遠近法で描く中国 -2nd Season- -55ページ目

遠近法で描く中国 -2nd Season-

片手にピストル 心に花束 唇に火の酒 背中に人生を。 

著者:ラダビノード・パール
編著者:田中正明
発行:小学館 / 2008年2月 / 単行本
ジャンル:人物、世界再発見

東京裁判(極東軍事裁判)において、全員無罪論を唱えた、インド代表・パール博士(判事)の著書です。
実際のところ、田中氏が出版などの全権を博士から授与され、1953年に『平和の宣言』として発刊されたものの、復刊になっています。
復刊にあたり、第一部と第三部を入れ替えるなどの、改訂がなされています。


[目次]

『平和の宣言』復刊にあたって 小林よしのり

凡例

第一部 アジアの良心(滞日同行記) 田中正明

第二部 世界に告ぐ(講演録)

第三部 真理と平和(論文・評論集)

付・パール博士小伝

あとがき 田中正明

パール博士の手紙


共感した箇所のご紹介です。
「かくして人一倍の努力がかさねられた。他の判検事が観光旅行や宴席のあるとき、博士はひとり帝国ホテルの一室にこもって、資料を蒐集し調査し読破していた。(中略)
読破した資料は四万五千冊、参考書籍三千冊におよんだという。かくして生まれたのが、英文にして千二百七十五ページ、日本語にして百万語におよぶ”全員無罪の判決文”であった。われわれは、この博士の三年間における大きな努力には、畏敬の念を禁じ得ない。」(32頁)

「パール博士は極東軍事裁判そのものを根本的に否定している。それは戦勝国が、復讐と宣伝の欲望を満足させるために、国際法を無視し、司法と立法を混合し、法の不遡及まで犯した一方的な軍事裁判であったからである。」(36頁)
→後に触れますが、博士の裁判を否定する論理は、”法による真理の追及”を蹂躙したことによる、ということから展開されます。

「お地蔵さんというものはですね。どうして道ばたにたっているかというと、それには一つの願いがあるんです。大衆が悟りをひらいて、安心立命の境にはいるまでは、決して自分は座敷にあがらない・・・・・という悲願です。それで雨や風にさらされながらも、野山の辻にたって、みんなの道しるべとなり、生涯をここで送る・・・・・その請願の姿がこれです。」(48頁)
→博士日本滞在中、下中彌三郎氏が地蔵尊の由来を博士に説く場面です。

「博士は東京裁判のさなかに、妻危篤の電報を手にした。博士はとるものもとりあえず、飛行機でかけつけた。そのとき夫人は枕辺に立った良人の手を握って、
「あなたがわたしを見舞うため、帰ってきてくださったことはうれしうございます。しかしあなたは日本国の運命を裁こうとされている大事なお体です。どうか裁判のすむまでは、わたくしのことはかまわないで・・・・・たとえ、どのようなことがあっても、わたしは恨みません。哀しみません。裁判終わるまでは・・・・・、決して帰ってきてくださいますな。」」(56頁)
→裁判を終えてインドへ戻ったとき、夫人の病は重く、五ヶ月後に亡くなられたそうです。

「博士において見落としてはならないことは、二つの相ことなる次元を一つの人格によって統一しているということである。すなわち非常に深い慈悲心と、非常に冷厳な心理の追求者としての態度である。」(59頁)

「博士は日本に来てみて、日本の評論家やジャーナリストや法律家が、軍事裁判可否の本質的論争ないしは戦犯の法的根拠の問題について、あまりにも無関心、もしくは不勉強であることにいたく失望すると同時に、義憤さえもおぼえたらしい。その義憤は、日本人の真理追及の観念欠けている点にたいしてである。長い物には巻かれろ、強いものには屈服せよ、というしみったれた根性にたいする義憤である。」(72頁)

