子どもはみな違うという前提 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 
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小5娘の『2歳からのホームモンテッソーリ♡ときどき英語』。

よろしければ自己紹介もご覧ください。 

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あれは忘れもしない幼稚園の最初の授業参観。

 

はさみを出し、色紙を切るという作業が求められました。

 

小さい頃から、はさみで切ることが大好きだった娘。

いつも、チョキチョキやっているときは、口を尖らせるほど集中して、その姿は我が子とは思えないほど。

 

そんな娘のキラキラした姿を家庭では幾度となく見ていた母ですが、幼稚園で見かけた光景は、急に灰色の雲がかかったかのようでした。

 

娘自身はいつもの通り、チョキチョキ満足気。

もちろん、口を尖らせて集中しています。

線の上を切ろうと、それは丁寧に丁寧にはさみを動かす彼女。

 

けれども、周りのお友達は、娘が半分も切っていない間に、もう終わっているのです。

しかも、はさみはきちんと机の端に置き、手はお膝元。

しっかり幼児教室で行き届いた訓練を受けてきたお友達たちは、ホームモンテッソーリしか知らない娘とは大違い。

 

娘は、いつもの娘なのに、集団という枠の中で見えた彼女は、どこかその枠に収まりきらないのんびり屋さん。

 

慌てる様子もなければ、悪びれる様子もない。

そのあまりにもマイペースな姿に、思わずため息が出た母でした。

 

 

子どもはみな違うという前提

 

この時は、モンテッソーリ教育を学び出してはいたものの、まだ右も左も分からなかった頃。

 

頭の中では、『子どもはみな違う』と分かっていても、実際「集団」を目の前にすると、その波に飲まれるような感覚を覚えました。

 

「集団」というマジョリティーに収まることが「正解」。

そこに収まることが出来なければそれは「不正解」。

 

そんな感覚すら覚えたものでした。

 

 

子どもの成長に正解も不正解もなし

 

同じ年齢でも、その子の敏感期、関心、興味、能力、理解度、感覚、集中力…と挙げればキリがないほど、全く違う子ども達。大人に当てはめれば、それらが違うことは当たり前のように分かることなのに、「教室」という独特な空間にいると、どうもその当たり前のことを忘れてしまいがちです。
 
娘がゆっくりゆっくりはさみを動かす中で、驚くほどのスピードで切り終えお行儀よく座っていたお友達。
けれども、後の保護者会では「早くて雑なのが悩み」と打ち明けてくれたことが忘れられません。
 
母にとっては、スーパーキッズのように映っていたお友達なのに、その子のお母さんはそんな悩みを抱えていたとは…。
 
結局、早くて雑なのと、遅くて丁寧なのは、どちらもその子の気質や育ってきた環境なのであって、正解も不正解もないのだと分かりました。
 

 

モンテッソーリ教育を徹底的に学ぶと

 

この約10年、子どもの見方を学んできた母。

 

あの幼稚園の最初の参観日から7年が経とうとしている今。

娘の気質は、全くもって変わっていません(笑)。

 

急かされて何かをやるよりは、ゆっくりと丁寧に向き合いたいタイプ。

でも、この生まれ持った気質ゆえに、クラスの掲示物作成などをお願いされることも多く、心ゆくまで自分の作品と向き合っています。

 

では、現在の娘は集団という枠にはまっているのでしょうか。

 

「はまっていないよ。集団って枠にはまっている子なんてクラスに誰もいない。」

 

こう断言する10歳(笑)。

 

みな違うのが当たり前。

でも、それぞれ強みがあって弱みもあるから、カバーし合えるのだとか。

 

「みんな一緒って怖くない?(笑)みんな一緒だったら良さがなくなっちゃう。」

 

これが10歳の感覚なのでしょう^^

モンテッソーリ教育を学んだのは母のはずなのに、どこか母以上にぶれない芯を持っている彼女。

 

子どもの自己教育力のすごさを見せつけられています(笑)。

 

◆◆

 

今朝の読書は、佐々木先生のこちら。

「二種類の興味・関心」という章が何度読んでも刺さります。

 

「大人と子供のミスマッチとは」

「大人との信頼関係ができない理由」

 

かつての自分のことを言われているような気がする母です^^;

 

 

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