夏日となったこの週末。お出かけ帰りに公園を発見しました。引っ越してきてもう4ヶ月も経つというのに、家のすぐ近くにこんな公園があっただなんて・・・。初夏の陽気を感じながら、家族で至福のひと時を過ごしました。
そんな幸せな瞬間もあれば、そうでない時間もあります。
・・・と言うのも、最近つい言ってしまう台詞があります。
「もう2年生なんだから・・・。」
ほんの数週間前までは、小1だった娘が小2となった瞬間。気付いたら、どこか彼女の生活面におけるハードルが上がっていました。特に母を悩ませていたのは身支度。
「今日のコーデは何にしよう・・・。」
女子力が高まってきたのか(笑)、一向にクローゼットから出てこない7歳児。そして朝ごはんの準備も、自分でやる!と張り切るのはいいのですが、やはり母の思うような時間配分には到達せず・・・。ついつい、小言を言ってしまう日があります。
久しぶりにモンテッソーリのWebinarを聴くと、トピックはモンテッソーリエレメンタリークラスでのチャレンジング行動でした。これらの行動にモンテッソーリ教師はどのように対応していくのか・・・。まず、こんな前置きからスタートしたWebinar。
「チャレンジング行動をする子どもが、先天性故なのかそうでないのかは関係ありません。なぜなら、どの子どもでも対応の仕方は全く一緒だから。」
すべては「観察」から始まるというモンテッソーリアンの講師。ここは幼稚園でも小学校でも全く同じスタンスです。危害を加えるといった安全性が脅かされない限り、ひたすら観察を繰り返し、どのような状況でチャレンジング行動に出るのか。出た後はどのような結果となるのか。そこまでしっかりと見極めると言います。
そして、その子どもと向き合うときの絶対条件があるといいます。
「教師はベストな状態であること。」
だから、朝登校し、同僚の教師にかける"How are you?"という挨拶がその日の鍵になるというのです。人間だから調子が良いときもあれば、悪いときもある。悲しみでいっぱいの日もあれば、怒りでいっぱいの日もある。皆でコンディションを確認しあい、もし調子が悪い教師がいれば、その分を他の教師がカバーをする。それくらい教師の状態が、子どもたちに影響をするといいます。
果たして子どものそれが本当にチャレンジング行動なのか。
そう感じるのは、自分が疲れていたり、イライラしているからだけなのではないのか。
そんなところまで含めて、子どもたちと接するモンテッソーリ教師。
もし子どもたちが自分の言うことを聞かないのだとしたら、果たしてその子どもたちから自分は信頼を置いてもらえるだけの関係にあるのだろうか。信頼を置いてもらうための、第一条件として、その子どもたちを自分はまず信頼できているのだろうか。
そんな心の内側から、原因を探っていくモンテッソーリ教師。
どこかそんな言葉を聞いた瞬間、母の悩みは解決された気がしました。
「年齢以上のことができる部分がある子を持つ母親によくありがちなのが、「子どもができない部分」を受け入れられないこと。」
アカデミックな部分では非常に長けている部分があるのに、その他出来ない面があると、そのギャップに親がショックを受けることはよくある話だと言います。このギャップこそが、至ってノーマルであることを忘れてはならないというモンテッソーリアンの講師の言葉も一緒に記録しておきたいと思います。
きっと振り返ったらそう長くはないであろう子育ての時間。
笑顔でいられるよう、精進したいと思います(笑)。
ご訪問、誠にありがとうございます