サイタマ無頼 -9ページ目

サイタマ無頼

【中年サラリーマンの週末自転車モノローグ】


サイタマ無頼


先週、私の自宅にデポした自転車を取りにきたO氏。

都内へ自走で帰るとのことなので、途中まで道案内を買って出た。


ルートは、クルマの交通量を考えて比較的安全な荒川CRを経由を選択。

走り始めは霞の粒ほどだった雨が、羽根倉橋へ到着する頃にはすっかり本降りになっていた。



全身ズブ濡れ。

しかし、いったん割り切ってしまえば、ひんやり涼しい夏の御湿りに心地よさを感じられる。


スイッチ切り替えのポイントは、「甘受」なのでしょう。

不快な環境も、気の持ち方ひとつで非日常の楽しみに変わる。


雨で洗い流す。

この心境、分かる気がします。

実際。



team‘テンパリMAX’ は、現在3人で構成されている。


仙台に1名(H氏)、

関東に2名(O氏、私)。


以下、関東支部(笑)での会話。


O「6時間耐久レース本番の前に、練習で少し乗っておきたいっスね」

東「ぜひそうしよう、サイクリングコースを繋いで100kmくらいの平坦コース作るよ」

O「いや、東風さん、甲府いきましょうよ」

東「え・・・」

O「オレ、やっぱ『走った先に目的がある』ってのがイイんです」

東「待って待って、甲府まで往復すると距離は200km超えるよ、軽く」

O「全然イケますって、以前ママチャリでこのへん通りましたし」

東「い、行くの?ホントに」

O「オレ、勝沼でモモ食いたいっス!チャリで走ると最高に気持ちいいルートだし、モモ目指しましょう!」




サイタマ無頼


当日は国道20号の府中で合流。


八王子で休憩がてら軽い食事を済ませ、まず大垂水峠をクリア。

ペースは快調、天候もまずまず。


相模湖・上野原と順調に漕ぎ進み、目的地までの距離をもう一息縮めようとしたその矢先。

行程の序盤で思わぬ伏兵が顔を出した。


走行中O氏のヒザにあった違和感が、大月手前で本格的な痛みへと転じたのだ。


ヒザはいったん痛めると回復に時間がかかる。

そして何より走行の安全にいっそうの配慮が必要になる。

ここから引き返すにしても、国道20号は交通量が多く走りにくいうえ、道のりもずいぶんと長い。

・・さて、どうするか。


輪行での帰宅も検討したが、結局、今回はO氏のヒザの様子を見ながら自走を選択。

モモは魅力的なプランに違いないが、臨機応変もまたツーリングの醍醐味だ。


とりあえずルートを変更し、猿橋から山あいの国道139号を経由、奥多摩へ抜けることにした。





サイタマ無頼


国道139号は山のふもとを縫って走る勾配の比較的なだらかな山道だが、終盤に松姫峠が控えている。

松姫峠は標高1,250m、猿橋からだと950mほどの標高差を越えなくてはならない。


O氏のヒザを気遣いながら、ゆっくり、ゆっくり、ゆっくり、時間をかけて坂道を上る。


山の端に日が半分隠れても、時計は見ない。

前へ進むことだけ考えて、行き着いた先のことはそこで決めるのだ。

いまは便利な世の中だから、この山道さえ切り抜ければ、泊まる宿も遅くまで走る電車もある。

日暮れはとくに問題ない。ライト類は装備している。


瀬音が遠く消え、薄暮のなかに山々の眺望が開け始めると、そこに非日常の世界があった。

携帯電話はとうに圏外。

しんと冴えた夏の夜気のなか黙々とペダルを踏みながら、世の中にあるたくさんの不必要なものに気がついた。





サイタマ無頼


無事、峠を越え奥多摩の町に差し掛かった頃には、完全に夜道の走行となっていた。


じつは闇夜の田舎道を自転車で快走することもまた、非日常体験のひとつだ。

ひんやりとした空気の中で、速度感覚が曖昧になる不思議な感触。

安全のことを考えると夜間走行など決して勧められたものではないが、刺激的であることには違いない。


結局、帰路は疲労度や時刻を考慮して、まずサイタマの私宅まで自走で戻り、O氏はそこへ自転車をデポして電車で都内へ帰る方法をとった。


一日の走行距離はO氏が190km、私が180kmほどだが、サドルの上で過ごした時間は15時間を超えた。

非日常の興奮と、泥のような疲労。

混ぜて味わうと、じつに魅力的な余韻が残る。(笑)


それにしても・・

O氏はロード二日目にしてこれですよ。。

なんちゅうか、まあ、もう。(驚)



