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物語ライティング大隈明子の個人ブログ

物語ライティングができるまで&プライベート日記

仕事を通して得たいもの・・・

私の回答は、「相手に喜んでもらえているという実感」でした。

 

でも、これを実感するのは難しい・・・なぜなら私は下請けだもの~。

下請けライターはそんなもの望んじゃいけないんだ。

そんな、ダイレクトな反応なんて遠い世界の話なんだ…。

 

な~んて思っている私に、

新たな宿題が届いたのです。

 

「クライアントから声を書いてもらってください」

 

はい~?なんですか~?

クライアントって誰のことでしょう?

私の場合は、間に編集者がいるんです。

直接クライアントの声をもらうなんて…無理では??

 

「読者からではなく、お金をくれる方=編集者の声をもらってください」

 

な~るほど~!

私の場合は、私に仕事を発注してくれる人がお客さまなわけね。

 

「マーケティングの第一歩は、お客さまからの声を募ること。

 これはマーケッターとしても大切なことですが、

 それ以上にライターとしても、必ず踏まなければならないステップです。

 ダイレクトな反応は、まず自分から聞こうとしなければ、得られません」

 

おおーーっつ!

言われてみればその通り。

てか、自分の文章がどうか?どんな評価を得ているのか?なんて

聞いてみたことなかったですよ、今まで。

 

発注通りに文章を書いて送る→直しがなければそれで終わり

口座に振り込まれた原稿料を確認して、

あー入ってる、入ってる♪で、終わっていました…今まで。

 

私が書いた文章はお役に立っていたのだろうか…?

編集者に喜んでもらえていたのかしら?

聞きたい!

ちょっとこわいけど早く聞いてみたい!

ライターくまあきへの評価、ドドーンとカモーン♪

というわけで、

早速、お付き合いのある会社に評価を依頼してみました。

 

評価を待つ間は、ちょいとお休みo(^▽^)o

ゆっくり本でも読んで~、温泉にでも行って~o(^▽^)o

 

え? なんですと?

また新たな宿題があるとですか?

なに?なに?目標年収について…?

 

えーっとそれはですね~

明日につづくとです汗

書くことで自分がハッピーになれて、読んだ人もハッピーになれる

 

これがないと、いくら原稿料をいただいても虚しいだけ。

私が働くのは、こんな理由でした。

あ、もちろんお金は必要です、はい!

 

では、「仕事を通して何を得たいのか?」

と聞かれると…

やはり、とりあえずはお金だったりします。

…って、またぁ~~。

 

でもね、ホントは笑顔がほしいんです。

取材した相手の嬉しい顔、

記事を読んだ人の喜んでいる顔。

 

それに私の場合は、本や雑誌の編集者さんから

お仕事をいただいているので、その方の笑顔もポイント大♪

 

私の書いた文章で、多くの人に喜んでもらえるんだったら

そりゃ~もう寝ずに書きます!

もういい…といわれるまで、書いて書いて書きまくりますとも。

 

しかし…

実のところ、相手の笑顔って……笑顔じゃない場合も?(^o^;)

ダイレクトに見られるもんでもありません。

 

前に、本屋で私の書いた単行本を手に取ろうとしている人がいて、

ワクワクしながら、そばで見守っていたことがあります。

でもその人が手に取ったのは、隣にあった類書。

それも、パラパラ~とめくって、すぐに棚に返してしまいました。

 

あぁ・・・こんなものなのね。

一生懸命書いた本も、誰かの目にとまらなければ、

中を開いてももらえないのね・・・。

 

でも、こんな嬉しいこともありました!

ある日取材をした人から電話があって、

「あなたの書いた記事を見て、たくさんの人が来てますよ!」

と、教えてもらったことがあったんです。

 

早速、その場所に行って、遠くからこっそり眺めると、

実際その新聞(地方のフリーペーパーですが…)を持った人たちが

何人かいるじゃ~ありませんか!

 

う・・うれしい!

こんなにダイレクトに反応してくれるなんて、書いて良かった~!

 

そうです!私が仕事でほしいのは、ダイレクトな反応。

「相手に喜んでもらっているという実感!」

 

これで宿題の2も完了~♪

こんなアバウトな回答でいいの?と思いながらも、

最初のハードルはクリアしたのでした。

 

した?…したはずでした…。

 

でもまだ終わっていなかった!

え!なに?なに?(°Д°;≡°Д°;)

これじゃだめなの??

 

明日はそのつづきです~(*^o^*)

1、あなたは何のために働いているのですか?

2、仕事を通して何を得たいですか?

