遠近法で描く中国 -2nd Season- -57ページ目

遠近法で描く中国 -2nd Season-

片手にピストル 心に花束 唇に火の酒 背中に人生を。 

著者:伊勢白山道
発行:ナチュラルスピリット / 2008年3月 / 単行本
ジャンル:日本再発見

人気ブログ『伊勢ー白山 道』の管理者のリーマン氏が著された本です。
このブログを知ったのがいつかははっきりしませんが、氏が最強の祝詞と言われる、
「生かして頂いて、ありがとう御座います」
という一言は、このブログ記事の最後に、いつも記させていただいています。
それほどぼく自身に、大きな影響を与えてくれました。


『伊勢ー白山 道』
http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou



[目次]

本書発行にあたって 出版社より
まえがき

第一章 人類の5%運動
感謝をキーとする / 100匹目の猿現象 / 人類の5%への道程

第二章 根源神・内在神
根源神への道 / 内在神を育てる / 内在神は産土神で根源神に通じる / 内在神の昇華

第三章 最強の祝詞
生かして頂いて ありがとう御座います / アマテラスオホミカミ / ナムカンゼンオンボサツ ネンパカンノンリキ / 「感謝想起」によって「心の岩戸」を破る

第四章 先祖への感謝・短冊線香供養
何故、先祖への供養が必要か / 先祖に届く供養の仕方 / 短冊には今の姓を書く / 3本の線香 / 先祖供養の副作用 / 供養と安心成仏 / 短冊+線香供養と湯気供養の効果の違い / 先祖供養は根源神に通じる / 諸々の質問に答える / 短冊と線香による先祖供養の図 / 神棚の祭り方

第五章 伊勢神宮外宮、伊雑宮
外宮は根源神の波動 / シャンパンゴールドの光の柱 / 北極星との関わり / 多賀宮とモーゼ / 伊雑宮は天照太御神の最高神格 / 外宮は神霊波動11、伊雑宮は10、内宮は8

第六章 白山
白山山頂に立つ光の神柱 / 白山と秘密神 / 重要な「白山ー伊勢ライン」 / 白山ヒメ神社 / ククリ姫神 / 白山と白頭山 / 裏宇宙 / 白山神界が動き出す

第七章 その他の神社、聖地
伊吹山 / 出雲大社 / 大神神社 / 玉置神社 / 明治神宮 / 鞍馬 / 幣立神宮 / 元伊勢内宮皇大神社・日室ヶ嶽 / 神社とは

第八章 神々
神界のヒエラルキー / 神界・霊界・幽界・現実界・地獄界の構造 / 神々も根源神に融合する / 神霊の数字 / 天照太御神 / 観音菩薩 / 十一面観世音菩薩 / スサノオ / 国常立太神 / オオクニヌシ / シヴァ神 / エホバとミカエル / ニニギほか

第九章 霊について
ツワリ / 死ぬ時の感情が大事 / 魂の分霊 / 霊の数 / 生まれ変わりの始まり / 夫婦縁 / 高級霊 / 天津神系の霊と国津神系の霊 / 狐霊 / 類霊=守護霊の誤り

第十章 弥勒の世、次元の融合
「弥勒の世」は近づいている / なぜ「弥勒の世」が出現するか / 食糧難・水不足・殺人ウィルス / 太陽からの霊的波動 / 食事量の減少と時間の短縮 / 半霊半肉神への変化 / 幽界の消滅とその原因 / 一つの次元に収束 / 平成は宇宙の新年

第十一章 諸論
日本列島は龍体 / 占い / 未来予知 / お守り / パワーストーン / カルマ / 恋愛 / 地球外生命 / チャネリング / 前世 / オーラ / シャンバラ / アトランティスとムー / 月 / 自殺 / 鬱 / アメリカ / 日本の古代文献 / 神武天皇 / 卑弥呼と邪馬台国 / 覚者ほか

