便秘を解消する意外な方法 | 注文の多い蕎麦店

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女性の方に多い便秘の原因として真っ先に挙げられるのが食物繊維の摂取不足。
とよく言われていますが確かに腸内細菌の栄養素となる食物繊維の不足が

大腸の健全な活動を衰退させることもあるでしょう。
 

ただし僕的には人体というものは多少の栄養不足や偏食くらいなら

自然にそれを補う活動にスイッチが切り替わると考えてますので
便秘の最大の原因は栄養不足ではなくてむしろ便を出してはいけない!

という強制的命令が大脳皮質から送られてるからではないのか?と推測しています。

そもそも排便行為は睡眠時や休憩時などの副交感神経が優位のときにしか促進されませんので

必然的に精神が緊張している場面では便は出にくい傾向になります。
さらに便を押し出す大腸の蠕動運動が活発になるのは多くても1日に1~2回程度ですので

その活動時に精神がリラックスしている状態でないと腸の蠕動運動と排便を促進する副交感神経の働きが噛み合わず

排便のタイミングを逃してしまうのです。
 

現代のように24時間いつが昼か夜かも判別しない不規則な生活が続くと

そのタイミングをピンポイントで合わせるのは至難の技といえるでしょう。
もちろんタイミングが合わなくても普段から排便を強制的に促すほどの腹筋力を維持していれば

副交感神経の力を借りずとも大腸の蠕動運動が起こったときにその筋力で便を押し出してしまうことも可能です。
これが便秘の原因は運動不足にある!と言われる所以ですね。

さらに何かと時間のない現代人は自分の身体の働きに併せて生活リズムを整えることが難しいので

自分の都合のいい時間に合わせて強制的に排便などの生理的行為を当てはめようとします。
特に女性の場合は便意をもよおした時に会社や学校のトイレで!というのがやはり気後れするのでしょう。
だから自分の都合に合わせて自宅にいるときに何としてでもという形になるのでしょうが・・・
何としてでも出さなくては!という強迫観念や緊張感がさらに交感神経を促進し

肛門括約筋を収縮させてしまうのでますます便は出にくくなってしまうという悪循環に陥ってしまいます。

結局のところ今の生活サイクルをキープしたまま正常な排便活動を取り戻すためには

大腸の蠕動運動が起こる時間に副交感神経が優位になるように生活リズムを合わせてやればいいのです。
じゃあ腸の蠕動運動が活発になるのはいつなの?ということなのですが・・・
 

残念ながら人それぞれです。
 

一般論では食後3時間目とか夜中0時頃と言われてますが

僕の場合はいつも起きる時間は関係なく朝御飯を食べて珈琲を飲んだ後30分くらいで蠕動運動がピークを迎えるようです。
なのでその時間に副交感神経の働きを邪魔しないように朝は時間に余裕をもってリラックスできるような生活リズムを心がけています。
基本的に起床時から厨房で仕事を始めるまでに最低1時間半のゆとりを設けて

それに合わせて起床時間を設定し逆算して就寝時間も決定するといった感じですね。

まあそこまで徹底する必要はないとは思いますが本気で便秘に悩んでる方は食物繊維の摂取や運動よりも

起床時間にゆとりを持つことを一度お試しください。
とにかく排便をスムーズに行うためには精神をリラックスさせるのが一番です。
ああ時間がない!ああ子供の弁当が!!ああ早く洗濯しなきゃ!!ああもうこんな時間だ!!
みたいな毎朝の騒動が便秘には一番の大敵ですね笑い泣き