この週末、娘が選んだおしごとはこちら。
「幾何タンス」や触覚教具の後に位置づけられている、「幾何学立体」のおしごとです。
円柱・立方体・円錐・球などの10種類の木製立方体から成り立ちます。
触覚と視覚から形を認識する感覚教具です。
Montessori Geometric Solids With Stands, Bases, and Box
普段遊んでいる積み木やレゴとはちょっぴり違った立方体の数々に、子どもは惹き付けられるようです。
実際のおしごとでは、かごの中に立方体を入れて、母がひとつずつ出していく形でスタート。
まずは球体をで、しっかり丸みを感じ取ります。
球を見ると、こちらが何も言わなくても、転がしてみたくなるようです。制限をしないと、永遠転がしてしまうので、「じゅうたんの上だけね!」と、お約束しておきます^^;
お次は、立方体。球体のなめらかな曲線とは違い、角があることをしっかり感じている様子。この後、母が「転がしてみて」と促すのですが、「ころがらないでしょ、これは。まるくないから。」と、どうやら4歳児には当たり前すぎた模様^^;
そして三角錐は、先の尖った部分が手に刺さる感触を確かめます。
10種類の立方体をすべて並べてみました。
「ママ、うえからみると、かたちがちがう~。」
様々な角度から見てみると、違った顔を見せてくれる立方体に、喜ぶ娘。大人になると、なかなか、こういった見方ができないので、柔軟な思考を養うためにも、幼児期の今、色々と経験することが大事だと感じます^^
次は立体と立体を積み重ねてペアリングを楽しみます。
ぴったり合うものを探す作業は、楽しい様子!
「おうちができた~」と大はしゃぎの4歳児^^
立体としばらく触れ合った後、ここで、転がる立体と、そうでないものをソーティング開始。
また立体と立体のペアリングに戻り、何をするのかと思いきや「えんぴつ」だとか(笑)。子どもの柔軟な発想には、驚かされますね^^
十分に立体の積み重ねと側面合わせを楽しんだ後は、お片づけです。
母より余裕な手つきで行うじゅうたんを巻く姿をついつい撮ってしまいます(笑)。
4歳児でも、このときばかりは凛としています^^;
この時期は、視覚よりも触覚の感覚の方が優れていると言うモンテッソーリの発見の通り、まずは十分に立体に触れることを楽しみました。球体の後、立方体を触れることで、極端に感触の違う2つをしっかりと比較できるというこの試み。モンテッソーリ教育の素晴らしさを感じずにはいられません。
全体の印象をしっかりと捉えた後、次は立体のペアリング。触覚で捉えていたものを、今度は視覚で捉えていくというこの展開は、「全体から部分へ」というモンテッソーリ教育の手段が取り入れられています。
今まで行ってきたペアリングは、あくまでも同じものを探し出すという作業でしたが、このように違う物体の一部に焦点を当てペアリングを行うという作業は、一段階進んだ証と言えるのかもしれません。
一見、積み木と何ら変わりのないように見える「幾何学立方体」。
これほどまでに緻密な計算が施された具体物にただただ感激するばかりの母です(笑)。
姉妹ブログ「Yuzyな日々~今日も楽しく親子英語~」細々と更新中^^;