PC+iPadでリサーチ中(9歳9ヶ月)
小4娘の『2歳からのホームモンテッソーリ♡ときどき英語』。
よろしければ自己紹介もご覧ください。
小4となり、リサーチの時間が増えてきた娘。
PCの授業で学んできた安全に配慮したインターネットの使い方、著作権についての知識などをベースに、自分の決めたテーマについてブレインストーミングを続ける時間。この日は、途中昼食は挟んだものの、文献を探したり、必要な部分をコピーしたり、検索をしてみたり、気がつくと5時間以上リサーチに費やしました。
今回彼女がリサーチをしていたのは、『世界の食卓』。
世界の「食」に興味を持ちだしたのは、4歳の頃、大好きなこのシリーズに出会ってからでした。その国の子どもたちの1日を疑似体験できる美しい写真が満載の素晴らしいシリーズ。
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「朝起きる」「学校に行く」「遊びに出かける」は世界共通でも、「食事の時間」はそれぞれ皆違っているという点。これが、彼女の「食」に対する興味の始まりでした。
次に、さらなる火付け役となったのは、世界のお宅の1週間分の食料をすべて公開するという画期的な1冊。彼女にとっての世界の入り口となった本です。
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相手が「世界」だから、それはもう止まらない(笑)。
まさに、敏感期の成し得る業だと感じています。
子どもが育つ過程で、ある物事に対する感受性が特に敏感に働く時期。子どもが一定の能力を獲得するのに役立つ時期。(「モンテッソーリ教育用語辞典」クラウス・ルーメル、学苑社、2011、217-218頁)
今はもうリサーチのテーマのことで頭がいっぱいの様子の彼女。
「随分と長いこと向き合っていたね。」
就寝前、そう声をかけると、9歳の娘が語り始めました。
「モンテッソーリ教育では敏感期って言葉を使うけれど、私は、人って磁石のようだと思うの。磁石は何でもくっつわけではないでしょ。でも、すごい勢いで引き寄せられるものもある。今回のリサーチテーマは、砂鉄のようなもの。離したくても離れない、そんな感じかな。」
9歳ってやっぱり面白い年齢。
この日も我が子をまた一つ知りました(笑)。
最近強く思うのは、何が一つ興味があれば、子どもの知りたい気持ちは、どんどん雪だるま方式に広がってゆくということ。「食」を切り口に見た世界は、実は大陸ごとに共通点があったり、グループ分けをしてみたり、食を背景としたその国に歴史を調べたり、連日飽きることなく、このトピックに向き合っています。大人の物差しと異なるのは、子どもは効率よく学ぶことを目的としているのではなく、すべてのこの作業に愛しい気持ちを抱いていること。まさに、今まで培ってきた世界に対する興味が見事に統合された大きなおしごと。
9歳の現在ならではの敏感期なのかもしれません。
追記:ご質問いただいたPCは以下のシリーズの色違いとなります。
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