第十二章 皇室・天皇
明治天皇 / 昭和天皇 / 秋篠宮の男児 / 国のカンナガラ

第十三章 人物論
木村藤子さん / 美輪明宏さん / 宜保愛子さん / 北野武さん / 斎藤一人さん / 浅田真央さん / 松井選手 / イチロー / モーゼ / イエス・キリスト / 釈尊 / 空海 / 聖徳太子 / 役行者 / 安倍晴明 / グルジェフ / ラマナ・マハリシ / クリシュナムルティ / シュタイナー / クロウリー / ブラバツキー / スウェーデンボルグ / シルバーバーチ / モーゼスとインペレーター / ラーマクリシュナ / ラジニーシ / サイババ / ダライラマ / 『神との対話』の神 / 黒住宗忠 / 出口ナオ・出口任三郎 / 谷口雅春 / O氏 / G氏 / ヒトラー / マルクス / ローマ法王 / ノスタラダムスほか

第十四章 ヒーラー不要論
ヒーラーの色々なタイプ / 背後の霊的関与 / 職業霊能者 / 新興宗教と蛇霊

第十五章 体験記・夜話
伊勢参拝記 / 昭和の怪人 / 青春の思い出 / 大恩人 / 犬のジョン



共感した箇所のご紹介です。

「大昔の人間は、絶えず「舞台」への感謝を捧げました。最近は、「舞台」があるのは、アタリマエで個人が勝ち組になることしか考えません。この動き出した「舞台」に対して感謝を捧げることで、変化を減速させることができると、私は「夢想」しています。この「アタリマエなこと」への感謝を想起する人が、まず日本人の「5%」に達すれば、その波動が世界に広がり変化は止まるでしょう。
「生かして頂いて ありがとう御座います」
これが、舞台に響く「言霊」です。舞台とは、地球のことです。」(10頁)

「私の目的である、
・伊勢に外宮という神社があること。
・「生かして頂いて ありがとう御座います」と「感謝想起」すること。これが自己実現への一番の近道です。
この二点だけ、認識して頂けたら私にとって大成功です。」(12頁)

「人類の遺伝子だけを取り上げて研究してみても、最後には、どうしても、一組の男女から始まった可能性を捨てきれないそうです。現在でも、大体、全人類の始祖は、数十人のグループから始まった処までは、解析が出来ているそうです。
あなたは、私。私は、あなた。」(26頁)
→すごいですね、本当でしょうか。

「祝詞とは、祝(いわう)詞(ことば)です。神に捧げる「祝いの言葉です」。つまり、「神への感謝」を現す言葉です。決して、願い事を祈願する文でもないし、悪事を「祓う」言霊でもないです。神に感謝を捧げる言葉は、どんなモノでも立派な「祝詞」になります。この「感謝の祝詞」は、神を動かします。
生かして頂いて ありがとう御座います
は、伊勢外宮で下された神示です。」(28-29頁)
→今年(2008年)5月の帰国時に、伊勢参拝をしました。この時はまだこの本に出会っていませんでしたが、前述のブログの影響で、しっかり感謝の気持ちだけを伝えてきました。もちろん外宮、内宮ともです。

「太古は、五穀豊穣(たとえ少ない年でも)により「生きられる」ことへの感謝だけを捧げるのが、神祭りでした。それが忘れさられ、いつの間にか願望、個人利の祈願や、いきなり世界平和の要請を正しい祈りとされてしまう。これは悲劇です。
このままでは神は身を削るばかりで、人間が「感謝」で神を太らせることが足らないので、とうとう太陽神界から「根源への感謝」ができる人間を生む波動が到来し始めました。ただ「生かして頂いて ありがとう御座います」と、毎日祈念すれば何も心配はいりません。」(34頁)

「迷える霊は、自力での昇華は非常に難しいです。(中略)成仏できない一番の理由は、内在神と乖離してしまったことです。
内在神が不在の「迷える霊」が安心し昇華して成仏するには、
・生きている方から思い出して貰うこと(良い意味で)。
・供養されること。最も供養になる祈りは「感謝」を捧げられること。
これが、霊界では最も供養の効果があります。」(60-61頁)

