小4娘の『2歳からのホームモンテッソーリ♡ときどき英語』。
よろしければ自己紹介もご覧ください。
週末、娘のリクエストでこの本の読み聞かせをしました。
心臓がどのように機能し、健康を維持するためにどうすれば良いのか。対象年齢は5歳~7歳となっていますが、もうすぐ10歳を迎える今でも手放せないシリーズ。アメリカの教育スタンダード、次世代科学スタンダード、STEMなどにも通ずる科学絵本。娘の大好きなシリーズです。
小4ともなれば、もう「読み聞かせ」も卒業されているご家庭も多いかもしれませんが、我が家はティーンエイジャーになってもリクエストがあれば続けたいと思っています。特に10代の子ども達への読み聞かせは親子を繋ぐ魔法のツール。世界を共有することのできる素晴らしい方法だと多くの先輩ママたちが語る理由が、最近少しずつ分かってきた気がします。
一つ知識を取り入れると、さらに取り入れたくなるのがこの時期の子どもたち。
「種まき」をするのが親の仕事であって、「掘り起こす」ことが仕事ではないというのはモンテッソーリ教育においてよく言われること。親というのはついつい、得た知識が定着しているか、本当に理解をしているか、掘り起こしてしまいたくなるんですよね。でも、小学生も4年目となって、親がそんなに気張らなくても子どもは驚くほど吸収していると感じます。
また、モンテッソーリ教育の「大から小へ」の流れを以前よりもはっきりと感じるようになってきたこの頃。幼児期に大きな枠組みだけ提示してきたものが、小学生になりその細部を自ら学ぼうとする姿勢を見ていると、改めてこの「大から小へ」と言われる意味が理解できるようになってきます。
幼児期に学んだ「身体」。出発点は、自らの「手」「足」だったのが、「頭」「首」「歯」「皮膚」などと細かい部分へと進んでいき、そして次に辿り着いたのは「臓器」。「消化器系」「呼吸器系」「循環器系」など大きな役割を知った後、やって来たのは「感情」。「喜び」「悲しみ」「楽しみ」「苦しみ」などそれぞれの気持ちについて学んだ後、最後に来たのは「五感」。「視覚」「聴覚」「嗅覚」「味覚」「触覚」。
絵本、模型、教具など様々な具体物を用いながら、ありとあらゆるおしごとに繋げていくことのできるこれらの分野。幼児期に大まかに学んだことが、小学生以降活きてくる。改めて学童期とは幼児期から繋がっているのだと感じずにはいられません。
ストーリーテリングの力は、いつの時代もやっぱり偉大。
娘の興味を広げてくれる素敵な書籍との出会いに感謝です♡