物語ライティング大隈明子の個人ブログ -4ページ目

物語ライティング大隈明子の個人ブログ

物語ライティングができるまで&プライベート日記

私にとってのお客さま…

下請けでライティングを行っている私の場合、

それは、お仕事をくださる編集者の方々になります。

 

「クライアントからの声をもらってきてください」

という宿題が出されたとき、内心ドキッとしました。

 

そういえば自分の評価って、今まで一度も聞いたことがない。

今まで、ただ書いた原稿を、ホイと送って、そのままにしていたけど…

私の原稿ってあれで良かったのかしら?

フリーになってからやってきた仕事…あれで良かったのかしら??

 

自分を評価してもらうって、結構勇気のいることです。

いつも親しくしている人ならなおのこと、聞きづらい、頼みづらい…。

 

でも今回は、マーケティングの勉強をしているということで、

3人の編集者さんに、評価をお願いすることにしました。

 

みなさん、お忙しい中、大変丁寧な評価を書いてくださって

本当にありがとうございました!

 

今、一緒にお仕事をしている方々は、みなさん私よりかなり年下です。

それで…(自分で言うのもなんですが)

 

もしかして、私に気をつかった評価を書いてくれるんじゃないか、

遠慮して、いいことしか書いてくれないのでは?と、思って

「あえて厳しい評価を」と、お願いしてみました。


で、返ってきたドキドキの「くまあき評価」の内容とは…?

 

これも、自分で言うのもなんですが…、

実は、思ったよりいい評価で、読んでジーンときてしまいました。

とっても嬉しかった!ホント嬉しかったんです!

 

でも、喜んでばかりはいられません。

この宿題の肝心なところは、クライアントからの声をもらうことで、

 

お客さまに不便をかけていないか?

お客さまに好かれているか?気に入られているか?

お客さまから忘れられていないか?

 

これが自分でしっかりできているかを確認するためのものでした。

 

ライターを生業としているなら、

依頼された原稿を、求められる品質で仕上げるのは当たり前。

求められる期限内に納品するのも当たり前のこと。

 

では、これまで以上に自分のポジションを上げるため、

お客さまのために何ができるか?

 

これに気づいて、考えて、実行することが大事なんですよね。

 

今回の評価では、編集者の方々が

あえて言うなら…という形で、書いてくださった部分、

~ということもありましたが…と書いてくださった部分、

これが私には、とても大切なメッセージだと思いました。

 

もちろん、褒めていただいたところは、と~っても嬉しいんです。

でも、私が一番嬉しかったのは、

私が今まで気づかないでいたところを、指摘してもらえたこと。

 

一生懸命に考えて、書いてもらえたことひとつ一つが、

本当に身にしみて嬉しかったんです。

 

ライティングに関していえば、

今までの私は、「内容さえ良ければいい」といったところがありました。

 

本当に、編集者の気持ち、読む人の気持ちになって書いていたか?

というと、そうではなかったのかもしれません。

 

編集の立場になれば、もっと体裁に気をつかって書くのが当然。

編集の方の手を煩わさない原稿に仕上げて納品するべきです。

ここのところ、細かい配慮が足りなかったと気づきました。

 

読者の立場になれば、もっと分かりやすい文章を書くべきです。

「留学」という専門分野に長くいて、

その知識をむりやり読者に押しつけていなかったか?

詳細にこだわりすぎていなかったか?

専門用語も気にせずに使っていたんじゃないか?

 

細かいことをあげ出すとキリがないほど、

今回の宿題で、勉強になったことはたくさんあります。

本当に多くの気づきをもらえました。

 

お客さま中心の仕事

これをいつも心にとめていないと、

仕事はもらえないし、自分も成長できない。

 

思えば当たり前のことなんでしょうけど、

この年になってやっと気づいた私…(^o^;)

こんなんで大丈夫なんでしょうか~~~!

 

というわけで、まだまだ勉強の日々は続きます。

目標年収を立てたとき、私は具体的に何でお金儲けをしたらいいのか

まったく先が見えていませんでした。

 

私たち夫婦の夢は郷土料理の教室。

でも、私が今できるのは書くこと。

資金準備のために書いてお金儲けをする。

じゃあ一体何を書くのか…?

