カウンター活かすも殺すも店次第 | 注文の多い蕎麦店

注文の多い蕎麦店

人間は何を食べて命を繋いできたのか?
純粋に生きるための料理を実践し
自然に回帰することで
人間本来の生活を取り戻します。


カウンター商売。
と聞くと移動距離が少ないので労力も人件費も節約。
とその利便性にばかり捉われてしまいがちですが。
カウンター業にとって最大の利点は。

最良のタイミングで最良のサービスができる

ということだと思います。
うちみたいにオープンキッチンでも客席と距離があると
このタイミングでこういうサービスを!
って感じてもなかなか瞬時には動けない葛藤をいつも抱えてます。

その点目の前にお客さんがいれば
お客さんの会話や表情、仕草その他もろもろで
今お客さんは何を欲して何を求めているのか?
ということがある程度推測できるので
ふと会話が途切れた瞬間とか動作が止まった瞬間に。
絶妙のタイミングでフォローすることが可能なんですね。

それなのに折角のカウンター商売の利点を生かせずに
無駄にお客さんに気を遣ったりあえて距離を置かれるお店も結構多いのが現状でして。
靴をすり減らすことなく目の前に営業のチャンスがあるのにもったいないよなあ。
って感じです。

そういう僕も元々極度の人見知りですし昔は気恥ずかしくてカウンター商売苦手だったんですけどね。
売上に直接影響してくることが解ってから営業用の自分に切り替えて人を観察するのが楽しくなってきたという。

そういう自分を逆に観察されてたりして爆  笑
そんなことを感じた京都のもったいないカウンター蕎麦屋さんの話です→https://ameblo.jp/monomi-soba/