「この席上ある弁護士が「パール先生のご同情ある判決」に対して感謝にたえぬ」という意味の謝辞を述べたところ、博士はその後をうけて、やや色をなして、
「私が日本に同情ある判決をくだしたというのは、大きな誤解である。私は日本の同情者として判決したのでもなく、また日本の反対者として裁判したのでもない。真実を真実として認めて、正しき法を適用したまでである。それ以上のものでも、それ以下のものでもない」とこたえた。」(72-73頁)

「つまり彼ら(西洋人)からすれば、われわれアジア人は人間の部類に属さないのだ、だからこそ原子爆弾を広島、長崎に落としたのである。-動物実験の意味でー。おそらく第三次戦争(世界大戦)で水爆や原爆を落とすところはどこかといえば、それはアジアであろう。決して白人の上ではない」」(75頁)

「毎日修学旅行にくる団体客が何千、何万とおしかけているにもかかわらず、これらの青少年に少しも仏教の教義を説こうという僧侶がおりません。これはいったいどうしたことでしょう。これではせっかくの神社仏閣も博物館でしかありません。形骸だけ存して魂なき宗教です。」(80頁)

「他人の眼ではなくて自分の眼でものを見る。宣伝やデマゴーグに踊らされないで、自分の頭脳で思考する。時流や権力に屈しないであくまで真理に忠実である、欺瞞と虚偽の仮面を剥いであくまで実体に近づこうとする努力・・・・・こうしたことを総括して「正確にものごとを考える」という言葉であらわすとするならば。この「正確にものごとを考える」こと、それこそが過去における日本民族の習性として欠けていたものであり、同時にこんにち世界で最も欠けている大事な点であると私は思う。」(119頁)
→1952年、東京大学での講演より

「私はここにみなさんにはっきり申し上げることのできるのは、この世の中にほんとうの平和を教えたのは、マハトマ・ガンジー一人であるということである。私は世界の指導者のなかで、平和にたいして信頼できる唯一者は聖雄ガンジーであると確信している。」(132頁)

「この”インド哲学”から発した”法は真理なり”を信じていた私がおどろいたのは、英国下院のある議員の言葉である。すなわち彼は「ニュルンベルクの戦争犯罪人を裁いたその法律は、人類のための法律ではなく、ニュルンベルクだけの法律である。つまり敗戦国ドイツの戦犯を裁くためだけに適用した法律である。それは一般に応用すべき法律ではない」と述べているのである。すなわち彼は、私の信念とは逆に、”法律とは一部の人間のためにつくられる”ものであるというのである。(中略) かくして彼らは、ニュルンベルクと東京裁判を、自分たちの勝手な解釈において、自分たちの利益のために、一方的におしつけたものであることを、臆面もなく、公然と発表しているのである。」(153-154頁)

「このたびの大戦において、最も大きな災害をこうむったものは、最も大きな犠牲となったものは、”法の真理”である。われわれはあくまで法の真理、法の正義を守らなければならぬ。」(156頁)

「非暴力ということは、暴力以上の勇気を必要とする。すなわち暴力を押しのけるだけの、暴力者をしてついに暴力を放棄せしめるだけの力を必要とする。」(171-172頁)

「世界のあらゆる宗教の教祖のうちで、「自分は神様ではない、自分はたんなる一個の人間である」と声明したのはお釈迦様一人だけである。釈尊は、自分は人間以外の何ものでもないということをお経の中ではっきりと述べられている。」(174頁)

「しかしインドの宗教は、山川草木みな仏性あり、という言葉に表れているように、人間はもちろん、花にも動物にも神の性質が内在していると考える。つまり超越的ではなく、内在的宗教である。ヒンドゥー教は、インドの伝統的な宗教であって、その洗練された表現が、が仏教である。したがって、ヒンドゥー教は本質的には仏教と同じだ。またヒンドゥー教と新道イズムは、非常に密接な関係がある。」(263頁)

「要はインドの神は、日本の神と同じように内在している。つまり神人合一である。キリスト教の神は、天の彼方において人間と離れている。そこに東西両洋の差がある。」(264頁)


