『いきざま』(評価★★★★★) | 遠近法で描く中国 -2nd Season-

遠近法で描く中国 -2nd Season-

片手にピストル 心に花束 唇に火の酒 背中に人生を。 

副題;日能研と歩んだ起業家人生40年
著者:小嶋勇
編者:高嶋健夫
発行:日経BP企画 / 2007年5月 / 単行本

日能研理事長、小嶋勇先生のご著書です。
塾経営という教育に、40年をかけたその”いきざま”は熱いハートがすべてなのだそうです。


[目次]

はじめに 次代にバトンをつなぐために

第1章 [起業の志] 人のやらないことをやり、人の1.5倍働け!
第2章 [我が創業時代] カネがないからこそ、知恵とアイデアで勝負しろ!
第3章 [事業を伸ばす戦略と戦術] 子供たちはお客様、顧客本位が事業を伸ばす
第4章 [経営者の心得] 成功するカギは「自分との約束を守れるか」
第5章 [勝ち残り必勝戦略] 秩序破りを恐れず、お客が喜ぶ商品を提供せよ!
第6章 [人材・団結心の育て方] 「会社は道場」、厳しさと愛情が社員をはぐくむ!
第7章 [信頼し合える人とのつながり] 絆は魂と魂をぶつけ合う中で生まれる
第8章 [アイデア発想法] 常識破りの”愛デア”は五感をフルに活用することで生まれる
第9章 [お金の貯め方・使い方] 小金は貯めずに、使って大きくせよ!
第10章 [社長の引き際と後進の育成] 後継者づくりは、創業社長の最後の大仕事
終章 子供たちへ、そして未来の起業家たちへ 人生は片道切符。一日一日ベストを尽くせ!

さいごに
編者あとがき



共感した箇所のご紹介です。
「「貴方が起業家を志すにせよ、会社に就職して出世を目指すにせよ、人生の目標を立て、その実現に向けて歩んでいこうとするならば、そして、自分の人生で何か成し遂げたいと希望するのならば、人の1.5倍は働きなさい」と。それがすべての出発点なのだ。」(35頁)

「重要な経営判断はみんなが賛成したら、やめたほうがいい。みんなが反対したら、やるべきだ。なぜか。みんなが賛成するのは、すでに誰かがやっているか、”安全パイ”だから。それを判断するのが、経営者の仕事なのだ。」(63頁)

「学習塾はサービス産業だ。お客さんに「学力向上」と「合格」というサービスを提供している。お客さんとはもちろん、子供たちだ。子供たちのためになること、子供たちや保護者が喜ぶことを、期待通りに提供できるかどうかで、学習塾の評価は決まる。いかにして、顧客である子供たちのニーズに合う教育を提供するか。学習塾の使命とは、その一点に尽きる。」(70頁)

「経営者に対する10の質問
1)仕事をしていたら、何時間でもやっていられる
2)時間にはかなりうるさいほうである
3)3年、5年、10年先の夢を持っているか?
4)毎年毎年、何か会社で改革をしているか?
5)会議は2時間以内で終わらせている
6)時代の流れに乗っているか?
7)社員に責任と権限を与えているか?
8)会社の印鑑は自分で管理し、必ず自分で押しているか?
9)会社の美化をうるさく言っているか?
10)社内で挨拶と笑顔を自分から率先しているか?」(100-101頁)

「本の中で気に入った言葉を見つけたら、すぐにメモしておき、後でパソコンで整理するようにしている。感動があるからこそ、その言葉が心に残る。心に残るからこそ、記録に残したくなる。」(195頁)

「生活の質を少しでも上げたら、どうしても人はそれを維持しようとする。そのために無理をしたり、時には嘘をついたり、最悪の場合は会社のカネを着服したりして、道を間違えてしまうのである。」(221頁)
→創業してすぐは、生活レベルを上げるな、という戒めです。

「「生きたカネ」とは、「流れるカネ」のことだ。川の上流で流したカネは、下流にたどり着くまでに何倍も大きくなる。そして、それは形を変えて、再び川上に戻ってくる。河口に流れ着いたカネは、やがて蒸発して雲になり、それがまた川上で雨となって降り注ぐ。次に降り注いでくるのは、なにもカネばかりではない。評判、信頼感、ブランド力となって返ってくる場合も多い。」(222頁)

「「勉強は、君たちが将来世の中に出ていく時のための知識の土台作りなんだ。土台がしっかりしていないと、高い建物は建てられない。それと同じように、今やっておかないと、大人になって高い建物を建てることはできないんだ。だから、勉強するんだよ」と。」(246頁)

「「受験する時には、必ず1校は落ちるようにしてください。どこか、いわゆる記念受験をしてみてもいい。落ちることもまた、子どもにとっては貴重な体験になるのですから。この受験で、受かる喜びと、落ちる苦しさの両方を必ず体験させてください。」」(250頁)


受験産業、特に中学受験ということに、体験もなく、これまでさほど興味はありませんでした。
しかし、これは子供がまず体験する、社会への挑戦だとすれば、結果はどうであれ、挑戦させるのは、よいことではないかと、考えるようになりました。
小嶋勇先生の生き方、起業家としての心構え、行動、どれを見ても心が揺さぶられます。
今の若者が学ぶべき「いきざま」、ここにありです。


最後に、この本をご紹介くださいました、パイプ屋さまに感謝します。
パイプ屋さまのメルマガ「未見の我を信じて、ソイヤ!」
http://www.mag2.com/m/0000277785.html


いきざま 日能研と歩んだ企業家人生40年/小嶋 勇

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