クローリングモンキーのたわごと -41ページ目

クローリングモンキーのたわごと

諸行無常なれど素敵なことが
溢れたるこの広い世界。
日々の由無しごとを
普遍的な好奇心をもって
徒然なるままにつぶやきます。

平ヶ岳の山中、目にとまったピンクの花。
図鑑で調べるとコイワカガミですね。
タフな山歩きほど、
小さな高山植物にチアーアップされる気がします。


コイワカガミ

登山道の藪で細長いタケノコの芽を発見。


登山道脇の竹の芽

今年の雪融け以降ツキノワグマの遭遇事故が多発。
十和田大湯の4名連続事故には正直大ショック。
旬の食材で高価に取引される
ネマガリダケ採りで
熊と鉢合わせした可能性が高いようですが…

平ヶ岳山中で見かけた竹の芽。
熊が大好きなネマガリダケ?

連日のNEWSで、
頭でっかちになっているきらいもあるのですが、
登山中に笹に囲まれた道で
「グー」 や 「ウンが~」
等と聴こえた気がしたのは
空耳でしょうか。

こんな時にはクマ除鈴を16ビートで振って
歌を唄うようにしているのですが、
動揺して歩くスピードも早くなり
何となく心身疲れます。

今回は唐辛子スプレーを携帯して
山に入りましたが、
山頂で出会った登山者もやはり
熊よけスプレー持参でした。
噴射止めの安全キャップを無くした
といっておられましたけど、たいへん。。


ところで、
苦労して登った
平ヶ岳の山頂エリアの湿原の景色には
とても癒されましたが、

会津駒ケ岳~平ヶ岳~巻機山~苗場山
と東から南西に並ぶ会津・魚沼地域の百名山は、
みな山頂付近が池塘のある平らな湿地帯ですね。
考古学的に何か造山の歴史の
共通性がありそうで興味深いです。






夏至も近い6月中旬、
新潟と群馬の県境に位置する平ヶ岳へ。

山小屋がなく長丁場の歩行となる
日帰り山歩きなので
最も日の長い季節を選びました。

前夜、以前もお世話になった
会津駒ケ岳登山口の向かいの宿
すぎのやさんに宿泊、

朝3時に起床。
寝起きで食欲ない中、
無理やり炭水化物を摂ってから
362号線で国道沿いの鷹ノ巣登山口へ
明るくなり始めた4時半から入山。


鷹ノ巣登山口

しばらく幅員のある林道を歩くと、
「すぐヤセ尾根です」の看板がある処から
登山道が始まります。

小雨が止まず、
樹林帯を抜けたあとの長い痩せ尾根歩きは
濡れた岩の上でスリップせぬよう
速る気持ちを抑え慎重に歩きました。

途中、腿の裏、
大腿二頭筋が攣りかけましたが
ひたすら登り続けて5時間、
姫ノ池が現れ、眼前に平らな湿原が広がります。


池ノ岳(姫ノ池)

