事故や災害など、

緊急の事態で必要となる

「輸血用血液」。

献血センターや自治体で

献血が行なわれていますが、

それでも輸血用血液は慢性的に不足気味です。

提供された血液の有効期限は三週間で、

血小板なら四日間、

製剤加工されたもので一年間にすぎないためです。

現代の医療技術をもってしても、

未だに血液は作り出すことができません。

そのため毎年六月十四日は

「世界献血者デー」として制定され、

制度面での改善も重ねられて、

五年連続で献血者は増加しているといいます。

ただし冬季は寒さで

外出を控える人が多いせいか、

献血の絶対数が減り、

なおいっそうの献血者が

求められているという実情があります。

本来、

日本人には、

冷静さ、

寛容さ、

協調性、

利他的精神など、

困っている人を放っておけない

「美質」が備わっています。

いついかなる時であっても、

それが自然に発揮できるよう、

心を構えて日々の生活に臨んでいきましょう。

「美質」を発揮するには、

常の心構えからと理解したいものです。
 職場や地域におけるリーダーは、

どのような姿勢で周囲の人を

導けばよいのでしょうか。

二つのタイプを紹介しましょう。

1いつも明るさを失わず、

熱弁をふるうタイプ。

このタイプの人は、

場の雰囲気を高め、

いつの間にか周囲の人を巻き込んで、

やる気にさせます。

職場に欠かすことのできない

存在といえるでしょう。

2常に率先垂範、

黙々と行動するタイプ。

人の嫌がる仕事でも嫌な顔をせず、

テキパキと処理していきます。

いざという時に、

なくてはならない存在です。

リーダーや指導者は

「何を伝えるか」も大切ですが、

「誰が伝えたか」が重要です。

周囲の人を導くために、

自分がどんな背中を見せればいいのかを意識して、

黙して伝える姿勢が大切なのです。

あなたの後姿は、

周囲の人にどう映っているでしょうか。

周囲への配慮を忘れず、

背中で語れるように自己研鑽しているでしょうか。

自分の後姿に注意を向けてみてはいかがでしょう。

他人が昇進する、

ほめられる、会社から好待遇を受ける、

また他の社員から人気があるなどすると、

人は嫉妬心を抱いてしまうことがあります。

嫉妬をしないようにと努めても、

嫉妬心そのものを消すことはなかなかできません。

しかし、

嫉妬も捉え方を変えると、

プラスの事柄として活用することができます。

嫉妬心が生じたら、
次の三点を意識してみましょう。

1その対象の人に負けないような実力を身につけようとする。

2同じ分野でその人にかなわなければ、他の分野で自分を磨く。

3その人は、自分を奮起させてくれる応援者だと受け止め、感謝を深める。

嫉妬は、

自分にないものを渇望する心です。

それが相手への責め心となってしまうと、

お互いの関係を悪くする原因にしかならないでしょう。

しかし、

「嫉妬は自分の課題を教えてくれる尊い師である」

と捉えて努力を重ねれば、

自己向上の大きな糧となるのです。

互いの成長を願いながら切磋琢磨することで、

職場は日々進化するのです。
近年、

法令を順守する重要性が、

いっそう高まってきました。

昨年後半には、

日本企業の国際的信用が失墜しかねない事件も、

相次いで発覚しました。

不正は許さないと考え、

法令を遵守していこうという

動きが世の中に広まってきたことも、

大きな要因かと思われます。

企業の不祥事に際して共通するのは、

いずれも説明責任を回避しようとする動きです。

とりわけトップの姿勢や資質に、

世間の不信感は募るようです。

企業倫理の必要性は、

誰もが自覚しているでしょう。

実際、

企業を取り巻く法律や規則は、

商法をはじめとして二千種前後もあるといわれます。

しかし、

どのような立派な法令・規範があっても、

それを履行できなければ意味がありません。

日本における近代資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一は、

「算盤の基礎の上に、まず道徳を置け」

と語っています。

仕事に従事する者の責任として、

法令や社会規範を遵守していきたいものです。
新しい部署に配属になったMさんは、

勝手が違う職場環境と

不慣れな仕事に右往左往する毎日で、

最近では出社が憂鬱になっていました。

ある日、

朝礼で元気のないMさんを見かねた先輩が、

「明日から時間に余裕をもって出社してみたら」と

早朝出勤を勧めてくれました。

気の重かったMさんでしたが、

翌朝から早めの出勤をするようになりました。

すると数日後、

早朝出勤の真意と効果がわかってきたのです。

一つは仕事前の時間を確保でき、

心に余裕が生まれました。

もう一つは、

その時間を業務の勉強にあて、

仕事がスムーズに覚えられるようになりました。

Mさんが早朝出勤で最も感謝した出来事は、

始業前ということもあり、

先輩たちが付きっきりで業務の

コツを教えてくれたことでした。

早朝の時間帯は、

「電話がないので集中して取り組める」

「先手を打つので仕事を追う余裕が生まれる」など、

まさにゴールデンタイムといえるでしょう。

自分を磨き、

スキルを高める朝の時間を、

有効に活用していきたいものです。