あと数ヶ月で3歳を迎える娘は外遊びが大好き。
最近は、公園のはしごをしながら、落ち葉、木の実、石ころ、 巨大なアリにまで手を出します(汗)。
3歳から6歳の子どもは周りの環境を無条件にするといいます。そして、子どもは自然界とつながりを感じて暮らしているようです。
モンテッソーリ理念の中で重きを置かれている「コスミック(宇宙的)教育」。私たち一人一人は、宇宙の中で大事な役割を担っている。宇宙全体が相互に援助しあっていることをしっかりと感じることができるよう、大人が導いてあげることが大切だといいます。
その一つとして「子どもにできるだけ自然と関わらせてあげること。」そしてこの時の大人の役目は決して介入するのではなく、そういった場面を作り出してあげるとのこと。
先日、教師養成講座から送られてきた「コスミック教育:モンテッソーリのビジョン」という資料にこのような言葉がありました。
「大人は子どもの様々な活動を、自然のサイクルと結び付けてあげましょう。しかし教えるということではなく、あくまでもガイドしてあげるというスタンスです。宇宙的な視点の中でガイドするということは、現在を過去からの延長、未来への序幕と見るということです。一瞬一瞬が宇宙へのつながりを理解する機会となるのです。」
外遊びは子どもにとって最高のアクティビティー。しかし、自然とのつながりを感じることは、家の中でもできるといいます。例えば、子ども用の木製椅子。木を触ったり、持ち上げてみたり、香りを嗅いでみたり。木の重さ、かたさ・やわらかさなどを体験します。またその木はどこから来たのか。どこで育ち、それが世界のどこに存在するのか。どのようにして「椅子」という形になったのか。誰がこのような形にしてくれたのかなどなど。
部屋という空間を超え、世界へのつながりを見出す。まさに、コスミック教育です。
朝食のパンを頂きながら、このパンはどこから来たのか、子どもに問いかけてみる。もしかしたら、パン屋さんという答えがかえってくるかもしれません^^;そんな時は、小麦の種まきから収穫まで一緒に過程を遡るのも楽しいですね。
『現在は過去からの延長、未来への序章』
こんな大人たちの少しの意識が、子どもの毎日をさらに豊かなものにしてくれるのかもしれません。
ご訪問ありがとうございます。また遊びに来ていただけると嬉しいです。
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