『ようこそ、一人ひとりをいかす教室へ』 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 

スタートしたばかりと思っていた大学院の秋学期も、もう後半です。

「読んだら書く」という作業にひたすら追われている毎日ですが、言葉では言い表せないほど実りの多い時間を過ごしています。

 

特に、感謝しているのが良書との出会い。

今回、課題図書の1つであったこちらの書籍。読了した後に、邦訳版も出ていると知り購入しました。

 

 
 

 

 

今学期の大学院のテーマは“Differentiation(個別化)”。

今でも一斉授業がメインストリームとなっている日本にいると、世界標準に疎くなることがあります。

 

娘が幼稚園に入園して、「さぁ、みなさん、やりますよ」と言われても、周りばかりを見渡してなかなか手を付けなかったあの頃。

 

「どうして、うちの子は皆と同じようにやらないんだろう」

 

そんなたった1つの場面にヤキモキしたのを思い出します。

 

協調性を育むには、まずは個を育まなければならないということ。

集団の中の1人として娘を見るのではなく、個人としてまず見てあげる。

幼児期であれば、尚更そうでなくてはならなかったと反省しています。

 

今回のこの書籍を読むと、学びの本質が見えてきます。

子どもが最もよく学ぶことのできる手法とは、「一人ひとりをいかす」ということなのでしょう。

 

人間には、どの時代にどの国に生きても共通する方向性があります。

それは、それぞれには必ず強みがあって、みな前進したいと思っているという共通点。

だとしたら、これをどう活かすか。

ここが環境設定にかかってくる部分なのでしょう。

 

保護者が、明日から一斉授業を変えることではできなくても、意識を持つことは大切なこと。

日本の教室という枠だけに捉われず、世界を見回してみると、実は大きなヒントが隠れていると確信しています。

 

 

 

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