一気に疲れも吹っ飛び
山頂までゆっくり木道を歩いていると
薄く陽も差してきました。
しかしガスに遮られ遠望は望めないまま残念。

30分ほどで山頂に到着。
山頂前の簀の子が敷設された休憩エリアで
宿で作ってもらった弁当を食べエネルギー補給。


平ヶ岳山頂と三角点

じっくり慎重に下るため
余り長く滞在できないのは
わかっていましたが、
40分ほどのんびりしてしまいました。


山頂より西、木道はここまでで終点

山頂より西に木道が続いていたので
歩いて見ると通行止めでしたが
杭の向こうに更に小径が続いています。
どこまでいけるのかなと気になります。


天幕も可能な簀子で休む…今回雪歩き装備は出番なし

姫ノ池の淵で再度
緩やかな湿地帯を眼に焼き付けてから
さあ下山。
帰りは青空も見え始め、
気力体力ともまだ十分。

モチベーションが下がりがちな帰り道ですが、
とにかく安全第一にゆっくり歩きます。


南東に燧ヶ岳の双耳峰が拝めます

下山時のクライマックス、
スリップのリスクの高い痩せ尾根も
雨が上がって岩が乾き
登りの時心配したほどの緊張感はなく
歩けました。


痩せ尾根を見下ろしながらゆっくり下山

下山にも登りとほぼ同じ時間をかけ
12時間の山旅を無事終了。

足の筋肉がパンパンで車の運転にも
支障があるほど。

檜枝岐村の駒の湯で汗を流し
筋肉を揉みほぐしながら余韻に浸りました。


近所のスーパーで購入した
おつとめ品半額のサラダ菜。

水洗いしていたら
中から青虫が出てきて
排水口の籠の中で
水道水に打たれながらも
くねくね蠢いていました。

そのまま生ゴミに出すのも胸が痛み、
いっとき面倒を見ることにしました。

これも何かの縁、
青虫=モンシロチョウの幼虫
という固定観念の下
成虫になるまで成長を
見届けようと…。

3日たった日、青虫が
なにかを求めて盛んに動き出して
半日程で大人しくなったかた思うと

入れてあった固いキャベツの芯に
ぶら下がって口から細い糸を吐きながら
動かなくなり蛹に変態。

それから1週間過ぎ、
色も緑から焦茶色部分が増え
羽のような形もうっすら見えます。


蛹化した幼虫

昆虫図鑑によると
モンシロチョウは蛹化して
一週間くらいで羽化する…と書いてあったので
あわよくば羽化の瞬間を観察できるかもしれないと
もう少し待ってみることに。

更に3日、
やっぱり羽化までは難しかったかな
と思って就寝した翌日未明…

一匹の小さい蛾がペットボトル拵えの
カゴのなかでじっとしていました。

くすんだ斑模様の羽色、
これはモンシロチョウではない。。


羽化した蛾

羽の紋様と体長などから類推すると、
これはヤガ科のヨトウガの仲間。

沢山の種類があり幼虫の特徴も
いろいろバリエーションがあるようです。

ヨトウガは夜盗蛾と表記し、
幼虫が夜間農作物を食い荒らすことで
命名された呼び名のようで、

憎たらしい生き物を飼育してしまったと
後悔しきり。

成虫はじっとしたまま動かないので
健全な羽化に失敗したかもしれない
このまま助からないなら
土に返してやるかと思いきや、

日が暮れて夜の帳が降りる頃
昼間じっとしていた態度が一変、

籠の中でバタバタ活発に動き出しました。
夜行性がかなり分かり易い。

農作物の食害生物かもしれないとはいえ
せっかく拾った命、
殺生する気にはなれず、
夜の闇に解き放しました。

きっと子育て中の燕の餌にでもなるだろうと…

けだし生き物の生命力に感心させられた
この2週間でした。



遊歩道をランニング中、
行く手を邪魔して横たわる蛇に遭遇。
体長6~70cmのシマヘビ。



なんか体がシワシワな感じに見えます。
木片などを投げて追い払おうとしましたが
びくとも動かぬまま。



干からびて死んでるのかと思って
股いで飛び越えようとしたら、
急に踵を返して
這って逃げていきました。

自転車やバイクが通って踏んづける
かもしれないので
一応命を救った動物愛護者の
つもりになっていましたが、

車輪に踏まれたぐらいでは
致命傷にはならない身体かもしれないし、

もしや脱皮の最中に
コンセントレーションしているのを
邪魔をしてしまったかもしれない
もうしわけなかったという気持ちに…

そして、
次の日も同じ場所を通ったら、
頭から尾の先まで全長1.5mも
ありそうな蛇に遭遇。

シワシワじゃなくハリのあるツヤツヤの肌。
もしや昨日の蛇?
脱皮してひとまわり大きくなった?

同一個体か確信はありませんが、
お礼を言うため待機していたのかも…
等と考えると日本昔話のようでいとをかし。

蛇の抜け殻は金運をよぶなんていう
言い伝えもあるようで、

前日そのまま放っておいたら
蛇の抜け殻GETできていたかもしれません。

グレートトラバースの田中陽希さんが
途中で拾った蛇の抜け殻を
お守りとしてぶら下げて
二百名山チャレンジされているシーンを
思い出しました。



季節は立夏~小満
夏日もだんだん増え
ひときは緑が濃くなり
道端の雑草も
はちきれんばかりの
競演を始めました。
目に付いた草のショットいくつか。

小判草の実はGW頃の緑色から黄金色に変わり
艶も出て慶長大判のような彩に。

黄金色の小判草

空き地に咲いた長実ヒナゲシ。
花の下の部分の円筒状の果実が
細長く特徴的で花名の由来だそう。
ケシ科植物だけどアヘン成分は無し。

長実ヒナゲシ

別の楕円形の葉の植物の下から
顔を出した紫の小さい花弁。
紫片喰(ムラサキカタバミ)と思われます。
葉はクローバーのような形でした。

ムラサキカタバミ

いい香りを発した木犀にクロアゲハが
集まっていました。

ギンモクセイにクロアゲハ