「平安期や江戸期は、物の怪が特に横行した時代だと感じます。朝廷は、京の都を安泰に維持するために、道教のバリアーを近隣に張り巡らしました。都には、「物の怪」の退治師が各時代に存在しました。その中でも突出したのが、安倍晴明や空海です。空海の密教も、呪術的な面は、道教が基本にあります。」(129頁)

「神社で拝むとき
拝む人が、神社という「鏡」に向き合うことで、鏡に自分を映して我(内在神)に帰る。神社で呪詛する方は、自らを呪うことになってますね。(中略)神社で「感謝」ばかり捧げていると、感謝される環境に益々なりますね。」(136頁)


最後に、「内在神」そのものについて、まえがきからの引用です。

「神への信仰も、人間の願いを叶える為の手段のようになっています。人間の満たされぬ欲望を叶える為の信仰は、人間の外に神を見い出そうとしました。自分に無いものを求めるので、外に神を作りだしてきたのです。
これは本当の神ではありません。命を生み出した真の神は、生きている人間一人一人の心にいます。この内在神の時代が始まりました。(中略)
内在神を自覚する近道は、日常の中にあるのです。日常の中に、生かされている感謝を発見していくことです。これを霊的に影からサポートするのが、感謝を鍵とする先祖供養と縁ある諸霊への感謝供養です。」(6-7頁)


このような本の内容に、懐疑的な人がいらっしゃるでしょう。
ぼく個人も皆さんが信じているそれぞれの宗教を否定する気持ちはありません。
ただ、自分には「しっくり」くる感覚があったので、この本を読みました。
先祖供養の方法など、詳しいことは、伊勢白山道のブログやそのリンク先に書かれています。
もちろん本書にも書かれていますが、ご紹介は避けました。
自己の責任において御調べください。

年始に神社へお参りに行かれる方も多いと思います。
日本にいないぼくには、すでに数年叶わぬことでありますが、初夏に伊勢で感謝のお参りをした時、とても爽快な気分に包まれました。
来年はぜひ、皆さまが「おねがいします」ではなく、「生かして頂いて ありがとう御座います」と感謝の気持ちを捧げられることを願っています。


[伊勢参拝記]
5/2の記事
http://ameblo.jp/moonset/entry-10093105500.html
5/7の記事(写真付)
http://ameblo.jp/moonset/entry-10094595304.html


内在神への道/伊勢 白山道

¥1,890
Amazon.co.jp


この秋に新刊も出ています。
『内在神と共に』
残念ながら10月の帰国時には発売前でしたので、ぼくは入手していませんが、ご紹介だけさせていただきます。

内在神と共に/伊勢白山道

¥1,680
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生かして頂いて、ありがとう御座位ます。
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ありがとうございます
副題:奇跡の成功を生み出した「感動」の企業理念
英題:Inside The Magic Kingdom
著者:トム・コネラン
訳者:仁平和夫
発行:日経BP社 / 1997年11月 / 単行本
ジャンル:ビジネス


[目次]

はじめに

1 オーランドへ出発
2 ディズニー・ワールドに集合
3 競争相手は意外なところに
4 ちょっとしたことが大きな差になる
5 全員がゴミを拾う
6 見えないところが大事
7 耳をつける
8 魔法をかけつづける
9 誰もがキーパーソン
10 サイロを壊す
11 人材の集め方
12 大事な顧客を離さない
13 一体感をきずく
14 情熱をもって

付録 リーダーのツールキット

あとがき

謝辞



誰もが知っているディズニー・ランド、その成功の秘訣をストーリィにして楽しく学ぶスタイルの本です。
ぜひ皆さんも一緒にディズニーの世界へ飛び込んでみましょう。

アメリカ中から、5人のビジネス・パーソン男女が、オーランドにやってきます。
これから3日間の”研修”でディズニーの成功の法則を学ぼうというツアーの参加者です。
案内役のモートに連れられて、魔法の王国への一歩が踏み出されます。


共感した箇所などのご紹介です。

「モートが話し始めた。「ツアーの概要をざっと説明しておきます。ディズニーが成功した秘訣は七つあります。これからの三日間でマジック・キングダムを歩き回り、いろいろ観察して、意見を交換しあいましょう。みなさんの会社に取り入れれば、ディズニーと同じように成功できるポイントが七つあります。その七つをぜひとも学んでください。」」(25頁)

