景気低迷による就職難という壁を

突破した新入社員の皆さんは、

今、

どのような心境で業務に取り組んでいるでしょうか。

新卒採用でも中途採用でも、

一定期間の新人研修が終わると、

いずれかの部署に配属され、

社員としての業務内容も決定します。

自身が希望する部署に配属され、

やる気十分の人もいるでしょうが、

苦手な部署に配属されたために

「やる気をなくした」

という人もいるでしょう。

しかしながら、

配された部署や仕事を

「天命」と受け止め、

喜んで意欲的に取り組むか、

「ここは自分には合わない」と決めつけ、

嫌々ながら仕方なしにやるかでは、

将来が大きく変わるのです。

誰でも得意な仕事は楽しくできますが、

苦手な仕事には人一倍の工夫や努力が必要です。

この苦手に挑戦し、

それを乗り越えた時、

人は大きく成長します。

配属や異動の決定を

「天からの命令」と受け止め、

その部署で喜んで努力する時、

自分の成長が図れるのです。

遠方の取引先のトラブル対応のため、

A氏は急遽、

宿泊出張となりました。

準備を整えて出発したA氏は、

現地に到着する直前に、

携帯電話の充電器を忘れたことに気がつきました。

取引先や上司との頻繁な電話のやりとりで、

携帯電話の電池はついに切れてしまいました。

連絡が取れなくなり、

焦りで動揺したA氏。

到着後、

充電器を購入しようとしましたが、

周囲にはあいにく店舗が見当たりませんでした。

A氏は無理を承知で、

当日宿泊予定のホテルに駆け込み、

フロント係に充電器の借用を願い出ました。

すると、

「ホテルの充電器は貸出中ですが、

私の個人的な物でよろしければお使いください」と

快く応じてくれたのです。

そのお陰でA氏は、

何とか事なきを得ることができました。

その感激から、

取引先に対しても、

落ち着いて誠意を込めた対応が取れたのでした。

A氏はこの出来事を通して、

普段の仕事との向き合い方を考えさせられました。

そして、

なお一層、

お客様の役に立つ働きを

心がけようと思ったのです。

「一番はもちろん尊い。

しかし一番よりも尊いビリだってある」

生涯を初等教育に捧げた

東井義雄氏の言葉です。

氏は師範学校に入学後、

マラソン部に属しましたが、

四年間ビリを独占。

道中「ウサギとカメ」の

話を考えながら走りました。

「カメはウサギにはなれないが、

日本一のカメにはなれる。

俺はビリから逃れることはできなくても、

日本一のビリにはなれるはずだ。

ビリであることは恥ずかしいことではない。

怠けることのほうが、

よっぽど恥ずかしい」というのです。

生きていく間には、

最後尾を走らなければならないこともありますが、

日本一立派なビリになることは、

なかなか難しいことです。

なぜなら、

最下位になると卑屈になったり、

心まで貧乏になりやすいものだからです。

しかし最下位の味のわかる

人間でなければ、

困っている人、

弱い人、

貧しい人の気持ちなど

理解できるものではありません。

最下位になっている時は、

得がたい勉強の機会が

与えられている時であると捉え、

一歩ずつ進んでいきましょう。

心肺停止し瞳孔が

開いたら助からないといわれる医療現場。

しかし

「無理」

「できない」

の言葉を使わぬ姿勢と、

体験の中から蓄積してきた事例とで、


こうした急患を社会復帰させる

脳低温療法を生み出したのが、

脳外科医の林成之氏です。

林氏は、

庭、学校、会社を誕生させたのは、

順に「生きたい」

「知りたい」「貢献したい」

という脳の本能だといいます。

人間の本能は、

自己保存と一貫性を保つクセを

に持たせます。

度が過ぎれば保身と事なかれ

主義を生じさせますが、

本能は必要ゆえに備わるものです。

社内でどこか一極に集中している

負担や繁忙には、

必ず脳の本能に基づいたクセが潜んでいます。

そのクセの働きを否定的に捉えるのではなく、

機能不全部分を見つけ出すことで、

改善・改革につなげていきましょう。

努めて具体的に対処することがポイントです。

目標と本能とが両立する改善であれば、

やってみよう>という意識が脳の機能を

高めるはずです。

その上で目標達成のために何を行なうのか、

主体性を備えて仕事に臨みたいものです。
新商品の開発や新規事業の企画では、

新な発想を求められることがあります。

多くの場合、

各人がこれまでに得た知識や経験を

もとに知恵を絞りますが、

それらが固定観念となって、

柔軟な発想を妨げることも少なくないでしょう。

固定観念を払拭して

新たな発想を生み出すには、

これまでに得た知識や経験を、

さまざまな角度から見直す必要があります。

時には、

まったく反対の見方をすることで、

重大な発見を得ることさえあるのです。

音力発電社長の速水浩平氏は、

小学校の理科の授業でモーター発電を学んだ際、

スピーカーはモーターを動かすことで音が出せる。

ならば逆に音からモーターを動かして、

発電することも可能なのではと思ったといいます。

この音力発電の開発を大学生になってから開始し、

人間が日常生活で発する音を利用して発電させるという、

エコ発電の実現化に向けて研究を続けています。

改善改革のヒントは、

身近なところにあるものです。

これまでの物事の見方を変え、

発想転換を図りながら、

業務の中で新たな可能性を発見したいものです。