東京裁判そのものの是非や、判決文については、あらためて『パール判事の日本無罪論』(田中正明著/小学館)などで学ぶ必要があるでしょう。
引用した文章でも意図的にそのような部分は避けました。
この本をご紹介したかった狙いは、パール判事の人物そのものです。
そして、なにより失われたものが、"法の真理"であること、なのです。



追記:心の師、臥龍先生が以前、ワールド・ビジョン・ジャパンさまを通じて、インド・マドラス地域へチャイルド・スポンサーシップを行っていらっしゃいました。
インドを選ばれたその理由の一つが、戦後の東京裁判におけるパール判事へのご恩返しだと、メルマガで読んだ記憶があります。
ガンジー主義を説いたネール首相を擁き、平和を求めていたはずのインドという国は、皆さまご承知のように、核保有国でもあります。
しかし、人の心はみな、平和を求めているはずです。
「平和の宣言」が無駄だとは思いません。
しかし、世界を揺るがす大きなうねりが起きるには、小さな私たちの、祈りと行動が必要なのでしょうね。



パール博士「平和の宣言」/ラダビノード パール

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副題;日能研と歩んだ起業家人生40年
著者:小嶋勇
編者:高嶋健夫
発行:日経BP企画 / 2007年5月 / 単行本

日能研理事長、小嶋勇先生のご著書です。
塾経営という教育に、40年をかけたその”いきざま”は熱いハートがすべてなのだそうです。


[目次]

はじめに 次代にバトンをつなぐために

第1章 [起業の志] 人のやらないことをやり、人の1.5倍働け!
第2章 [我が創業時代] カネがないからこそ、知恵とアイデアで勝負しろ!
第3章 [事業を伸ばす戦略と戦術] 子供たちはお客様、顧客本位が事業を伸ばす
第4章 [経営者の心得] 成功するカギは「自分との約束を守れるか」
第5章 [勝ち残り必勝戦略] 秩序破りを恐れず、お客が喜ぶ商品を提供せよ!
第6章 [人材・団結心の育て方] 「会社は道場」、厳しさと愛情が社員をはぐくむ!
第7章 [信頼し合える人とのつながり] 絆は魂と魂をぶつけ合う中で生まれる
第8章 [アイデア発想法] 常識破りの”愛デア”は五感をフルに活用することで生まれる
第9章 [お金の貯め方・使い方] 小金は貯めずに、使って大きくせよ!
第10章 [社長の引き際と後進の育成] 後継者づくりは、創業社長の最後の大仕事
終章 子供たちへ、そして未来の起業家たちへ 人生は片道切符。一日一日ベストを尽くせ!

さいごに
編者あとがき



共感した箇所のご紹介です。
「「貴方が起業家を志すにせよ、会社に就職して出世を目指すにせよ、人生の目標を立て、その実現に向けて歩んでいこうとするならば、そして、自分の人生で何か成し遂げたいと希望するのならば、人の1.5倍は働きなさい」と。それがすべての出発点なのだ。」(35頁)

「重要な経営判断はみんなが賛成したら、やめたほうがいい。みんなが反対したら、やるべきだ。なぜか。みんなが賛成するのは、すでに誰かがやっているか、”安全パイ”だから。それを判断するのが、経営者の仕事なのだ。」(63頁)

「学習塾はサービス産業だ。お客さんに「学力向上」と「合格」というサービスを提供している。お客さんとはもちろん、子供たちだ。子供たちのためになること、子供たちや保護者が喜ぶことを、期待通りに提供できるかどうかで、学習塾の評価は決まる。いかにして、顧客である子供たちのニーズに合う教育を提供するか。学習塾の使命とは、その一点に尽きる。」(70頁)

「経営者に対する10の質問
1)仕事をしていたら、何時間でもやっていられる
2)時間にはかなりうるさいほうである
3)3年、5年、10年先の夢を持っているか?
4)毎年毎年、何か会社で改革をしているか?
5)会議は2時間以内で終わらせている
6)時代の流れに乗っているか?
7)社員に責任と権限を与えているか?
8)会社の印鑑は自分で管理し、必ず自分で押しているか?
9)会社の美化をうるさく言っているか?
10)社内で挨拶と笑顔を自分から率先しているか?」(100-101頁)

