遠近法で描く中国 -2nd Season- -59ページ目

遠近法で描く中国 -2nd Season-

片手にピストル 心に花束 唇に火の酒 背中に人生を。 

著者:松下幸之助
発行:PHP研究所 / 文庫本 /2001年5月
ジャンル:ビジネス書、経営

松下幸之助翁の書籍はこれで三冊目です。(『指導者の条件』『松下幸之助「一日一話」』)
まだまだ数は少ないと感じていますが、その度に新しい発見に出逢えます。
まさに経営者向けの一冊ですが、人生経営の読本としてもさすがに一流です。


[目次]

まえがき

まず経営理念を確立すること

ことごとく生成発展と考えること

人間観をもつこと

使命を正しく認識すること

自然の理法に従うこと

利益は報酬であること

共存共栄に徹すること

必ず成功すると考えること

自主経営を心がけること

ダム経営を実行すること

専業に徹すること

人をつくること

衆知を集めること

対立しつつ調和すること

経営は創造であること

時代の変化に適応すること

政治に関心をもつこと

素直な心になること

あとがき



気になった箇所を拾っていきます。
「経営は人間が行うものである。経営の衝にあたる経営者自身も人間であるし、従業員も人間、顧客やあらゆるに関係先もすべて人間である。つまり、経営というものは、人間が相寄って、人間の幸せのために行う活動だといえる。」(30頁)

「人々が物をある価格で買うのは、その品物にその価格以上の価値を認めるからである。」(52頁)
→自分がどうかなと感じたとき、やはりそうだなと、納得しました。同じではなく、価格以上の価値、なのですね。

「設備のダム、資金のダム、人員のダム、在庫のダム、技術のダム、企画や製品開発のダムなど、いろいろな面にダム、いいかえれば、余裕、ゆとりをもった経営をしていくということである。」(96頁)

「私はまだ会社が小さいころ、従業員の人に、「お得意先に行って、『君のところは何をつくっているのか』と尋ねられたら、『松下電器は人をつくっています。電気製品もつくっていますが、その前に人をつくっているのです』と答えなさい」ということをよく言ったものである。」(115頁)

「碁というものは特別先生について指導を受けたりしなくとも、およそ一万回打てば初段くらいの強さにはなれるのだという。だから素直になりたいということを強く心に願って、毎日をそういう気持ちで過ごせば、一万回すなわち約三十年で素直な心の初段にはなれるのではないかと考えるのである。」(166頁)
→松下翁ならではの”人生哲学”です。心に重く響きます。


この本の前半は、かなり経営者向けになっていて堅い話にも感じました。
後半は人生哲学ともいえる内容も交え、読みやすく感じました。
たかが数冊で松下翁を知るというのは、もちろん不可能なことですが、多くの人を魅了したその人物の一片を観た想いがしました。


実践経営哲学 (PHP文庫)/松下 幸之助

¥500
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著者:安岡正篤
解説:池田光
発行:イースト・プレス / 2007年10月 / 単行本
ジャンル:自己啓発

安岡先生のご著書に触れるのは、『論語に学ぶ』(PHP研究所)に続いて2冊目です。
ぼくが今、生活・仕事をしているこの山東省には、孔子の故郷があります。
そのような縁で読んだ論語に関する本ですが、思いもよらず安岡先生という偉大な先人の御言葉に触れ、心を動かされました。
「こころを磨く言葉」も日本人なら一度は目を通してほしいと願う一冊です。
右ページに安岡先生の言葉があり、左ページには池田氏の現代語による解説があるという構成で、90の厳選された安岡先生の言葉が輝きます。

[目次]

はじめに  時代を超えて心に響く「安岡学」の魅力とは?

第1章 品格をつくる
 成功するために必要な「器の大きさ」とは

第2章 人間学のすすめ
 「生きる力」をつけるために知っておきたいこと

第3章 新しい自分に生まれ変わる
 何歳になっても「いいこと」が次々と起こる発想

第4章 ものの見方・考え方
 どんな壁でも突破できる「こころの持ち方」

第5章 こころを磨く
 「夢をかなえる力」を身につける方法

第6章 運命を変える
 この”考え方一つ”で、人生は必ずいい方向へ向かう

第7章 人とのつきあい方
 「敬うこころ」であなたが変わる、他人も変わる

第8章 人を動かす・世の中を動かす
 「その他大勢」から一歩抜け出すための処方箋

安岡正篤 略年譜



気になったことばを拾います。
「人間学の根本、本筋というものは、やはり東洋・西洋の別なく、一言で申しますと「修己治人」 己を修め人を治めるということが第一であります。」(54頁)
→池田氏の解説によると「世の中を統治することができるのは、指導者が自分を修養して、人々に尊敬され、信頼されているからです」となります。

「人間の進歩というものは、感動から始まる。偉大な発見でも、あるいは悟りでもそうです。みんな感動がないといけない。」(62頁)

「真に新しいものは、必ず古いものから生まれるのであり、突如として出るものではない。」(72頁)

「ホッとした時、人間は何かつまみたくなる。それが点心。その意味は、つまり「心境を転開する」。少しくたびれたような時、ちょっとお茶を飲んで、お菓子でもつまむと、また気分が変る」(124頁)

「「挨」という字も「拶」という字も、なかなか難しい字です。この挨とか拶とかの意味は、もともと”物がぶつかる、すれあう”という文字で、物事がぴったりすることを「挨拶」と言います。相手の思っていることに、ぴたりと的中するような言葉がでなければならない。」(186頁)


