存在感はぐっとくるものがあります。ライブで特に好きな一曲。今年の寺ライブでも健在でありました。
舞うキャンベル氏。この時点では着物。
06. 夏祭り
がっつりとシンセな打ち込み系。この手の打ち込み系にも強いのがやうこ曲の特徴ではあるんだけど、今回のような寺ライブの中にでてくるとよりいっそう際立ちますな。なかなか新鮮。
07. Barbon (Instrumental)
ここでいったんやうこが退席。衣装チェンジでもするのかなと思っていたら、ここでなんとバイオリンとチェロのインスト。おそらくやうこライブの中でも初じゃないかな。まさかこんな形で管楽器を堪能できるとは思わなかったな。心地よい弦楽器の調べ。
08. djembe solo
そしてこのあと、満を持して藤川氏の登場。ジャンベという楽器のスペシャリストとのことで、迫力の生演奏を披露してくれましたですよ。
衣装直しに時間がかかったのか、途中からは間繋ぎモードに入ってしまった藤川氏。必死でジャンベ叩いてました。
ジャンベの人 藤川清氏。ソロから間繋ぎまで自由自在。
09. Sibylle
後半戦はシンセからです。髪のセットに時間がかかったようで、髪に惑星が舞っているというのは本人談。
少し幻想感のある曲調に、ジャンベと天女の舞が彩りを添えております。雰囲気としてはASiAとかに入ってそうなタイプの曲ですね、うん。
立ちやうこ後半戦バージョン。髪に惑星が舞っております。
キャンベル氏天女版…光りすぎた…
10. すべてのひとに
こちらはぐっとゆったり感のある曲。Balladの後継的な雰囲気がどこかにあるような感じかも。
11. Ballad ~愛屋及烏~
Balladといえばピアノが欠かせないイメージが強い中、まさかの立ち。ちょっと意表をつかれた感じだったかなぁ。
それでもやはりライブの鉄板。弦楽器の魅力を堪能させてくれつつ、じっくり聴かせてくれましたですよ。
12. アジアの花V2
そしてやってきましたアジアの花。手拍子も健在であります。
盛り上がり、一体感という点ではまだまだこの曲は鉄板ですねぇ。
アジアの花にて。キャンベル氏が舞うの図。
13. 月の夜に
かぐや系です。しっとりじっくり聴かせてくれますよ。前回はここで天女など盛大に彩ってきたけど、今回は締めらしくしっとりに切り替えてきましたな。魅せるという意味では、おそらく庭バージョンで覚醒してくるであろう曲…晴れたときに期待したい。
本編はここまで。かぐやで入ってかぐやで締める。寺ライブとしてはひとつの完成した流れが見えた感じでしたね。
Encore1. Love4U
客向けの振りがあるという点もそうなんだけど、曲調のほうもなんとなくアジアの花の後継的な雰囲気を感じる曲。そこまでアジアンテイストは強くないけど、ノリのよさは結構似てる気がしますな。
Love4Uの振りが某注入に似てるという気もするが、気にしたら負けであります。
Encore2. Heart
すべての人に愛をこめて。そんなコンサートの締めは意外というべきかこの曲。ただ今回は、バイオリン&チェロの存在が光っていたような気がしますな。サビでぐっと気分が乗ってきましたです。
これをもって奉納ライブは終了。新旧サプライズ様々あった素敵なコンサートでした。一番のサプライズは龍神だったような気もするけど気にしない。
MC
まあ、この展開で雨ネタは避けて通れないですが。その他でも、前回よりしゃべり成分は多めだったような気がしますな。くるネタもでてきたし、中国ネタも出てきたし。わりと普通のライブみたいな展開に近かったような印象はありかなぁと。
全体的には
去年とは似て非なるラインアップ。ツボとなる曲は去年から引き継がれてるけど、どちらかというと通常ライブのテイストを濃い目に出してきたような感じだった印象かな。前回と比べると、わりとこなれたライブだったようには思います。アンコールはネタばれしなかったし(笑)。
今回は立ちで歌ってる曲が多かったような気がしますな。去年もそんな感じだったけど、やっぱり庭ライブの形態を意識した感じだからなのかな。いつもはキーボードとともにあるので、この点でもちょっと普段のライブとは感じが違うところはありますな。
わりとどうでもいいところでは、スタッフがちょくちょく曲順を間違えていたのが多少気になったかな。
やはり時間が足りず
タクシー相乗りということもあって、今回はライブ後に滞在してる余裕がほぼなし。急かされるようにライブ会場をあとに。ライブ後のやうこ劇団の皆様と一絡みしたかったからちょっと残念はあったけど、そういう機会は次回ライブに持ち越しってところで。それでも、新作に当たるライブ音源だけはどうにか確保。去年の永明寺ライブの曲からの抜粋の模様。こちらを聴きこむのはこれからですな。次回以降のライブで、いけたらサインもらおうっと。
少し聴いた感じだけで言うと、若干バランスがボーカルよりだったかな。管楽器の良さをもっと聴かせてほしかったというのはあるけど、曲自体の雰囲気はちょっぴり幻想的で素敵な世界。
