黄色い筆洗バケツを製造していたツボヨネ製作所が廃業することを発表し、SNSで話題になっています。
昔から学校の筆洗といえば黄色いバケツでした。
おそらく何社か製作していたと思われますが、円い形である必然性や、黄色である意味はそこまでなかったと思われるので、学校以外では次第に使われることはなくなっていました。
最近は学校でも、絵の具セットに折りたたみ式のものがセットされており、黄色いバケツを購入している所も少なくなっていました。
改めてホームページを見てみると、黄色いバケツだけに拘っていたわけではなく、渋いカラーリングのコンパクトな筆洗なども出しており、単純に学校での取り引きの減少や道具の問題だけではなく、圧倒的にアナログな絵を描く人口が減ってしまったことなども影響しているかもしれませんね。
この会社、他にも昔懐かしいミッキーナイフ(自分たちはボンナイフと呼んでいました。)なんかも扱っています。
さて、こちらは自分が長年愛用している筆洗です。
昔、吉祥寺のユザワヤがあらゆるホビー用品を扱う大型デパートだった頃、輸入画材のコーナーで購入した筆洗です。
なぜかカラーリングは蛍光グリーンとベージュの2種類。
四角い形と、自分の制作スタイルに合った容量、落ち着いた色味が気に入って購入しました。
かれこれ20年くらい使っています。
あまりに気に入っていて、最初はトップの画像のように、ラベルシールもそのままで使用していましたが、汚れがひどくなったために掃除した際、ラベルも剥がしました。
今ではこんな感じ。
なんてことはない物なのですが、気に入った道具を使って制作をすると、モチベーションも上がりますね。
おそらくこれはこの先壊れることはないと思うので、このままずっと自分の制作に寄り添ってくれることでしょう。