本当に、もっともっと紹介したい言葉ばかりです。
「日本人の精神的支柱」と呼ばれた安岡先生の言葉に、あなたも触れられることを願います。

安岡正篤こころを磨く言葉 (East Press Business)/安岡 正篤

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副題:今度は中国の天領になるのか?
著者:北野幸伯
発行:ダイヤモンド社 / 2008年9月 / 単行本
ジャンル:世界再発見

ロシア・モスクワ在住の国際アナリスト・ジャーナリスト、北野氏の新刊です。
実は北野氏の著作はもう一冊手元にあって、前回の帰国時少し読みかけて読み終えず、そのまま中国に戻ってきてしまいました。
タイトルは『中国・ロシア同盟がアメリカを滅ぼす日』(草思社)です。
購読しているメルマガと内容が近かったという理由と、中国に持ち込むには少し内容が危険だと感じたので、実家に置いたままにしてきました。
この本では、日本はいわゆる大東亜戦争後、アメリカの天領であると書かれています。
そして、アメリカの没落が顕著になった今、次は中国の天領になろうとしているのです。
日本という国を愛し、日本民族であることに誇りを持ち、日本に生まれたことを感謝するすべての人にお勧めします。
反対に、権力に対し批判ばかりしている某新聞社や某国営放送を筆頭に、日本国が沈むことを望む人たちには、受け入れられない内容でしょう。


[目次]


序章

アメリカ没落後、日本は・・・・・
ドル体制に支えられた超赤字大国アメリカ
崩壊するドル体制
なぜ予測があたったのか
トップの依存心が国を滅ぼす
日本が自立するために

第1章 崩壊寸前の日本は大減税で復活する

1億円貯めた男の末路
国家破産はあり得るか???
格差社会はアメリカ型社会
日本は国家破産寸前
万が一に備えて
日本でのレーガノミクスは亡国の道
日本がアメリカになれない絶対的理由
日本政府はグローバル化の意味をわかっていない
大減税で日本はよみがえる
大減税は下流社会を底上げする

第2章 移民労働者受け入れに反対!

移民法の末路
少子化問題とは?
少子化には法則性がある
フランス方式
サービス残業の禁止を
3K移民受け入れで起こること
移民問題が起こるプロセス
3K移民受け入れで日本に起こる問題
移民を受け入れるなら
労働人口の減少を生産性向上でカバーする
若い世代は年金をもらえない
人口が減っていいこともある

第3章 平和ボケ 外交音痴 日本の行く末

中華合衆国の誕生
外交とはなにか?
なぜ日本は外交音痴になったか?
日本国は慈善団体
日本にとっての金儲けとは?
アジア共同体は50年早い
領土問題と安全の確保
中国は脅威か?
中国の狙いは何か
南シナ海・東シナ海は軍事的にも重要
中国の脅威に対応する外交政策

第4章 食料危機とエネルギー危機をどう乗り越える?

二つの危機
食糧安保論と食糧自由貿易論
自給率を高める=米の需要を増やすこと
アメリカに押し付けられた食文化の変化
マクドナルドを定着させた藤田田氏の長期戦略
完全米飯給食が米の需要を引き上げる
エネルギー危機の可能性
メタンハイドレードが日本を救う
地獄へつづく道、天国へつづく道

第5章 世界一教育熱心な国 日本が失った"教育"

教育改革法がつくり出した”人材”
国の衰退は回避できるか
ユダヤの秘密は「教育」
教育熱心だった日本
日本とユダヤを支えた「教育」の中身は?
「学ぶ」ことは「覚える」こと
ロシア復活の原動力
ロシア教育の秘密
陰山メソッドに学ぶ
創造力の必要性
「仕事が面白い」から創造的になれる
倹約の大切さを教える

第6章 脱アメリカ信仰! 日本は世界から愛されている

ジャパンクールプロジェクト
アメリカ信仰への疑問
アメリカに負け続ける日本
日本を覆う罪悪感
日本人は悪い民族?
洗脳からの脱却
史上最悪の犯罪とは?
日本がアメリカと世界を支えている
日本は嫌われている?
国際貢献とはアメリカに従うこと?
日本の行くべき道
薄利多売信仰からの脱却
「認知の欲求」を満たす商品
日本でも「こだわり品」ブームが始まっている
高品質高価格が企業と社員の幸福
日本に今必要なこと

おわりに
私には夢がある


先日ご紹介した『3つの原理』(ローレンス・トーブ著)が右脳を開かせる世界予測の内容なら、北野氏の著書は、現実世界のまやかしから覚醒するための一冊です。
如何に戦後、我々が幻の教育を受けてきたか、その一面が見えてくるはずです。
ぼく自身もそうですが、日本を離れると、間違いなく日本が見えてきます。
モスクワ在住の著者の一言ひとことが、胸に突き刺さります。
少なくとも、自分が日本人の誇りを持って生き残りたいと思う人なら、この本に共感できるでしょう。
そうでなければ、著者の予言通り、”日本は、中華合衆国の一つの省”になり下がるでしょう。
しかも”小日本省”という屈辱的な名を戴いて。


今あなたは、自分の生活だけを考えていていいのでしょうか。
我が子どもの世代、孫の世代へ、美しく誇り高き日本と、日本民族を残すことが、我々がこの素晴らしい国を先祖からお預かりしている責任、ではないでしょうか。
ぜひ日本の未来の一頁を、自分の手で開いてください。


メルマガ「ロシア政治経済ジャーナル(RPE)」
http://www.mag2.com/m/0000012950.htm


隷属国家 日本の岐路―今度は中国の天領になるのか?/北野 幸伯

¥1,575
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