[レッスン1 顧客が比べるすべての企業が競争相手](34頁)

「「清掃スタッフは何人くらいいるんですか?」相手はあたりの声に負けないように声を張り上げた「四万五千人です」。そう言ったように聞こえた。まさか・・・、なにか勘違いしているのだろう。」(36頁)
→全てのキャスト(従業員を指す)が「清掃スタッフ」なのですね。

[レッスン2 細部にこだわる](38頁)

「「馬の頭の上の部分は、毎晩取り外して塗り直しているんです。」
五人は顔を見合わせた。
「ひとつ残らず、毎晩?」ジュディが聞いた。」(38頁)

「モートは話を続けた。声には一段と力が入っていた。「ヒッチング・ポイントひとつ、ないがしろにしない会社なら、お客さんが目にするもの、触れるものすべてに、細心の注意を払うでしょうね。細部にこだわることが、企業文化になっているからです。それでは、みなさん一人ひとりにお訊ねします。みなさんの会社では、細部に注意を払うことが、ディズニーと同じぐらい、文化として根づいていますか」」(39-40頁)

[レッスン3 すべての人が、語りかけ、歩み寄る](50頁)

「ゲスト一人あたり平均して、一日に六十回、キャストに接する機会があります。その出会いをすべて、魔法の瞬間にしたいと、ディズニーは考えているわけです。そしてキャストは全員、魔法の時間を演出する機会を心待ちにしています。」(51頁)

「「ゲストを助けるというのは文化になっていますから、顧客担当だけが苦情を処理するというのとはまったく違います。全員が語りかけ、歩み寄ります。経理担当だろうが、機械技師だろうが、監督だろうが、例外はありません。」」(51頁)

「ただ、付け加えておきたいのは、肩書やポストに関わりなく、全員がそうしているということです。ウォルト・ディズニー・アトラクションズの会長のディック・ヌニスも、社長のジャドソン・グリーンも、ゴミを見つけたら拾います。ディズニーの人間である以上、それはもう当たり前のことなんです。」(57頁)

「うちには従業員はいません。働いているのはキャストです。この言葉の違いは、うちの文化にとって重要なんです。」(59頁)

「従業員をキャストと呼んでいるのは知っていたが、経営陣までそう呼ばれるとは知らなかった。」(66頁)

[レッスン4 すべての物が、語りかけ、歩み寄る](71頁)

「しかし、これほど大がかりなものでなくても、同様に重要なものはたくさんあります。たとえば、ゴミ箱。いろいろなところにゴミ箱がありますが、どれもその場所にぴったり合うように、色や図柄が選ばれています。」(76頁)

「”語りかけ、歩み寄る”ことが身についてくれば、人に限らず、あらゆる物が語りかけ、歩み寄らなければならないことが自然にわかってきます。”すべての人”というとき、その中には会長も入るし、社長も入る。切符もぎも入るし、装置のオペレーターも入ります。”すべての物”というとき、研修室のテーブルも、社内報も、スタッフの採用基準も入ります。そうしたものすべてに、ディズニーの理念が反映されるからです。」(79頁)

[レッスン5 耳が多いほど、顧客の声はよく聞こえる](87頁)

「しかし同時に、ゲスト調査という重要な任務も負っています。ノートパソコンを常に持ち歩いていて、ゲストから何か意見を聞いたら、すぐにその場で打ち込みます。みんな合わせて、一週間に七百人から千四百人ゲストを調査します。調査結果は毎週集計され、ただちにキャストに伝えられます。このフィードバックは重要です。ゲストを100パーセント満足させるという目標にどれだけ近づいているかがわかるからです。」(85頁)

「「こういうふうに考えてみてください。キャストは約四万五千人いますから、全部で九万の耳があるわけです。それだけ多くの耳がいっせいにゲストの方を向いている図を想像してみてください。それだけで大変な情報収集能力です。」
「キャストが情報アンテナとして動くには、ふたつのやり方があります。ひとつは、ゲスト満足についてデータを集める調査のようなもの、もうひとつは、臨機応変に対応するための情報収集です。」」(93頁)

