遠方の取引先のトラブル対応のため、

A氏は急遽、

宿泊出張となりました。

準備を整えて出発したA氏は、

現地に到着する直前に、

携帯電話の充電器を忘れたことに気がつきました。

取引先や上司との頻繁な電話のやりとりで、

携帯電話の電池はついに切れてしまいました。

連絡が取れなくなり、

焦りで動揺したA氏。

到着後、

充電器を購入しようとしましたが、

周囲にはあいにく店舗が見当たりませんでした。

A氏は無理を承知で、

当日宿泊予定のホテルに駆け込み、

フロント係に充電器の借用を願い出ました。

すると、

「ホテルの充電器は貸出中ですが、

私の個人的な物でよろしければお使いください」と

快く応じてくれたのです。

そのお陰でA氏は、

何とか事なきを得ることができました。

その感激から、

取引先に対しても、

落ち着いて誠意を込めた対応が取れたのでした。

A氏はこの出来事を通して、

普段の仕事との向き合い方を考えさせられました。

そして、

なお一層、

お客様の役に立つ働きを

心がけようと思ったのです。