ここでつまずいてしまったんです。

 

ライターとして私の専門は留学です。

この業界でずいぶん長い間お世話になってきましたし、

留学について何か書いてといわれれば、なんでもホイホイ書けちゃいます。

 

そして、私が今お勉強しているのは小冊子

全国の中小企業の経営者さんを応援する営業ツールです。

社長さんの仕事に対する想いや、お客さまに知ってもらいたい専門知識を

分かりやすく紹介する読み物です。

いろんな業種があって、いろんな経営者さんがいる…

書けば書くほど面白くて、どんどんはまっていく世界です。

 

しかし、私が目指すのは郷土料理の教室…。

 

ぜ・ぜんぶバラバラじゃん…汗

どうやって結びつけたらいいんだ?このバラバラな状態を…。

ここで思考回路がピタっと止まってしまったんです。

バカは困った状況に陥ると、考えるのを止めてしまう。

おおーーっ!今の私はまさにその状態!

 

そもそも私は何で起業しようと思っているわけ??

自分に何ができるのか、自分は何のために働きたいのか、

またまた振り出しに戻ってしまいました(iДi)

 

うーむ…これは最初からちゃんと整理して考えねばなりません。

 

郷土料理の教室は定年後の話。

ダンナが旅に出るのも10年先の話です。

それにはいくら必要か…?

 

夢を具体的にするには、ちゃんと考えなさい!

…はい、ごもっともです。

資金調達が目的なら、その金額をはっきりさせないでどうする?

…はい、その通りです。

それができないのは覚悟が足りないってことでしょう

…まったくもってその通り。

 今の私には夢がただの絵空事にしか見えません。

 

将来の夢をどう、書く仕事に結びつけていいのか

さっぱり分からなくなってしまった私でした。

 

そこで出した答えは、

…思考回路が止まっていたわりにはすぐに出る(^_^;)

「夢と資金調達のための仕事は切り離して考える」でした。

 

な~んだ、そんなことか…とお思いでしょうが、

今までの私は、「夢のために書く」ことばかり考えていたんです。

「書くという仕事がお金儲けの手段でいいんだろうか?」

「夢と全然別の世界で仕事してていいの?」

こんな風に考えていたから先に進めなかったんです。

 

とりあえず、今自分にできることから始めよう!

夫婦の夢と自分の起業を切り離して考えることで

今、自分がしなければならないことが、とてもクリアになりました。

 

自分の価値を高めること。

自分をブランディングすること。

私は私にしかできない「書く仕事」で起業すればいい。

やっとはっきりした方向性が見えてきました。

 

というわけでつづきは明日。

「目標年収」

実は私、自分の手帳にこれを書いて、ひとりほくそ笑んでいたことがありました。

 

えっと…その時の目標年収は…

 

48歳までに~年収1000万円!(2年後ということですね)

50歳までに~年収3000万!

60歳までに年商3億の会社にする!

 

なにこれ?

そりゃ~目標は大きい方がいいでしょうよ。

でも、ただ手帳に書けばいいってもんでもないでしょう。

大体、このときの私ってば、年収と年商の区別もついていませんでした(恥)

 

だから

「1年後、3年後、5年後の目標年収を書いてください」の回答では、

会社設立の準備資金やら、交通費、取材費…

その他もろもろの必要経費を差し引いて、

 

1年後~200万円

3年後~1500万円

5年後~3000万円

 

という目標を立ててみました。

 

でもこれが大きな間違い。

私がやったのは、「ま、これくらい稼げたらいいだろう」という

金額をただ書いてみただけ。

 

「目標年収を書く」ということは、具体的な内訳まで考えるということ、

つまり、「具体的にどんなことをしてその年収にたどりつけるのか」という

ま、いってみれば事業計画を考えるということだったんです。

 

ありゃ…?汗

またまた、ここで大きくつまずいてしまいました。

 

私、どうやって稼げばいいんでしょう??

 

おバカな私が、頭をフル回転させて考えた方法は?

これは明日につづきます。

老後の夢がなんでまた「郷土料理教室」なのかというと、

それには3つの理由があるんです。

 

理由その1

 自慢じゃないですが、うちのダンナは料理上手です。

OL時代、ダンナの手作り弁当持参で出勤していたのは私くらい。

そりゃ~もうみんなにうらやましがられました。

 

で、ただの料理上手じゃないんですよ、これが。

一度食べた料理を限りなく近い味に再現できてしまう能力があるんです!

材料さえ手に入れば、レシピがなくても大体自分で作れる。

これはもう「ただものではない味覚の持ち主」なわけです。

 

だったらその特技を老後の生活に活かしましょう!