 

自分をブランディングしていくためには、

ここんところをバシッと考えておく必要あり!と、

私も自分のこと、いろいろと考えてみました。

 

で、出た答えは…

 

1、お金のため

 

あれれ~~やっぱりそれなわけ?

夜遅くまで考えて出した答えが、お金ですか…あなた?

 

はい、そうなんです。だってボランティアじゃないんだもん(`ε´)

働いたらお金ほしいですよ~!

やっぱり人間、いい暮らししたいもん。

それに、会社つくったらドドーンともうけたいですもん。

 

でも、この回答を書きながら、今の仕事を始めた頃の自分を思い出しました。

 

私って、お金のためだけに、この仕事はじめたんだっけ?

ライターをしてきて、得られたものってお金だけだっけ??

 

そもそも私がフリーのライターになったのは、

出産で仕事を辞めたからでした。

 

不妊治療をしてまでもできた大切な赤ちゃんです。

保育園に預けずに、自分でずっと育てたい!

朝から晩までこのかわいい子を見ていたい!

そう思っていました。

 

夜泣きして、眠れない日がいくら続いても、

子供の無邪気な笑顔や寝顔を見るだけで癒される。

子供つながりで近所に友達もできて、

楽しいママさんライフを送っていたんです、私。

 

でも、そんなハッピーな毎日の中で、

いつも心のどこかに引っかかっていたものがありました。

 

私…もしかして…社会に取り残されていない?

 

仕事関係の方々はもちろん、

まだ結婚していない友達や、子供のいない友達との距離が

どんどん広がっていく中、私の心にはいつもこの焦りがあったんです。

 

だから、フリーになって最初に仕事をもらえたときはすごく嬉しかった。

あ!私まだ社会とつながっているんだ!

「文章を書く」ってことで、誰かのお役に立てているんだ!

こう考えるだけで、頑張ろうって気持ちになれました。

 

生き甲斐っていうんでしょうか…

子供以外に、そういうものがないと生きていけなかったんです、私。

仕事をしない私なんて、私じゃない!

自分らしくない行き方をしていても、毎日が楽しくない。

その当時の気持ちは、こんな感じでした。

 

それから15年…

私は、世の中から取り残されまい!という気持ちで

ただ突っ走ってきたのだと思います。

 

取材を通して、多くの人に出会うことで、

社会の中の、自分というちっぽけな存在を、

確認しながらここまできたのだと思うんです。

 

取材した記事が、本や雑誌に載れば、

自分も嬉しかったし、取材相手にも喜んでもらえました。

 

もっと書きたい!

もっともっといろんな人に出会って、いろんなことを書きたい!

新しい分野の仕事を受けるときは、こんなワクワクした気持ちで

新しい知識を頭に入れてきました。

 

もっと文章がうまくなりたい!

もっともっと自分自身を向上させたい!

そう思いながら続けてきたのが今の仕事なんです。

 

やっぱり仕事って、お金だけじゃないよね。

「書くことで、自分もその文章を読む人もハッピーになれる」

それがあるから仕事しているんだ、私。

 

ってことは…、

これから仕事をするうえで、大切なことはこれで決まり!

 

「私の文章で、自分もまわりもハッピーになれること」

 

これが私の働く理由。

宿題その1完了ですーーっ!!

 

というわけで、明日は宿題その2へと続きます。

「よーし!自分の価値を高めるぞー!」

「そうそう、自分をブランディングね、ブランディング!」

 

そう考えたのはいいのですが、

「ところで、私の売りってなに?自分にしかできないものってあるの?」

いきなりつまずいてしまいました。

 

そもそも、このブランディングって言葉、つい最近まで知らなかったんです私。

最初は「プランニング」の間違いじゃないかって思ってたくらいです (^_^;)

これからの事業計画なんぞを自分で立てる…そんな感じかな…と。

でも全然違いました。

 

で、ある方から読むといいですよと、勧めてもらったのがこの本↓

キラーブランドの始まりは路地裏の小さなお店から…

2年ほど前の本ですが、面白いです!勉強になります!

