彦根市長「バカ」表現は名誉棄損 新潮社に逆転賠償命令
飲酒運転をした職員の処分に対する発言をめぐり、「バカ市長」と題した週刊新潮の記事で名誉を傷つけられたとして、滋賀県彦根市の獅山向洋(ししやまこうよう)市長が発行元の新潮社(東京)に2200万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が26日、大阪高裁であった。横田勝年裁判長は「表現は意見・評論の域を逸脱している」と判断。「甘受すべき批判」として市長の訴えを棄却した7月の一審・大津地裁判決を変更し、同社に慰謝料など22万円の支払いを命じる逆転判決を言い渡した。
判決によると、獅山市長は昨年10月の記者会見で、飲酒運転をした市職員について「公務外の事故は上司への報告義務はない」と発言。週刊新潮は同11月9日号で「彦根のバカ市長」との見出しで発言を取り上げ、「そのバカさ加減に呆(あき)れ返ってしまった」などとする記事を掲載した。
新潮社は「バカか否かを証拠で決めることは不可能」と主張。だが、判決は「前後の文脈を考えれば、表現は全人格を否定し、いわゆるバカ扱いした記載になっている」と指摘し、名誉棄損にあたると判断した。
獅山市長は判決後の記者会見で「20万円程度の慰謝料では何を書いても簡単に支払える。一審は0点、今回は20点だ」と判決を批判した。一方、週刊新潮編集部は「常識では考えられない判決。即刻上告する」とのコメントを出した。
http://www.asahi.com/national/update/1226/OSK200712260055.html
20万は安すぎだろ。
とにかく名誉毀損の賠償額は低すぎて、なんら懲罰救済になっていない。
と言いつつ、ここでバカとか書いたことあるかなと思って、「バカ」で検索したら見事にヒット(;´▽`A``
「バカ朝日」と書いていました。でも、団体に対してだから、名誉毀損にあたらないですよね??
異常行動とタミフルとの因果関係、疫学調査でも否定的 厚生労働省の疫学研究班
インフルエンザと異常行動に関する厚生労働省の疫学研究班(分担研究者・廣田良夫大阪市立大教授)は25日、抗ウイルス剤タミフル使用で異常行動のリスクは高まらず、むしろやや低いとする一次解析の結果をまとめた。同日開かれる薬事・食品衛生審議会安全対策調査会に報告する。
タミフルと異常行動の因果関係については、このほか臨床と基礎の作業部会が否定的なデータを示している。これらを受け、調査会は今シーズンのタミフルへの対応について見解をまとめる予定。
研究班は全国の小児科、内科の病院に対し、昨シーズンにインフルエンザと診断された連続する10症例以上について、治療薬や症状、異常行動の有無など詳細な調査表の記入を依頼。18歳未満の計約1万症例を収集し、タミフルと異常行動の関連を分析した。
タミフル使用者は全体の約8割。異常行動は14.7%で起きており、このうち、飛び降りなど事故につながる重大なケースは3.2%だった。
タミフル使用の有無でリスクを比較すると、タミフル使用者の方が統計上明らかに低かった。10代に限って分析しても同様だった。
タウン誌の被害者写真 「転載不可」を無視して使用 - 朝日新聞、日テレ、長崎文化放送
長崎県佐世保市の散弾銃乱射事件に関連し、朝日新聞とテレビ朝日系列の長崎文化放送(NCC)、日本テレビが、著作権者から使用を断られたにもかかわらず、事件で亡くなった倉本舞衣さん(26)の写真を地元月刊誌「99VIEW」(ライフ企画社)から転載し、抗議を受けていたことが23日、分かった。
VIEW編集部によると、倉本さんの写真は2006年8月号の働く女性のコーナーに掲載。事件後、マスコミ各社から写真使用の許諾要請があったが、すべて断った。しかし、朝日新聞が15日夕刊などに掲載し、ニュース番組でも放送されたため抗議したという。
これを受け、朝日新聞社は責任者が訪れて謝罪し、日本テレビも直ちに使用を取りやめたが、NCCは抗議後にも放送したという。この事態に同企画の小川照郷代表は「著作権の侵害であり、事件報道の在り方が問われる」と話した。
朝日新聞西部本社は「今後、ミスがないよう社内教育を徹底したい」とし、日本テレビは「事件の重大性にかんがみ、報道引用の範囲で使用した」とコメント。NCCは「正式な許可を得ていないことが判明した後は使用をやめた。今後は慎重に対応する」としている。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/local/nagasaki/20071224/20071224_004.shtml
読売日テレ系列は「事件の重大性に鑑み・・・」という言い回しを使って、違法行為しまくり。
そんなのは、免罪符にならないから。
自分も今後、事件の重大性に鑑み、写真を転載しまくろうかな。