 

理由その2

 私たち夫婦はよく旅行に出かけます。

旅が好きで、その土地で食べられているものが大好きなんです。

でも、地元でしか食べられない料理って結構多くて、

季節の食材が手に入らないと、再現できない料理がほとんどなんですよね。

 

地方の朝市に行くと、

「え~!何この野菜?山菜?どうやって食べるの~?」ってなものもよく目にします。

聞くと、みなさん家庭で普通に食べているとのこと。

「あぁ、誰かその料理を教えてくれないかなぁ」

そう思うことがよくあるんですよね。

 

だったらそれを習って、自分のものにしてきましょう!


 

理由その3

 ダンナは元教師をしていました。

つまり「教えることが大好き」なわけです。

そして、「相手を美味しい料理でしあわせにしてあげることができる人」なんです。

 

ということは…

「私がダンナを郷土料理の専門家としてプロデュースすればいいんだ!」

 

そう、定年後のダンナには各地を旅してもらって、郷土料理を学んできてもらう。

その修行の様子は、毎日ブログで更新。

彼が千葉に戻るまでに、私が料理教室の準備を整えておきます。

 

郷土料理習得の旅は1年間!

その間、地域のおばちゃん達と仲良くなって、季節の野菜や山菜の仕入れ先も

確保してきてもらいましょう。

そして、1年間の旅を終えたダンナは、郷土料理家としてデビューするわけです。

 

実は、この料理教室…

郷土料理だけじゃなくて、世界の家庭料理も学べるシステムにするつもりなんですが、

これは書くと長くなりそうなので、また次の機会にします。

 

とりあえず二人の夢をまとめると、

「郷土料理を習得して教えるのがダンナの仕事」

「そのプロデュースをするのが私の仕事」

こんな感じで老後を過ごせたらいいな…と思っているんです。

 

では、この夢を叶えるにはどうしたらいいのか?

これは、先日出た宿題の回答に大きくかかわってくるわけですね。

 

というわけで、まだ答えていなかった「目標年収について」

これは明日お話しますね。

夫婦の老後のこと…

 

ある日ふと、自分たちの老後の姿が頭に浮かんだことがありました。

子供たちが巣立ってしまった家で、二人テレビを見ながらお茶を飲んでいる

そんな二人の姿です。

 

そして必ずイメージしてしまうのが、

60代だというのに痴呆症状が現れてしまったダンナの姿です。

 

これは冗談ではなくて、本当にあり得ること。

なぜなら、彼は大きな病気で後遺症をかかえてしまっているから…。

 

「くも膜下出血」…よくきく病名ですが、

この病気をした人間で生き残れる確率はわずか25%

そして無事に社会復帰できたとしても、

水頭症などの後遺症になるケースが多い

ということを知る人は少ないでしょう。

 

水頭症にならなくても、脳の病気をした人は記憶障害になりやすい、

つまり若いのに物忘れがひどい状態になってしまうんですね。

 

彼は今普通にお勤めしていますが、細かいことまで全部ノートに

書き残しています。

それがないと忘れてしまう…こんなに毎日頭をつかっているのに

記憶がところどころなくなってしまうんです。

 

そんな彼が仕事を辞めてしまったらどうでしょう?

限られたコミュニティの中で、変化のない生活を送ることになったら…

多分、ほとんどの記憶が飛んでしまうことでしょう。

 

退院して家に戻ってきたときと同じ生活…

痴呆老人のような彼に戻ってしまうのでは?

そう考えると本当に怖くなります。

 

それで、私たちは老後二人でできることを考えることにしました。

夫婦別々に好きなことをするんじゃなくて、

それぞれが協力し合ってできること…それを二人の夢にしよう!

そう決めたんです。

 

こんなに頑張っているダンナに、定年後も仕事を続けてなんて

とても言えません。

私が一家を支えていけるものなら、代わってあげたいくらいです。

私が起業しようと思った理由はここにもあります。

 

だから老後は好きなことをさせてあげたい。

でも、生き甲斐をもって暮らしてもらいたい。

毎日人と接すること、頭を使うことで記憶をなくさないでほしい。

 

そう考えて、出てきた答えが

「郷土料理の教室をつくること」でした。

なんで郷土料理? しかもなんで教室なわけ?

 

その理由はまた明日お話します。

 

なんだか今日は暗い話になってしまいましたねぇ。