新年度が始まったと思ったらもう4月も後半。我が家のホームモンテッソーリも新年度がスタートしました。昨年は、新たな小学校生活がスタートするということで、どこか気持ちばかりが前のめりになり、必要以上に構えてしまったことで、なかなかおうちモンテは順調とは言えない状態でした。またエレメンタリーの教師養成講座も同時進行させてしまったことで、何よりも母の気持ちに余裕がなかった。そこに引越しが重なり、もうパンク状態に・・・(笑)。結局、教師養成講座は少しのお休みをいただき、やっと再スタートを切ろうとしているところです。
そしてモンテッソーリスクールの新年度といえば、「5つのグレートレッスン (The Five Great Lessons)」と呼ばれるもの。それぞれのレッスンでは、宇宙と地球から始まり、地球上に生命や人類がどのように誕生し、そして文字や数がどう始まったのか・・・。子どもの興味を引くような様々な提示を用意しながら、先生が魅力的な語り口調で、一気に子どもたちをその世界へと誘っていきます。そこには「大から小へ」というモンテッソーリ教育の流れが存在し、「想像力」がぐんぐんと育ってきたこの時期の子どもたちには、どんな遊びよりも魅力的な時間。あと何年か経てば、いつかは「学問」として出会うであろう軌跡を、このような形で触れることができるのは、モンテッソーリ教育の最大の魅力だと感じずにはいられません。
幼稚園の頃から宇宙の誕生について何度か家庭でも取り入れてみたり、子どもの家でもすでにグレートレッスンを体験している娘ですが、今年は家庭でもスクリプトを書き上げ、準備をしました。
暗闇の中で宇宙が誕生する瞬間を待ちわびる親子。そこに登場したのがビッグバンに見立てた黒い風船。
大爆発が起き、飛び散ったものから星が誕生します。黒い風船に針を刺すと、すごい大きな音と共に、星に見立てたスパンコールが勢いよくあちこちに飛び散りました。
星と星がくっ付き、銀河系の始まりの瞬間です。
「ビッグバン」「銀河系」など、これから先に出会うキーワードが沢山散りばめられていても、これらについて教師側がレクチャーをしたり、暗記を促すようなことをしないのがモンテッソーリ教育。この提示の中で、子どもたちが何を拾い、どこに興味を持つのかはその子次第。
母が、これほどまでにこの教育法に魅せられるのは、モンテッソーリ教育の学びには自由があるから。
「勉強しなさい」と強制させられることなく、興味のあることを、とことん自分で掘り下げていくこの姿勢こそが、本来の学びの姿であると感じているからなのだと思います。
この魅力がふんだんに語られているのが、モンテッソーリ教育界の巨匠、松浦公紀先生が監修されているこちら。(こちらで少し中身を読むことができます。)
母の陳腐な言葉で語り尽くすモンテッソーリ教育よりも、ずっとずっと魅力的なモンテッソーリ教育を感じられると思います(笑)。
我が家のグレートレッスンは、まだまだ続きます。
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