哲学の押しつけは客の重荷になる | 注文の多い蕎麦店

注文の多い蕎麦店

人間は何を食べて命を繋いできたのか?
純粋に生きるための料理を実践し
自然に回帰することで
人間本来の生活を取り戻します。


飲食店を経営されてる方はやっぱり誰しもこだわりというか
自分の哲学とか信念を持ってられる方がほとんどだと思うんですけど。

あくまでもその哲学は自分がどいういう料理を作りたいのか
どういう店にしていきたいのか。
という自分に課した生きる指針みなたいなものであって
自分がその信念に従って行動するのは当然のことだと思うのですが。
それをお客さんに押し付けるのはどうかと思うんですね。

自分は信念に基づいて最良と思える方法で料理を提供する。
そしてその哲学と作品に賛同したお客様がそのお店とシェフを
金銭という対価と引き換えに支持する。
これが料理店とお客様の真っ当なあり方だと思うんです。

それを店側の方から
うちはこうこうこういう信念に基づいて料理を提供しているからそれに従ってください。
と半ば強引に自分の世界観に引きずり込むのはマナー違反なんじゃないでしょうか。
はなからその哲学を理解して来られてるお客さんなら構わないですが
何の前知識もないお客さんにとっては

飯くらい好きに食わしてくれよ

ってその押しつけらた哲学が重荷になってしまうんじゃないでしょうか。
やはり店側としては自分の哲学はむやみやたらに露出させるんじゃなくて
自分を律する道具としてたまに隠れてこっそり見直してみる。
くらいでちょうといいんじゃないですかね。
そもそも隠すべき哲学さえ持ち合わせてない店は論外ですけどショボーン
そんなことを感じた蕎麦屋の話です→https://ameblo.jp/monomi-soba/