[レッスン6 報い、認め、讃える](100頁)

「カーメンが出した手紙はまず間違いなく、ゲスト・レター部に回されたことでしょう」とモートは続けた。「それから、そのキャストのスーパー・バイザーのところへ送られ、みんなで回し読みしたと思います。感謝の気持ちは、カーメンに親切にしたキャストだけでなく、その部署のキャスト全員に伝わり、自分もこんな手紙がもらえるように頑張ろうとみんなが思ったに違いありません」」(99頁)

「「まずサービスですが、基準は五つあります。
「一つ。つねに相手の目をみて、笑顔を忘れない。二つ。ゲストの期待を上回る仕事をし、ゲストとの触れ合いを求める。三つ。つねに最高のサービスを提供する。四つ。すべてのゲストをひとり残らず、心から歓迎する。五つ。最善を尽くし、妥協しない。」」(104頁)
→キャストに贈られる、「ゲスト・サービス熱狂カード」の基準の説明の一つです。

「「しかし、上だけが評価をくだすというのは、公平とは言えんね」とビルが言う。
「たしかにそうです。ですから、それを補うという意味で、”ディズニー・スピリット賞”というのが設けられています。その賞は、キャストが互選で候補者を選ぶんです。それを受賞すると、銀の名札をもらえます。」」(106頁)

「報いられる、認められるというのも、それと同じです。給料はまあ水みたいなもんで、それがなきゃ生活できません。でも給料だけで、認められることがなかったら、元気がでません。身体は動いても、心が萎えてしまいます。」(115頁)

[レッスン7 誰もがご●●●●●●](120頁)

→コメント欄にて、皆さまからの回答をお待ちしています。


東京のディズニーランドをイメージしていたので、この本を手にした時の最初の感覚は、かすかな失望でした。
しかし、それがまったく意味がなかったことにも、すぐに気づくことができました。
いつか必ず、自分の目で”魔法の王国”を旅したくなる、そんな本に出逢えました。
実在の”モート”はいないかもしれないけれど、この本が助けてくれるかもしれませんね。

ディズニー7つの法則―奇跡の成功を生み出した「感動」の企業理念/トム コネラン

¥1,470
Amazon.co.jp

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ありがとうございます
著者:つなぶちようじ
副題:書くことで自分を内側から癒す マイセルフ・カウンセリング
発行:VOICE / 1999年9月 / 単行本
ジャンル:ヒーリング、カウンセリング

つなぶち氏の著書を読むのは2冊目です。
最初に読んだのは、教育学博士七田眞先生との共著『体内記憶』でした。
その本は10年ほど前に一度読み、誰かにプレゼントしました。
そして最近また、手に入れて読みなおしました。
つなぶち氏との出逢いは、90年代末にぼく自身が参加していた、イルカ・クジラ関係のネット・コミュニティでした。
ご本人がプロのライターであることを明かされて参加されていたつなぶち氏に、大きな影響を受けました。
このコミュニティは解散しましたが、その体験はしっかり思い出に残してあります。
今も昔も、何よりぼくが好きなのは、つなぶち氏の文体です。
言葉の発する力です。
氏の文章に包まれるだけで、すでに自己の癒しの能力が増してくるようです。
そんなつなぶち氏のブログです。

「水のきらめき」
http://www.tsunabuchi.com/waterinspiration/



[目次]


はじめに

第1章 文章のデッサン
第2章 癒しの言葉
第3章 輝く言葉
第4章 感謝の言葉
第5章 ヒーリング・ライティングのもたらすもの

あとがき

参考文献


共感した箇所のご紹介です。
「イルカについて研究しているホラス・ドブス博士が来日した際、こんなことを話してくれました。
「イルカはどんな環境にいても、その環境の楽しみ方を見つける。人間はどんな環境にいても、その環境の批判をはじめる。人間はイルカから環境の楽しみ方を学ぶ必要がある」」(54頁)

