トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン ウィーン・プレミアム・コンサート | 翡翠のブログ

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先日行った豊田会場に続いて、今日は、名古屋会場でトヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーンのウィーン・プレミアム・コンサートを聴きに愛知県芸術劇場コンサートホールへ行きました。

 

今回も名古屋会場は、トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーンと名古屋フィルハーモニー交響楽団との合同演奏プログラムです。

 

【出演】
エルヴィン・クランバウアー(フルート)
ペーテル・ソモダリ(チェロ)
エルマー・ランダラー(ヴィオラ)
トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン(管弦楽)
下野竜也(指揮)
名古屋フィルハーモニー交響楽団(管弦楽)


【曲目】
モーツァルト:フルート協奏曲 第1番 ト長調 K.313
 ◇トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン単独演奏
R.シュトラウス:交響詩「死と変容」Op.24
R.シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」Op.35 (チェロ独奏/ペーテル・ソモダリ、ヴィオラ独奏/エルマー・ランダラー)
 ◇トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーン&名古屋フィルハーモニー交響楽団 合同演奏 (指揮/下野竜也)

 

最初にトヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーンだけの演奏で、モーツァルトの「フルート協奏曲 第1番」。こちらは、先日の豊田市でも同じ曲がプログラムされていて、聴くのは2度め。今回も軽やかな天使の歌声のような、魔笛のようなフルートソロでした。

 

休憩後は、トヨタ・マスター・プレイヤーズ,ウィーンと名フィルが合同で、ステージ上がぎっしりの大人数。音も迫力です。

 

昨年末に名フィルの定演で聴いて、すごく良かったのでシュトラウスの交響詩「死と変容(死と浄化)」が聴けるの、楽しみでした。

 

死の床にある芸術家が病魔と闘い、思い浮かべるという子どものころや青春時代の情景を表す美しいメロディや、死との戦いの激しい部分、とうとう死を迎えるも魂の浄化と救済を表すという部分。そういった解説を思いながら聴くと、いっそう好きだなあと思いながら聴きました。

 

一方、同じシュトラウスの曲、交響詩「ドン・キホーテ」は、これまで聴いたことがないように思います。バレエのドン・キホーテは以前に、観たことがあるのですが、多分、それとは違うような。ドン・キホーテとサンチョ・パンサを主題とした交響詩とのことですが、あまりスペインっぽさは無いように思います。

舞台にチェロソロの用意が配置され、楽しみで期待大で聴き、期待どおりの美しいチェロソロでした。美しい音色と、ちょっと面白い音もありで。加えて、チェロとヴィオラとヴァイオリンの掛け合いもすごく良かったです。チェロソロがドン・キホーテを、ヴィオラソロがサンチョを表しているのだそう。打楽器も色々活躍したので観るのも楽しかったです。

 

今年も来てくれて、そして名フィルと名古屋でやってくれて、素晴らしい演奏が聴け、楽しかった。ぜひ来年もまた来てほしい。