そんなこんなで、ちょっと最後があわただしかったけれど、ライブ自体はやはり屈指のクオリティ。
帰宅
タクシーで新富士まで移動。乗り合わせた人と少ししゃべってたんですが、途中で…
「D.K.さんですよね」
「えぇ…」思わず声が上ずるD.K.さん(爆)。あーびっくりした。けいさんという東京の方でした。そこからいろいろ話が盛り上がってみるのでした。どこでブログを見られてるかわからんな(汗)。
あとは新幹線で帰宅といきたかったのですが、龍神の覚醒はこんなところまで力が及ぶ@名古屋。
JR東海で、大雨のためまさかのダイヤ崩壊
まさかの名古屋駅足止め。去年の台風に続き、今年もただでは終わらなかったかぐや姫ライブ。このぶんだと、来年も雨はやまないんじゃないという一抹の不安を抱えながらの帰宅となりましたです。でもやっぱり一度は見てみたい、庭での完成形ライブ。来年に期待であります。
最後に、素敵なライブを届けてくれた、やうこ劇団、実行委員、スタッフの皆様に感謝であります。
ライブ音源。新曲を中心にかぐや姫的編成。よくよくみると、素敵な曲が並ぶ強烈なラインアップになってる。
alan 2nd concert 「alan symphony 2010」 雑感
というわけでシンフォニーです。alan第二弾は渋谷オーチャードホールにて。
相変わらずたくさんの花。このほかにもたくさんありましたぞ。
※写真が暗いとか野暮なことを言ってはいけない。
連日猛暑が続く中、この日もあっつい快晴。そして相変わらず人が異様に多い渋谷の駅前をかいくぐり、現地に到着。グッズを買っていざ開演。今回は後ろ側左寄りから。多少2階席が出っ張ってて気にはなったけど、ステージ全体を見渡せるいいそこそこ場所でした。
ストリングスな世界
今回は、ストリングスが10名程度+ピアノ+ギター&ドラムという豪華編成。映像用のスペースなどは特になく、歌重視で聴かせに来る構成のよう。
01. ひとつ
今回はこの曲から。シンフォニーがよく似合うスタート。意外とalanの曲は、こういう静かなタイプも多いのです。
02. 久遠の河
レッドクリフ2主題歌。alanの声が際立つというタイプではないんだけど、雄大な良曲。今回は弦楽器が光ってました。
そういえば心・戦は今回なかったなぁ。あれも弦楽器と相性いいと思うんだけど。
03. Ballad ~名もなき恋の歌~
2nd期の代表曲ってことになるんでしょうか強烈なフェイクを聴かせてくれる曲としても個人的には好きです。
このあと少しだけMC。相変わらず、alanライブはトークに比べて極端に歌重視ですな。この後、弦楽器チームがいったん撤退。
04. 白い翼
聴きなれない曲だったが、コンセプトどおりのしっとり路線といった感じ。
05. 月がわたし
1stアルバム曲。選曲が渋い。
06. 東京未明
選曲といえばこれもなかなか通好みですな。カップリングの良曲。座って歌ったんだけど、なんで座っててあれだけの声量が出るんだこの人は。
07. ここにいる
ここで少しバンド向けの曲。初めて手拍子が出ました。
08. 月の光
中国版アルバムより。中国詞でした。なんとなく妖しい紫の似合う雰囲気がちょっと変化球。
09. いい日旅立ち
谷村新司の曲ということで昴でも歌うんかなと思ってたら、こっちでした。二胡が加わって少しアジアンテイストな感じになっております。弦楽器が復活で、音の厚みがぐっと素敵。こういう曲でもきっちり歌いこなしてくるのはさすがというところでしょうかね。透き通るような声が魅力的。
10. チベット高原
alanライブの隠れた定番。地震に苦しむ故郷を思い歌うこの曲は、alanの声を堪能するのにもいい曲なのです。
11. My Heart Will Go On
カバー第2弾なんだけど、選曲が意外すぎ。元と比べると幾分太さに欠けるかとも思ったけど、最後の最後で魅せた驚異的な高音の伸びはalanの真骨頂。
12. Together - Instrumental -
この間にalanは衣装替え。
13. 明日への讃歌 - Ochestra Symphonic Arrange -
衣装替え一発目のここでついに登場。心・戦のカップリングにあったようなオーケストラアレンジ。あれ自体はそんなに気にしてもいなかったんだけど、今回のこれは凄かった…。
やっぱり、弦楽器の類は生で聴くと別格ですねぇ。曲の雰囲気を抜群に盛り上げてくれます。あとはバンド側が余計な味付けをしてこなかったので、alanの声を心から堪能できましたです。
多少詞の配置換えがありましたな。最後に「あどけない指…」のくだりを持ってくるあたりがお洒落すぎる。ちょっとぞくっときました。前回のライブ以降、CDのバージョンが完成形かなと思って聴いてたんだけど、少し角度を変えて進化した感じ。
何度聴いても、ライブで聴く讃歌は最高。今回も例に漏れず涙腺直撃弾となりました。よかったわー、これ…。
14. my life
順番的にインパクトに恵まれなかったが、これも2ndアルバムの定番で、今回のコンセプト向きですね。
15. 風に向かう花
新曲だったかな?