 

この本には、小さなビジネスをブランドにする方法が書いてあります。

簡単に書くとこんな感じ↓

 

1、自分の好きな商品やサービスを決める

  (絶対変えられない想いですね)

         ↓

2、これにふさわしいお客さまを設定する

  (誰と取引したいか?ってことですね)

         ↓

3、自分で作る市場は何か?を考える

  (まだどこもやっていないピンとくる組み合わせをひねり出す)

         ↓

4、ミッションを決める

  (その仕事に対する、こだわり、気合い、心意気ってな感じでしょうか)

         ↓

5、どうすればお客さまが望む通りに動いてくれるか考える

  (そういった仕組みをつくる)

         ↓

6、お金を払ってくれたお客さま一人ひとりに満足してもらう

  (これをコツコツと地道に積み重ねていく)

         ↓

7、結果「このブランドじゃなきゃだめ!」というお客さまが増える

 

そして、この道程で絶対忘れてはならないことが

「一貫性を失わない!らしくないことをしない!」だそうです。

道からそれないってことですよね。

 

本を読むと「なるほど~!」って思います。

でも、いざ自分に当てはめて考えてみると…

あきれるほど、何も考えていない自分にビックリです。

1の段階からもう、つまずいちゃってる自分がアンビリーバボー!

 

そんな、頭真っ白な私に、

ある日マーケティングを教えていただいている方から

こんな宿題メールが届きました。

 

質問です。答えてください。

1、あなたは何のために働いているのですか?

2、仕事を通して何を得たいですか?

 

ぬぁに~~??

1=お金、2=お金…なんて答えられないしなぁ。。。

よくよく考えると難問じゃん!

 

でも、これを明確にすることって、もしかして…

自分をブランディングすることにつながるんじゃないの~?

そうかぁ~、では真剣に考えねば!

夜も寝ずに考え抜いて、自分の思いを書き綴らねば!!

 

さて、私の出した答えはいかに…?

昨日のブログで

 

「このままでいいのか私?」

    

「いや!このまま人生終わらせちゃいけない!!」

    

「夫婦の夢に向かって、あたしゃ会社つくりますよ!」     


てな、話をしました。

で、なんでまた自分で会社をつくる話になったのかというと…

それは…

 

はい!お金のためです!

 

え?そうなの?そんな理由なの?

夢は?夫婦の大きな夢はどうしたの??

 

ええ、もちろん夢はありますとも。

それに向かって今から準備もします。

でも、現実的に先立つものがないと、夢は夢のまま終わってしまいます。

 

今の私には何が足りないって…それは資金!

あ、頭も足りません(^o^;)

経験も足りないし、努力も足りない、それに辛抱強さでしょ…

(ガガーン!足りないものばかりじゃん!)

 

ま、とりあえず今大切なのはお金をつくること。

それには、どうしたらいいか?

答えは簡単!今よりいっぱい働いて貯めればいいんです。

 

でも、でもですよ…

ライターって仕事、案外実入りが少ないもんです。

もちろん、売れっ子ライターさんや、売れっ子作家さんは別です。

印税だけで食べていける人だって、世の中ゴマンといるでしょう。

 

しかし、私のような無名下請けライターの場合、

「おー!今年は結構働いたな~!」

って思う年でも、年収にしてみればたいしたことないんです。

会社員時代に比べたら、そりゃ~悲しいほどの収入です。

 

でも、書くことが好きだからいいの♪

お金なんていいのよ♪

在宅で育児をしながら自分の好きな仕事ができるなんて

幸せものでしょ、あなた!

 

そう思っていました、今までは。

しか~し!この状態で死ぬほど仕事量を増やして頑張っても

限界ってもんがあります。

 

昼も夜も週末もつぶして、原稿を書きまくっても、

今のダンナと同じくらいの年収を稼げるか?というと

それは難しい。(うちはすんごい高収入ってわけじゃないけど…)

てか、まず体をこわします。

 

じゃあどうする?

就職する?

離婚して、資産家と再婚する?(ふつう考えませんって~~!)

 

就職…これ、一度は考えました。

でも、年齢が年齢です…はっきりいって40歳以上に求人は厳しい!!

 

よく友達から

「くまあきさんは、ライターなんだから編集の仕事ができるでしょう?」

って言われますけど、この年で出版社や編プロが求めているとしたら、

そりゃもう編集長レベルの人間です。

私にはそこまでの経験や実績はありません…イジイジ

 

でも、私は書く仕事が好きなんです。

稼ぐとしたら、やっぱりこの仕事で稼ぎたいわけです!

 

ではどうしたらいいのか??

 

「それは自分の価値を高めること」

「自分をブランディングすること!」

自分で自分をプロデュースしていく…

そして自分の価値を高めることで、仕事の単価を上げる。

 

ということは…

そうか!くまあきブランドの会社をつくればいいんだ!

私が社長になって、自分で自分を売り込めばいいんだ!

 

で、私…会社をつくることにしましたっ!!

 

でも、世の中そんなに甘いもんじゃ~ありません。

くまあきブランドの会社はどうなるのか…?

 

つづきは、また明日お話しますねo(^-^)o