【感想】『あの夏のルカ』※ネタバレあり
はじめての方はこちらから
せっかくなので、昨日の記事の関連で、忘れないうちに映画の感想を書いておこうかと思います
昨日の記事
ちなみに、ディズニープラスで配信された『ラーヤと龍の王国』も、『2分の1の魔法』も、実写版『ムーラン』もだいぶ前に観て、感想書こうと思いつつ、放置してたので、
今度、最近のディズニー映画の総評としてランキングにでもまとめようかな?と思います
『あの夏のルカ』あらすじ
まず、まだ観ていない方のためにも、一応ざっくりとストーリーのあらすじを紹介しときますね!
『あの夏のルカ』という映画は、大まかに言うと
海の中に住む魚人みたいな生き物「シー・モンスター」である少年ルカが、両親の反対を押し切って、
友だちのシー・モンスター、アルベルトと一緒に人間の世界へ行って、色々なことを体験するというストーリー。
(かなりざっくりでした笑笑)
もっと詳しく観たい方は、動画配信サービスのディズニープラスで
Blu-rayなどを購入しても観れます
※ここからネタバレあるかもしれないです
ネタバレしたくない方は、そっと閉じてください
(目、またはページを笑)
『あの夏のルカ』感想
それでは、さっそく、感想
映画は全部で96分あるんですが、
正直前半は、一言で言うと、
既視感。
もうね、これ設定的に仕方ないんですけど、
リトル・マーメイドと
崖の上のポニョ
のおさらいなのかな?って思うくらい、
あー、はいはいはい、あるあるあるある…
っていう、お決まりのパターンに、ちょっとげんなりしました…
申し訳ないですが、前半はかなり見飽きた内容
ストーリーの設定的に、
海に住む異生物が、人間たちに怯えながら暮らしてたり、
人間の世界に憧れたり、興味を持ったり、
そして人間に変化して、人間のフリをして暮らす
っていうところまでは、
正直、もう観た事ある内容だから、またこれか感が否めないですね…。
一応、今回のストーリーでは、
- シー・モンスターは海から出ると人間の姿になる
- シー・モンスターは人間の姿になっていても、水に濡れると、シー・モンスターの姿に戻る(拭けば人間にもどる)
という設定だったので、
リトルマーメイドやポニョとは全く違うオリジナルな設定ではあります
人間バージョンのルカ
シー・モンスターバージョンのルカ
ただ、この映画の見どころというのは、
設定うんぬん、ストーリー展開うんぬんでは、
全くないと個人的には思います。
(※あくまでも個人の感想です)
むしろ前半で出てくる設定とかはどうでもよくて、
この映画の一番の魅力は、
いつかどこかで感じた、
なんとも言えない懐かしさとか、
もどかしさとか、
心がキュッとなる感覚とか、
心が通じ合った瞬間の感覚とか、
本当に一瞬のフワッとした感情を、
表現しているところだと思います
そういう感性に訴えかける瞬間的な描写がとてもうまいと思います
特に後半は、ストーリー展開的にも色んなことが起こるので、
どこか懐かしい記憶だったり、
自分の苦い過去だったり、
寂しかった気持ち、怖かった気持ち、
嬉しかった気持ち、初めてのことにドキドキした気持ち、
いろんな心の中の感情ストックが反応して、
わー!わー!ってなりました笑笑
(語彙力)
ただ、ストーリーの展開としては、個人的には疑問なところが多々あって、笑笑
手放しに素晴らしいとは言えない…
(何様発言)
※以下完全にネタバレします
最終的に色々あって、
ルカもアルベルトも、シー・モンスターであることが人間たちにバレてしまうんですが、
最後なんかあっさり、人間もシー・モンスターも仲良くなっちゃうんですよね笑笑
人間たちの受け入れ力よ
(拍子抜けというか、今までの色々なんだったの感というか)
あと、最終的にルカは、人間の世界でもっと学ぶために、都会にある人間の学校へ通うことになるんですけど、
もう、先行き不安すぎません???笑笑笑
え、私が心配性すぎるの?みんな思うよね??笑
だって、この小さな街では、なぜかシー・モンスターをすんなり受け入れてくれたかもしれないけど、
絶対都会なんか行ったら、いじめられるか捕まえられて研究されちゃうって…
もう少しことの重大さをみんな理解してよ…って言いたくなります
(常になぜかシー・モンスター目線笑笑)
シー・モンスターが人間の世界で生きていくってことは、これから先たくさんの壁をこえて生きていかないといけないだろうに…
それなのに、
ルカは学びたいという一心で、純粋に学校へ行くことに決めてしまった…
やっぱり先行き不安すぎるよ
(結論それ笑笑)
その後、ルカがたくさん勉強をして、いつかシー・モンスター代表として、人間社会での権利を勝ち取っていく…というストーリーまで考えてしまいました…
(シー・モンスターの人権…)
総評
ストーリーの面では、個人的にはあまり納得できるものではなかったですが、笑
感情を再体験させる、感性に訴えかける表現や描写という面では、とても素敵な映画だったと思います
作品の中で、突然空想シーン(妄想シーン?)が出てきたり、感覚的な表現がとても多いので、
感覚派の人には楽しみやすい作品かもしれないです
ピクサーの短編とかの、抽象的な表現が好きな人には、ドンピシャ好きな映画かも
キャラクターは個人的にはあまり魅力的に感じるタイプじゃなかったですが、笑
作品全体の空気感みたいなものは、結構面白かったです
夏の気分を満喫したい人は、夏休み気分で見てみるのもいいかも
気が向いたら、観てみてください
(おすすめ度それくらい)
ということで、
以上かなり個人的な(なぜかシー・モンスター寄りの)感想でした
今後もっといろんなディズニー映画を紹介したいですが、熱量がひどいので、ひとつの映画について書くのにも時間がかかります…
本当は全作コンプリートしたいんですけど、おばあさんになっちゃう
(地道にコツコツ書いていきます)
過去のディズニー映画レポはこちら
では、次回の記事もお楽しみに〜