「本の中で気に入った言葉を見つけたら、すぐにメモしておき、後でパソコンで整理するようにしている。感動があるからこそ、その言葉が心に残る。心に残るからこそ、記録に残したくなる。」(195頁)

「生活の質を少しでも上げたら、どうしても人はそれを維持しようとする。そのために無理をしたり、時には嘘をついたり、最悪の場合は会社のカネを着服したりして、道を間違えてしまうのである。」(221頁)
→創業してすぐは、生活レベルを上げるな、という戒めです。

「「生きたカネ」とは、「流れるカネ」のことだ。川の上流で流したカネは、下流にたどり着くまでに何倍も大きくなる。そして、それは形を変えて、再び川上に戻ってくる。河口に流れ着いたカネは、やがて蒸発して雲になり、それがまた川上で雨となって降り注ぐ。次に降り注いでくるのは、なにもカネばかりではない。評判、信頼感、ブランド力となって返ってくる場合も多い。」(222頁)

「「勉強は、君たちが将来世の中に出ていく時のための知識の土台作りなんだ。土台がしっかりしていないと、高い建物は建てられない。それと同じように、今やっておかないと、大人になって高い建物を建てることはできないんだ。だから、勉強するんだよ」と。」(246頁)

「「受験する時には、必ず1校は落ちるようにしてください。どこか、いわゆる記念受験をしてみてもいい。落ちることもまた、子どもにとっては貴重な体験になるのですから。この受験で、受かる喜びと、落ちる苦しさの両方を必ず体験させてください。」」(250頁)


受験産業、特に中学受験ということに、体験もなく、これまでさほど興味はありませんでした。
しかし、これは子供がまず体験する、社会への挑戦だとすれば、結果はどうであれ、挑戦させるのは、よいことではないかと、考えるようになりました。
小嶋勇先生の生き方、起業家としての心構え、行動、どれを見ても心が揺さぶられます。
今の若者が学ぶべき「いきざま」、ここにありです。


最後に、この本をご紹介くださいました、パイプ屋さまに感謝します。
パイプ屋さまのメルマガ「未見の我を信じて、ソイヤ!」
http://www.mag2.com/m/0000277785.html


いきざま 日能研と歩んだ企業家人生40年/小嶋 勇

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副題:MBAに学び、MBAを創る
著者:堀義人
発行:東洋経済新報社 / 2002年3月 / 単行本
ジャンル:ビジネス

グロービス代表の堀氏の著書です。
京都大学卒業後、住友商事入社、社内留学でハーバード・ビジネス・スクールへ留学、卒業後帰国、住友商事復帰、グロービス創業、そして10年の月日。
氏の半生を描いた自叙伝です。

[目次]

はじめに

第1章 ハーバード・ビジネス・スクール(HBS)への留学
第2章 吾人の任務
第3章 創業と歴史
第4章 グロービス・ウェイ
第5章 MBAを創る

付録:コラム集


共感した箇所のご紹介です。
「HBSで一番びっくりするのが、ケース・メソッドという学習方法である。(中略)
 ケース・メソッドとは、自らを経営者の立場におき、自らが分析し、戦略立案する手法である。ノウハウや知識を学ぶことだけでは習得できない「考える力」を養うことに主眼をおいている。教材は「ケース」と呼ばれる実際の企業事例である。ケースにはある企業のその時点での状況、たとえば会社の業績や、市場の動向、競合他社の状況などがありのままの事実として記述されている。(中略)
 限られた情報しかない状況、情報が錯綜した状況でも、いかに仮説の構築と検証を行い、的確な分析と判断ができるかが問われ、試されるのだ。「自分たちがこのケースの主人公ならどういう意思決定をするか」をテーマに経営環境を分析し、どのような戦略をとるべきかについてディスカッションしていくスタイルである。」(17頁)