さて、サドルの上で15時間。

個人的にはちょっとした発見があった。

これがイケるとなるとひょっとしてブルベ もありか・・?と。


ついつい余計なことを考えてしまう。

イベントとしてはとんでもないけれど・・・


やはり面白そうだよなあ、ブルベ。




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日曜午後、やっと雨上がる。


今日は所沢通信基地の周回ルートを走ってみた。

1周ちょうど5キロを7周。

今月末の6時間耐久レース対策で、平坦路をペース上げたまま走るプチ練習だ。


じつは本日の走行、目的がもう一つ。

初めて購入した‘度つきゴーグル’の使い心地を試すのだ。


興味度からいえば、むしろこちらが優先だったかも知れない。

これは度つきゴーグル全般に共通した話らしいが、ショップからは

「矯正の度数が強いと、カーブがきついこの手のレンズは視界が少々歪むかも」

と、遠まわしに「結構使いづらいですヨ」と伝えられていた。


だから、という程のこともないが、こんな事情を承知で毎回毎回「度つきゴーグル」などともってまわった言い方をするのもシャクだったので、とりあえずこれを『ドゴールくん』と命名しておいた。

まあ、名前がかわいけりゃ少々使いづらくても何となく許せそうだし。(笑)



で、実際に使ってみると・・・


走行1~2時間程度であれば、まるっきり問題なかった。

むしろ適度な防風効果があって、快適さのメリットが際立った。

ロングライド時のことはまだ判らないが、何となくふつうにイケそうな印象でもある。


ひとまず正解、としておきましょうか。(笑)




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サイタマ無頼


本日、メンバーのO氏がいよいよロードバイクを入手。

team「テンパリMAX」の活動が実質的にスタートした。

(私の職場のBOSSがバイクを破格で譲ってくださいました。厚く御礼申し上げます。)


この「テンパリMAX」は、7月下旬に熊谷市で開催される6時間耐久レースに参加するために、職場の仲間で組成した3人のユニットだ。



サイタマ無頼


私以外のメンバーは、いずれも心身の充実期を迎え、公私に脂の乗り切った30代後半。


発起人のH氏は、

昨年、ロードバイクに乗り始めるや、峠もロングライドも未経験のままいきなり八ヶ岳グランフォンドとツール・ド・おきなわを走り切った、スタミナ無尽蔵のトライアスリート。


本日ロードバイクデビューしたO氏は、

私より二まわり程もでかい堂々たる体躯で東京マラソン(フルマラソン)完走の翌週に、アップダウン激しい三浦半島のハーフマラソンを走った、パワー全開の豪脚の持ち主。


なんとまあ・・・

ローディとしてほんのわずかに先んじた私の経験と技量など、この2人の発する熱量の前では無臭のすかしっ屁に等しい。

まるで無意味だ。(笑)



よし、決めた。

レース当日は、周回稼ぎをこの2人に任せ、私は雰囲気組に徹することにさせてもらおう。

じつに名案じゃないですか。

・・なので、ヨロシク♪

Ho-Ho-Ho!



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短い梅雨の晴れ間。
この週末も、雨が止むのは日曜の午後だけという。

昨土曜に交換したハンドルの具合をさっそく試したくて、予報どおり陽射しの覗いた今日日曜の昼過ぎから多摩湖CRの周回コースへ走りに出た。

新しいハンドルはDixna(東京サンエス)のJ-fit。
「日本人の体型に合うハンドル」を研究して作られた定番商品だ。
実際、使い心地はかなりイイ。
私のANCHORにデフォルトで付いていた日東のオリジナルと見た目はほとんど変わらないが、僅かなディメンションの差と、全幅を38cmに縮めたことが案外効いているように思う。
下ハンを握る姿勢がぐっと楽になったし、そのおかげで下ハンのポジションで立ち漕ぎをするパンターニの真似もできるようになった。(笑)


午後から始める短時間のトレーニングは、つい余分に負荷の高い方向へと向かう。
まあ、いつものことだ。
雨上がりでウェット泥々の周回コースを逸れ、今回は多摩湖・狭山湖近隣の激坂一般道を上るメニューに切り替えた。

しかし、
住宅街に敷設された生活道路は、坂道も距離に限りがある。
私はロードバイクに跨るからには、頭を真っ白にしてハァハァしたいのだ。
できるだけキツくて長い坂を選んで同じ場所を巡ること5~6回。
息が上がってもペースは緩めない。
自らこさえた急激な疲労の波に悶えながら、その先へ歩を進める。

そしてやっと・・・待望のハイの状態がやってきた。

目の前がぱあっと明るくなって、呼吸の通りがよくなる。
週日の雑念が霞のように消えて失せる。
ふと気付けば、走っている間中ずっと耳の内側でループし続ける曲が一つ。
はて、これは‘The POLICE’の何だったか・・・


帰宅後、youtubeで調べてみて納得。




‘king of pain’!
「苦痛の王であり続けることが、私の運命」と連呼する80年代の名曲だ。

さすが、私。
こんな曲を無意識下で選ぶとは・・・
なんとまあ。。


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