スタートしたばかりと思っていた大学院の秋学期も、もう後半です。
「読んだら書く」という作業にひたすら追われている毎日ですが、言葉では言い表せないほど実りの多い時間を過ごしています。
特に、感謝しているのが良書との出会い。
今回、課題図書の1つであったこちらの書籍。読了した後に、邦訳版も出ていると知り購入しました。
今学期の大学院のテーマは“Differentiation(個別化)”。
今でも一斉授業がメインストリームとなっている日本にいると、世界標準に疎くなることがあります。
娘が幼稚園に入園して、「さぁ、みなさん、やりますよ」と言われても、周りばかりを見渡してなかなか手を付けなかったあの頃。
「どうして、うちの子は皆と同じようにやらないんだろう」
そんなたった1つの場面にヤキモキしたのを思い出します。
協調性を育むには、まずは個を育まなければならないということ。
集団の中の1人として娘を見るのではなく、個人としてまず見てあげる。
幼児期であれば、尚更そうでなくてはならなかったと反省しています。
今回のこの書籍を読むと、学びの本質が見えてきます。
子どもが最もよく学ぶことのできる手法とは、「一人ひとりをいかす」ということなのでしょう。
人間には、どの時代にどの国に生きても共通する方向性があります。
それは、それぞれには必ず強みがあって、みな前進したいと思っているという共通点。
だとしたら、これをどう活かすか。
ここが環境設定にかかってくる部分なのでしょう。
保護者が、明日から一斉授業を変えることではできなくても、意識を持つことは大切なこと。
日本の教室という枠だけに捉われず、世界を見回してみると、実は大きなヒントが隠れていると確信しています。
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