「僕はこのケースを通して、さまざまなことを学んだ。次々に出てくる経営の危機。それに冷静に対処する経営チーム。常に経営環境を的確に分析し、行動計画のオプションを挙げて、意思決定して、詳細な計画を立案する。それらをチーム間で役割分担する。常に自らの意思決定が間違っている可能性と、自らの考え通りに進まないリスクに対して、コンティンジェンシー・プラン(代替オプション)を用意する保守的な心構え。成功への強い意志。チームスピリット。」(28頁)

「「サービス保証」という制度も導入した。つまり、受講生が修了基準に見合う出席(3分の2以上出席、2回レポート提出)をしたにもかかわらず、期待にそった効果が得られなかったと受講生が判断したら、無条件で受講料相当額を返済するという制度だ。」(77頁)

「グロービスに多少関わった多くの人が、僕に言うには、「グロービスっていい意味で青臭いね」である。何人かに同じことを言われた。どうやら理想に突き進んでいく姿が青臭いらしい。確かに僕らは青臭いのだとも思う。」(115頁)

「グロービスで要求される時間管理というのは、チャイムが鳴るまでに席に着くようにとか、1分でも遅刻たら叱られるという次元とは違う。一番重要視されるのが、自らの健康管理をしながらも、アウトプットを最大化させて、他人に迷惑をかけない時間管理である。
 一番問題なのは、やると言ったのに期限までに終わらない、ミーティングの時間に遅刻するなど、他の人に迷惑をかけることである。アウトプットが期限どおりにできなかったりすると、その時間掛ける人数分の時間が浪費される。それが一番大きな資源の浪費である。」(129頁)

「休みも自分で管理して、仕事のアウトプットも自分で管理する。当然健康の管理もして、家族も大切にしてほしいと思っている。それでもきちんとグロービスの業務が回転するように頭を使って設計するのが経営者の役割だと思う。タイムマネジメントとは、自らの健康管理、ファミリーサービスも含めて、アウトプットの最大化をはかるということである。」(130頁)

「僕は常日ごろから「自らの内にあるエネルギーを爆発させる」と言っている。一番重要なのは、自分がやりたいと思う気持ちを爆発させることである。自らが楽しいと思うことをワクワクしながら考えて、自主的に行動する。上長は、そのエネルギーを会社のビジョン、戦略に従って、後押しをする。そうすると個人エネルギーが組織のエネルギーとなって、前向きでポジティブな会社となる。」(132頁)


自分が何をやりたいのか、これを捜し求める堀氏の苦悩が、第2章で描かれています。
HBSから戻った後の商社での”逆カルチャーショック”など、読みものとしては興味深いです。
ただ後半の、グロービス創業後の部分は、この会社に興味がある方が読めばよいでしょう。
ぼくは大学一年の時に、住友商事出身の国際ビジネスマンで何十年と海外を飛び回って活躍され、その後教授として学問ではない”ビジネス”を教えて下さる方に出会いました。
その方のご著書と比較してはいけないのですが、堀氏のこの本は残念ですが、物足りなさを感じました。


追記:昨年10月に大阪で受けたセミナーで話されたことは、すべてこの本に書かれていました。
事実、受講生向けの無料セミナーが一般に公開されたというセミナーのスタイルでした。
その面では、この本が販売されていたことは、戦術として正しいのでしょう。
グロービスという会社、そして経営大学院というものが、日本でどのように評価されているか、ぼくには体感できません。
ですので、あくまで氏個人の印象と、彼が描く自身の任務とは何か、ということに絞って読んでみたつもりです。
グロービスをもっと知ることで、また違う読み方もできるかもしれません。

思い出すのは、堀氏ご自身の印象です。
もっと若くエネルギッシュな方を想像していましたが、確かに若いのですが、スマートな紳士という印象でした。

吾人の任務 MBAに学び、MBAを創る/堀 義人

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