16. 恵みの雨
意外というかなんというか、この曲が本編ラストでした。あんまりそういう印象がこの曲にないんだよなー。曲自体はじっくり聴かせるタイプで、alanらしい魅力満載という感じ。
encore01. 群青の谷
アンコール一発目。観客がスタンディングモードになっちゃって、一時的にシンフォニー停止(笑)。盛り上がっていくタイプの曲ではないのかなーと思ってたんだけど、ライブになると俄然勢いのつく曲になりますな。もともと好きな曲だったし、アンコール一発目というのはうれしいサプライズ。
惜しむらくは、バンドが前面にいっちゃったので弦楽器を堪能できなかったことかな。
encore02. Diamond
前回は新曲として披露した曲ですね。どうも浜崎あゆみあたりがちらつく曲ではあるんだけど、なかなか盛り上がります。
encore03. Swear
シンフォニーお構いなしで(笑)ノリ重視ステージが続きます。手の動きはいつか鉄板となるか。
encore04. Happy Birthday to you
alanが7/25誕生日ということで急遽観客で合唱。alanコンサートでは珍しい逆サプライズですねぇ。
encore05. 名もなき種(新曲)
着席して一息ついたところで、一気にシンフォニーな世界へ。このコンサートらしい雰囲気の新曲。
encore06. 懐かしい未来 ~longing future~
この曲はオーラスで鉄板になりつつありますな。そして弦楽器がよく似合う。
そして観客と皆で大合唱…いや…
いくらなんでも、歌詞なしで歌えというのは厳しいだろ。
なんとなく歌ってはみましたが。それでも、あの一体感を紡ぎ出せる決定力はこの曲ならではですねぇ。程よい盛り上がりの中でコンサート終了。
MC
といってもMCらしいMCはほとんどなくて、前回同様がっつり曲を楽しむライブなのですが。でもまあ、言い回しが楽しいので一服の清涼剤にはなりますな。
- シンフォニーでも水は飲みます。
- (2F、3Fに向かって)次はがんばって前の近くにきてください
- すわってください
歌っているときとは違う、そんなゆるい世界もalanの魅力か。歌紹介はびしっと決めるけど。
全体的なところ
前回と比べると、今回はじっくり聞かせることにより重点を置いた構成にしてきた感じはありますね。alanの素晴らしい声を素晴らしい弦楽器演奏がより引き立てて、とにかく聴きごたえは十分だったですね。その分淡白な感じもしたけど、まあ誤差でしょう。
とりあえず今回のヒットは
- 明日への讃歌
- チベット高原
- いい日旅立ち
ってとこかなぁ。とりあえず明日への讃歌が突出してたとは思うけど。あとは気のせいか、母国語だとさらに声に力が乗ってる気がする。これは月の光にもいえることだけど。
思ってたよりずっと素敵だったコンサートに敬意を表し、スポーツタオルを追加購入して帰宅。配色はこの際気にしない方向で。
曲としては2ndアルバム以降の流れが気にはなっていたんだけど、やはり声の存在感は圧倒的ですな。今回はバックの演奏も厚みを増してきたけど、それでもまったく色あせないインパクトがそこにあるという感じ。まっすぐに声で楽しめるという意味では、最近では貴重な存在感なのかもしれないけど。
トップギアからさらにもう一段加速できる声の魅力。もうさすがというほかないでしょう。そんな魅力を堪能できた素敵なコンサートに感謝。
スポーツタオル。配色が不思議。
上からチラシ・チケット・メモリアルカード・ストラップ。レシートはalanの手書きコメント入り。
2nd concertもDVDでないかなぁ。あの「明日への讃歌」はぜひ保存版にしておきたい。
衝撃の後日談
このブログでもちょくちょく話題に上げてる雨宮麻未子氏 。いつもはやうこライブでの演奏を見てるわけですが、なんと
いやもうびっくりしました。
前日のブログでオーチャートホールって言葉があったにはあったけど、一日違ってたから別の人のライブかなと思ってて。でもまさかと思って注意してみてたんだけど…確認するにはちょっと遠かった…orz。結局、いたのかいなかったのかすら特定できず、後日ご本人のブログで見つけることに。
でもなんだか不思議な縁というかなんと言うか。こういうのをみると、数々の有名アーティストを渡り歩く凄い人なんだなと改めて思うのでした。静岡でお会いできたら話のネタにしよう。