「以前、地球交響曲を作った龍村仁監督にうかがったとき、龍村監督は「これからの時代はささやか、わずか、ほのかを楽しむことが大切だ」と話してくれました。
ささやか、わずか、ほのか。
私たちは「ものすごく楽しいこと」しか楽しいと感じていないのかもしれません。ささやかな楽しみ、わずかな楽しみ、ほのかな楽しみを感じるとき、私たちは楽しみに包まれているかもしれません。そんなささやか、わずか、ほのかを感じるには、目を開く、耳をすます、感触を楽しむ、香りを楽しむなど、五感を楽しむのがいいかもしれません。」(56頁)

「私たちは、言葉が言葉の表現していることを伝えていると思いこんでいます。しかし、実際には違うのです。言葉は言葉の表現していることを思い出させるきっかけであって言葉の表現していることそのものではないのです。
たとえば、目の見えない人に色を伝えることはできません。どんなに言葉を駆使しても「赤」がどのような色かは、その人が「赤」を見た体験がなければ伝わりません。」(72頁)
→コミュニケーションの難しさの根源はここにあるのかもしれません。

「あなたは他人の言葉で傷つきませんか?普通他人に何か言われて傷つくとき、それは他人の言葉が私を傷つけたと解釈しがちですが、実際には自分の解釈が自分を傷つけているのです。なぜなら、もし自分に自信があれば、どんなことを言われても傷つかないはずです。にもかかわらず傷つくのは、「自分に自信がないから」です。」(85頁)

「「力を与える」言葉」には次のようなものがあります。
・相手に対して共感を表現する
・相手の存在を認める、または、高く評価する表現をする
・相手への信頼または愛情を表現する
・悲観的な相手に前向きな意識を生み出すリフレーミングを与える表現をする
・相手とともに作るビジョンを表現する」(87頁)
→リフレーミング:人の意味体系の枠組み(フレーム)を変えること(75頁)

「成熟した愛には心の能動性があります。しかし現在、一般で言われている愛は受動的な心が生み出すもののように思えるものがあります。孤独になりたくないからと恋愛関係を持つ人がいます。その恋愛は「恋」ではあるかもしれませんが、能動的な「愛」とは言えません。」(156頁)

「条件付きの愛情はひとにストレスを与えます。なにしろ条件を満たさなくなったら愛情を得ることができないのですから。現代社会では能動的愛、つまり無条件の愛というものに接する機会が少なくなっているのかもしれません。多くの人が条件付き愛情しか体験できないからです。」(156頁)

「記憶を取り戻す能力は時とともに指数関数的に衰え、一か月もたてば経験の八十五パーセント以上は、日記とか写真とかいった人工的な援助がない限り失われるのだそうです。つまり継続的に思い出すきっかけがなければ、数年後にはいまの自分のことなどはほとんど忘れてしまうのです。」(166頁)
→だから、ぼくも皆さんもブログなどを書くのでしょうね。

「ひとりの人間の心にはいったい何があるのでしょう。以前は作家や思想家と呼ばれる人が生み出した作品以外にはなかなか興味がもたれませんでした。しかし、どんな人が書いたものであれ、その人の心に向き合った文章は感動を与えてくれます。心とは表現されるまでは他人にとって無と変わりません。しかし、心の奥深くを垣間見せる文章を書くことによって、読むことによって、私たちは互いに共感することができます。自分の心の歴史を書くことによって学び、他人の心の歴史を読むことによって、または聞くことによって学ぶことができます。」(180頁)

「言葉はその言葉を使った人自身がそこに魂を入れるものです。自分の言葉に自分が忠実であるとき、そこに魂が生まれます。自分の言葉に自分がしたがうとき、言葉は未来を作り始めます。このように生きるとき、まさに言葉は言霊となるのです。」(197頁)



この本には、50のエクササイズ(演習)があります。
読む本ではなく、自分で作る本です。
そして自分を作る本です。
次に読むときには、自分で演習していきます。
最後に、扉にあるつなぶち氏の言葉を引用します。


「ゆっくりやること 自由にやること しなければならないことにしないこと 自分に鞭打たないこと」



HW


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